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公開番号2024051715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158021
出願日2022-09-30
発明の名称画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類A61B 5/00 20060101AFI20240404BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】患部と一緒に色見本等を撮影しなくとも、同一患者の同一患部について異なる日時に撮影された画像の色及び輝度を高い精度で合わせることを可能とする。
【解決手段】画像処理装置106は、同一患者の同一の傷病領域を含むように撮影された第1の画像と第2の画像を取得し、第1の画像および第2の画像それぞれの傷病領域を除いた領域から経時的に変化する可能性の低い領域を第1の比較領域および第2の比較領域として検出し、第2の比較領域の色および輝度を第1の比較領域の色および輝度に合わせるための補正係数を演算し、補正係数を用いて第2の画像の色および輝度を補正した画像を生成する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
同一患者の同一の傷病領域を含むように撮影された第1の画像と第2の画像を取得する第1の取得手段と、
前記第1の画像および前記第2の画像それぞれの前記傷病領域を除いた領域から経時的に変化する可能性の低い領域を第1の比較領域および第2の比較領域として検出する検出手段と、
前記第2の比較領域の色および輝度を前記第1の比較領域の色および輝度に合わせるための補正係数を演算する演算手段と、
前記補正係数を用いて前記第2の画像の色および輝度を補正した画像を生成する補正手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1の画像の元の第1のRAW画像と前記第2の画像の元の第2のRAW画像を取得する第2の取得手段を備え、
前記補正手段による前記第2の画像の色および輝度を補正した画像の生成は、前記第2のRAW画像に対する前記補正係数を用いた現像処理によって行われることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記演算手段は、前記第1のRAW画像において前記第1の比較領域に対応する領域の各色の輝度と、前記第1のRAW画像から前記第1の画像が生成され際に用いられたホワイトバランス係数と、前記第2のRAW画像において前記第2の比較領域に対応する領域の各色の輝度と、を用いて前記補正係数を演算することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記ホワイトバランス係数は、前記第1の画像を撮像した撮像装置において前記第1のRAW画像の属性情報に含まれることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記検出手段は、前記第1の比較領域と前記第2の比較領域を同じ方法で検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記第1の比較領域を決定するために用いられた方法と前記第1の比較領域の座標情報とを有する比較領域情報を生成する生成手段を備え、
前記検出手段は、前記比較領域情報がある場合に、前記比較領域情報に基づいて前記第2の比較領域を検出することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記検出手段は、前記第1の比較領域と前記第2の比較領域を、予め定められた広さ閾値以上の面積を有する正常な組織領域から検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記検出手段は、前記第1の比較領域と前記第2の比較領域を、前記傷病領域から予め定められた閾距離以上離れている領域から検出することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記閾距離は前記傷病ごとに定められていることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記検出手段は、前記第1の比較領域と前記第2の比較領域を、前記傷病の発症確率が予め定められた発症閾値よりも小さい部位から検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関し、特に画像の色及び輝度を補正する技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
基準となる色見本画像を患者の皮膚と一緒に撮影して表示色を調整する画像処理装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-19050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
患部(傷病部位)の経過観察を行う際に、患部の状態を記録するために患部を撮影することがある。撮影日時の異なる撮影画像で患部を比較する際には、画像の色及び輝度を高い精度で合わせることが望ましい。この課題に対して上記特許文献1に記載された技術を用いた場合、常に患者の皮膚と一緒に基準となる色見本を同じ撮影しなければならず、手間が掛かるという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、患部と一緒に色見本等を撮影しなくとも、同一患者の同一患部について異なる日時に撮影された画像の色及び輝度を高い精度で合わせることを可能とする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る画像処理装置は、同一患者の同一の傷病領域を含むように撮影された第1の画像と第2の画像を取得する第1の取得手段と、前記第1の画像および前記第2の画像それぞれの前記傷病領域を除いた領域から経時的に変化する可能性の低い領域を第1の比較領域および第2の比較領域として検出する検出手段と、前記第2の比較領域の色および輝度を前記第1の比較領域の色および輝度に合わせるための補正係数を演算する演算手段と、前記補正係数を用いて前記第2の画像の色および輝度を補正した画像を生成する補正手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、患部と一緒に基準色見本を撮影しなくとも、同一患者の同一患部について異なる日時に撮影された画像の色及び輝度を高い精度で合わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る医療システムのシステム構成を示す図である。
撮像装置の概略のハードウェア構成を示す図である。
撮像装置で実行される患部画像ファイル生成処理のフローチャートである。
患部画像ファイルの概略構成を説明する模式図である。
画像処理装置の概略のハードウェア構成を示す図である。
画像処理装置で実行されるRAW画像の現像処理のフローチャートである。
画像処理装置で実行される比較領域決定処理のフローチャートである。
傷病特性テーブルの一例を示す図である。
画像処理装置で実行される色・輝度補正処理を示すフローチャートである。
画像処理装置のディスプレイに表示されるUI画面の一例を示す図である。
基準画像における比較領域と傷病領域の検出例を示す図である。
基準画像における比較領域と傷病領域の別の検出例を示す図である。
同一部位に複数の傷病がある場合に比較領域を決定する処理のフローチャートである。
基準画像における比較領域と傷病領域の更に別の検出例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、患者の患部を撮影した撮影日時の異なる画像(以下「患部画像」と言う)に関連付けられて記録された検査情報を用いて、各患部画像の色及び輝度を合わせる画像処理(色・輝度補正処理)を行う画像処理装置を有する医療システムについて説明する。
【0010】
図1は、実施形態に係る医療システム100のシステム構成を示す図である。医療システム100は、大略的に、管理システム100A、撮像装置101及び画像処理装置106がネットワーク102を介して互いに通信可能に接続されることによって構成されている。管理システム100Aは、電子カルテ表示端末103、電子カルテ管理端末104、画像管理端末105、検査情報DB108、施設情報DB109及び画像情報DB110を有する。なお、「DB」は「データベース」を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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