TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024051301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157382
出願日2022-09-30
発明の名称通信システム、基地局装置、及び端末装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 8/22 20090101AFI20240404BHJP(電気通信技術)
要約【課題】一の基地局が通常の第1セル(NRセル)と機能を削減した端末に対応した第2セル(RedCapセル)とを構成する場合に、端末装置の接続先セルを切替えるときのシーケンス数を抑制できる通信システムを提供する。
【解決手段】通信システムは、通常のNRセル131と機能を削減した端末110に対応したRedCapセル132とを構成する基地局A120と、両方のセルに選択的に接続可能な端末装置110と、を備える。端末装置110は、機能を削減した端末であることを示すRedCap情報をNRセル131に送信するT604。基地局A120は、端末装置110からRedCap情報を受信し、且つ、所定の切替条件が満たされている場合、端末装置110をRedCapセル132に接続させるT607。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
通常の第1セルと、機能を削減した端末に対応した第2セルとを構成する基地局装置と、
前記第1セルと前記第2セルとに選択的に接続可能な端末装置と、を備え、
前記端末装置は、前記第1セル及び前記第2セルのうち一方のセルに接続するための処理において、前記端末装置が通常の端末と比較し機能を削減した端末であることを示す第1情報を、前記一方のセルに送信し、
前記基地局装置は、前記端末装置から前記第1情報を受信し、且つ所定の切替条件が満たされている場合、前記端末装置と前記第1セル及び前記第2セルのうち他方のセルとの間で無線通信するための無線リソースを割り当てて、前記端末装置を前記他方のセルに接続させる、
通信システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
端末装置と無線通信を行う無線通信部と、
前記無線通信部を制御して、通常の第1セルと機能を削減した端末に対応した第2セルとを構成する制御部と、を備えた基地局装置であって、
前記無線通信部は、前記端末装置が前記第1セル及び前記第2セルのうち一方のセルに接続するための処理において、前記端末装置が通常の端末と比較し機能を削減した端末であることを示す第1情報を受信し、
前記制御部は、前記無線通信部が前記第1情報を受信し、且つ所定の切替条件が満たされている場合、前記端末装置と前記第1セル及び前記第2セルのうち他方のセルとの間で無線通信するための無線リソースを割り当てて、前記端末装置を前記他方のセルに接続させる、
基地局装置。
【請求項3】
前記無線通信部は、前記端末装置が他の基地局装置が構成する第3セルから前記一方のセルである前記第1セルにハンドオーバーした場合、前記第1情報を含むメッセージを前記端末装置から受信し、
前記制御部は、前記無線通信部が前記メッセージを受信し、且つ前記第2セルが規制中でない場合、前記端末装置を前記他方のセルである前記第2セルに接続させる、
請求項2に記載の基地局装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記無線リソースを割り当てた後、前記第2セルと通信開始すべきタイミングを、前記第1セルから前記端末装置に通知する、
請求項3に記載の基地局装置。
【請求項5】
前記無線通信部は、前記端末装置が前記一方のセルである前記第2セルと接続するための手順を行う場合、前記第1情報を含むメッセージを前記端末装置から受信し、
前記制御部は、前記無線通信部が前記メッセージを受信し、前記端末装置が前記第1セルの通信規格に対応する端末であることを示す第2情報が前記メッセージに含まれ、且つ前記第2セルが規制中である場合、前記端末装置を前記他方のセルである前記第1セルに接続させる、
請求項2に記載の基地局装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第2セルが規制中でない場合、前記端末装置を前記第2セルに接続させる、
請求項5に記載の基地局装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記無線リソースを割り当てた後、前記第1セルと通信開始すべきタイミングを、前記第1セルから前記端末装置に通知する、
請求項5に記載の基地局装置。
【請求項8】
基地局装置が構成する通常の第1セル及び機能を削減した端末に対応した第2セルと、選択的に無線通信を実行可能な無線通信部と、
前記無線通信部を制御する制御部と、を備えた端末装置であって、
前記無線通信部は、前記端末装置が他の基地局装置が構成する第3セルから前記第1セルにハンドオーバーした場合、前記端末装置が通常の端末と比較し機能を削減した端末であることを示す第1情報を含むメッセージを、前記第1セルに送信し、
前記制御部は、前記メッセージの送信後に、前記第2セルと通信開始すべきタイミングを前記第1セルから通知された場合、前記基地局装置によって割り当てられた無線リソースに基づいて、前記タイミングで前記第2セルに接続する、
端末装置。
【請求項9】
基地局装置が構成する通常の第1セル及び機能を削減した端末に対応した第2セルと、選択的に無線通信を実行可能な無線通信部と、
前記無線通信部を制御する制御部と、を備えた端末装置であって、
前記無線通信部は、前記端末装置が前記第2セルと接続するための手順を行う場合、前記端末装置が通常の端末と比較し機能を削減した端末であることを示す第1情報を含むメッセージを、前記第2セルに送信し、
前記制御部は、前記メッセージの送信後に、前記第1セルと通信開始すべきタイミングを前記第2セルから通知された場合、前記基地局装置によって割り当てられた無線リソースに基づいて、前記タイミングで前記第1セルに接続する、
端末装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、通信システム、基地局装置、及び端末装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、RedCap(Reduced Capability)が検討されている(例えば非特許文献1参照)。RedCapは、IoT(Internet of Things)機器などの利用を想定した、NR(New Radio)機能の一部(例えば、Band幅やMIMOなど)を制限する規格である。このRedCapに関して、3GPP においてEarly Indication機能が議論されている。
【0003】
Early Indication機能は、RACH(Random Access Channel)のメッセージにて、UE(User Equipment)がRedCap UEであることを基地局側に通知する機能である。例えば災害時において、基地局はEarly Indicationの通知に基づいてUEがRedCap UEであるかを判断し、RedCap UEであると判断したUEの接続を規制する。これにより、例えば災害時において、多数のUEの同時接続によって緊急度の高い通信が阻害される可能性を抑制できる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
3GPP TSG RAN WG1 Meeting #106-e, 16-27 August 2021, R1-2108271, RAN1 agreements for Rel-17 NR RedCap
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通信の接続性の観点から、RedCap UEをデュアルUEにすることが検討されている。デュアルUEは、RedCapセルに加えて、NRセルにも接続可能な機能を備える。また一の基地局が、RedCapセルとNRセルとの両方を展開することが想定される。RedCap UEの接続先セルをこれらのRedCapセル及びNRセルの間で切替える必要がある場合に、シーケンス数や処理負荷が抑制された処理によって、RedCap UEの接続先セルの切替えを実現できることが望ましい。
【0006】
本開示の一態様は、一の基地局が通常の第1セルと機能を削減した端末に対応した第2セルとを構成する場合に、端末装置の接続先セルを第1セル及び第2セルの間で切替えるときのシーケンス数や処理負荷を抑制できる通信システム、基地局装置、及び端末装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る通信システムは、通常の第1セルと、機能を削減した端末に対応した第2セルとを構成する基地局装置と、前記第1セルと前記第2セルとに選択的に接続可能な端末装置と、を備え、前記端末装置は、前記第1セル及び前記第2セルのうち一方のセルに接続するための処理において、前記端末装置が通常の端末と比較し機能を削減した端末であることを示す第1情報を、前記一方のセルに送信し、前記基地局装置は、前記端末装置から前記第1情報を受信し、且つ所定の切替条件が満たされている場合、前記端末装置と前記第1セル及び前記第2セルのうち他方のセルとの間で無線通信するための無線リソースを割り当てて、前記端末装置を前記他方のセルに接続させる。
【0008】
本開示の一態様に係る基地局装置は、端末装置と無線通信を行う無線通信部と、前記無線通信部を制御して、通常の第1セルと機能を削減した端末に対応した第2セルとを構成する制御部と、を備えた基地局装置であって、前記無線通信部は、前記端末装置が前記第1セル及び前記第2セルのうち一方のセルに接続するための処理において、前記端末装置が通常の端末と比較し機能を削減した端末であることを示す第1情報を受信し、前記制御部は、前記無線通信部が前記第1情報を受信し、且つ所定の切替条件が満たされている場合、前記端末装置と前記第1セル及び前記第2セルのうち他方のセルとの間で無線通信するための無線リソースを割り当てて、前記端末装置を前記他方のセルに接続させる。
【0009】
本開示の一態様に係る端末装置は、基地局装置が構成する通常の第1セル及び機能を削減した端末に対応した第2セルと、選択的に無線通信を実行可能な無線通信部と、前記無線通信部を制御する制御部と、を備えた端末装置であって、前記無線通信部は、前記端末装置が他の基地局装置が構成する第3セルから前記第1セルにハンドオーバーした場合、前記端末装置が通常の端末と比較し機能を削減した端末であることを示す第1情報を含むメッセージを、前記第1セルに送信し、前記制御部は、前記メッセージの送信後に、前記第2セルと通信開始すべきタイミングを前記第1セルから通知された場合、前記基地局装置によって割り当てられた無線リソースに基づいて、前記タイミングで前記第2セルに接続する。
【0010】
本開示の一態様に係る端末装置は、基地局装置が構成する通常の第1セル及び機能を削減した端末に対応した第2セルと、選択的に無線通信を実行可能な無線通信部と、前記無線通信部を制御する制御部と、を備えた端末装置であって、前記無線通信部は、前記端末装置が前記第2セルと接続するための手順を行う場合、前記端末装置が通常の端末と比較し機能を削減した端末であることを示す第1情報を含むメッセージを、前記第2セルに送信し、前記制御部は、前記メッセージの送信後に、前記第1セルと通信開始すべきタイミングを前記第2セルから通知された場合、前記基地局装置によって割り当てられた無線リソースに基づいて、前記タイミングで前記第1セルに接続する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
音声による制御装置
5日前
個人
インターホンシステム
26日前
個人
ヘッドホンカバー
2か月前
株式会社奥村組
通信設備
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
BoCo株式会社
聴音装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
5日前
オムロン株式会社
通信装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
BoCo株式会社
聴音装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用の撮像装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
6日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
3か月前
日本放送協会
無線伝送システム
1か月前
リオン株式会社
聴取装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
12日前
日本無線株式会社
無線受信装置
16日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
2か月前
個人
電子透かし埋め込み及び抽出方法
16日前
株式会社ベアリッジ
携帯無線機
3か月前
BoCo株式会社
骨伝導聴音装置
6日前
株式会社Move
イヤホン
1か月前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
1か月前
株式会社アーク
情報処理システム
2か月前
シャープ株式会社
表示装置
3か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
2か月前
船井電機株式会社
表示装置
1日前
個人
テレビ画面の注視する画像の表示方法
2か月前
日本放送協会
送信装置及び受信装置
1か月前
日本放送協会
送信装置及び受信装置
1か月前
個人
共鳴管型スピーカーエンクロージャー
1か月前
続きを見る