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公開番号2024051264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157324
出願日2022-09-30
発明の名称制御装置、移動体、制御プログラム及び制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20240404BHJP(車両一般)
要約【課題】
虚像表示装置により表示される虚像が灯具により照射される光と重複することにより視認され難くなってしまう事態を回避すること。
【解決手段】
制御装置は、移動体に搭載されている虚像表示装置により表示される虚像に関する虚像データを取得する虚像データ取得部と、前記移動体に搭載されている灯具により光が照射される照射領域を示す照射領域データを取得する照射領域データ取得部と、前記移動体の運転者から前記虚像までの距離を調整することが可能であり、前記虚像と前記照射領域とが重複する場合、前記虚像の少なくとも一部と前記照射領域とが重複しないように前記虚像表示装置及び前記灯具の少なくとも一方を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
移動体に搭載されている虚像表示装置により表示される虚像に関する虚像データを取得する虚像データ取得部と、
前記移動体に搭載されている灯具により光が照射される照射領域を示す照射領域データを取得する照射領域データ取得部と、
前記移動体の運転者から前記虚像までの距離を調整することが可能であり、前記虚像と前記照射領域とが重複する場合、前記虚像の少なくとも一部と前記照射領域とが重複しないように前記虚像表示装置及び前記灯具の少なくとも一方を制御する制御部と、
を備える制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記運転者から前記虚像までの距離を変更するように前記虚像表示装置を制御する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記運転者から前記虚像までの距離を維持するように前記虚像表示装置を制御する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
明るさセンサにより計測された前記照射領域の明るさを示す明るさデータを取得する明るさデータ取得部を更に備え、
前記虚像データ取得部は、前記虚像の明るさを示す前記虚像データを取得し、
前記制御部は、前記虚像の明るさが前記照射領域の明るさ以上である場合、前記虚像表示装置及び前記灯具の少なくとも一方を制御する、
請求項2又は請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
物体検知センサにより実行された前記移動体と異なる物体の存否を検知する処理の結果を示す物体存否データを取得する物体存否データ取得部を更に備え、
前記制御部は、前記物体が存在し、前記物体が存在することを前記運転者に認識させる必要がある場合、前記虚像が表示される位置を維持するように前記虚像表示装置を制御しつつ、前記灯具を制御する、
請求項3に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記虚像と前記照射領域とが重複する場合、前記虚像と前記照射領域とが重複しないように前記虚像表示装置及び前記灯具の少なくとも一方を制御する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記移動体は、車両であり、
前記虚像表示装置は、前記移動体の運転者の視野に運転に必要な情報を示す前記虚像を表示し、
前記灯具は、前記車両の前方に光を照射する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
虚像を表示する虚像表示装置と、
光を照射する灯具と、
前記虚像表示装置により表示される虚像に関する虚像データを取得する虚像データ取得部と、
前記灯具により光が照射される照射領域を示す照射領域データを取得する照射領域データ取得部と、
前記移動体の運転者から前記虚像までの距離を調整することが可能であり、前記虚像と前記照射領域とが重複する場合、前記虚像の少なくとも一部と前記照射領域とが重複しないように前記虚像表示装置及び前記灯具の少なくとも一方を制御する制御部と、
を備える移動体。
【請求項9】
移動体に搭載されている虚像表示装置により表示される虚像に関する虚像データを取得し、
前記移動体に搭載されている灯具により光が照射される照射領域を示す照射領域データを取得し、
前記移動体の運転者から前記虚像までの距離を調整することが可能であり、前記虚像と前記照射領域とが重複する場合、前記虚像の少なくとも一部と前記照射領域とが重複しないように前記虚像表示装置及び前記灯具の少なくとも一方を制御する、
制御プログラム。
【請求項10】
移動体に搭載されている虚像表示装置により表示される虚像に関する虚像データを取得し、
前記移動体に搭載されている灯具により光が照射される照射領域を示す照射領域データを取得し、
前記移動体の運転者から前記虚像までの距離を調整することが可能であり、前記虚像と前記照射領域とが重複する場合、前記虚像の少なくとも一部と前記照射領域とが重複しないように前記虚像表示装置及び前記灯具の少なくとも一方を制御する、
制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、移動体、制御プログラム及び制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車等の移動体には、多数の組込みソリューションが搭載されており、組込みソリューションに関する技術の開発が活発に進められている。例えば、組込みソリューションの例として、ヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-Up Display)、アダプティブハイビームシステム(Adaptive High-beam System)及びオートマチックハイビームシステム(Automatic High-beam System)が挙げられる。
【0003】
ヘッドアップディスプレイは、自動車に搭載されている虚像表示装置により運転者の視野に運転等に必要な情報を示す虚像を表示する技術である。アダプティブハイビームシステムは、前方を走行している他の自動車、反対車線を走行している自動車等の運転者の運転を妨げないようにする目的のために、前照灯により光を照射する領域を調整する技術である。オートマチックハイビームシステムは、同様の目的のために、ハイビームとロービームとを自動的に切り替える技術である。
【0004】
また、例えば、特許文献1には、画像処理ユニットが開示されている。この画像処理ユニットは、判定部と、生成部とを備える。判定部は、車両の前方に存在し、且つ車両の運転者の視点で第1の虚像と重ねられる実際の風景部分である第1の背景領域の背景明るさを判定する。生成部は、背景明るさに基づく画像明るさを有し、且つ運転者によって視認される第1の虚像に対応する第1の表示要素を生成する。そして、生成部は、判定部によって判定された第1の背景領域内の背景明るさが複数のレベルを有する時に、複数のレベルのうちの第1のレベルのみに基づく画像明るさを有する第1の表示要素を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-73073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述した画像処理ユニットは、運転者の視点で第1の背景領域のうち第1の虚像が表示される部分にヘッドライトの光が照射されている場合、第1の虚像が視認され難くなってしまうことがある。
【0007】
そこで、本発明は、虚像表示装置により表示される虚像が灯具により照射される光と重複することにより視認され難くなってしまう事態を回避することができる制御装置、移動体、制御プログラム及び制御方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明の制御装置は、移動体に搭載されている虚像表示装置により表示される虚像に関する虚像データを取得する虚像データ取得部と、 前記移動体に搭載されている灯具により光が照射される照射領域を示す照射領域データを取得する照射領域データ取得部と、前記移動体の運転者から前記虚像までの距離を調整することが可能であり、前記虚像と前記照射領域とが重複する場合、前記虚像の少なくとも一部と前記照射領域とが重複しないように前記虚像表示装置及び前記灯具の少なくとも一方を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、虚像表示装置により表示される虚像が灯具により照射される光と重複することにより視認され難くなってしまう事態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る虚像表示装置、灯具及び制御装置の例を示す図である。
虚像領域及び虚像の例を示す図である。
実施形態に係る制御装置により実行される処理の例を説明するための図である。
実施形態に係る制御装置により実行される処理の例を説明するための図である。
実施形態に係る制御装置により実行される処理の例を説明するための図である。
実施形態に係る制御装置により実行される処理の例を説明するための図である。
実施形態に係る制御装置により実行される処理の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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