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公開番号2024050456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2023149018
出願日2023-09-14
発明の名称ビタミンB1含有経口組成物
出願人大正製薬株式会社
代理人
主分類A61K 31/51 20060101AFI20240403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ビタミンB1若しくはその誘導体又はそれらの塩を含有した経口組成物において、ビタミンB1類由来の不快臭が軽減された組成物を提供すること。
【解決手段】ビタミンB1類、及びペポカボチャ種子抽出物を含有することを特徴とし、ビタミンB1類の濃度が、次のi)又はii)である経口組成物。
i)経口液体組成物の場合、0.0001w/v%~2.0w/v%
ii)経口固体組成物の場合、0.0001w/w%~2.0w/w%
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ビタミンB1類、及びペポカボチャ種子抽出物を含有することを特徴とし、ビタミンB1類の濃度が、次のi)又はii)である経口組成物。
i)経口液体組成物の場合、0.0001w/v%~2.0w/v%
ii)経口固体組成物の場合、0.0001w/w%~2.0w/w%
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
ビタミンB1類がチアミン、フルスルチアミン、チアミンジスルフィド、ベンフォチアミン及びそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の経口組成物。
【請求項3】
ペポカボチャ種子抽出物の濃度が、次のi)又はii)である請求項1又は2に記載の経口組成物。
i)経口液体組成物の場合、0.01w/v%~2.0w/v%
ii)経口固体組成物の場合、0.01w/w%~20.0w/w%
【請求項4】
エンテロジオールの濃度が、次のi)又はii)である請求項1又は2に記載の経口組成物。
i)経口液体組成物の場合、0.0002w/v%~0.08w/v%
ii)経口固体組成物の場合、0.0002w/w%~0.8w/w%
【請求項5】
アデノシンの濃度が、次のi)又はii)である請求項1又は2に記載の経口組成物。
i)経口液体組成物の場合、0.00001w/v%~0.004w/v%
ii)経口固体組成物の場合、0.00001w/w%~0.04w/w%
【請求項6】
経口液体組成物又は経口固体組成物である請求項1又は2に記載の経口組成物。
【請求項7】
pHが2.0~7.0である請求項1又は2に記載の経口液体組成物。
【請求項8】
ビタミンB1類含有経口組成物におけるビタミンB1類の不快臭を、ペポカボチャ種子抽出物を含有させて抑制する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビタミンB1若しくはその誘導体又はそれらの塩を含有する経口組成物に関する。より詳細には、ビタミンB1若しくはその誘導体又はそれらの塩に由来する不快臭が低減された経口組成物に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
ビタミンB1若しくはその誘導体又はそれらの塩(以下、「ビタミンB1類」とも言う)は、身体の機能維持に必要な栄養素として知られ、不足すると脚気の症状や中枢神経障害が生じるため、医薬品、医薬部外品及び食品から摂取する必要がある。ビタミンB1は肉体疲労時等の栄養補給を目的に服用されるビタミン含有保健剤や、1日分の栄養素を補給できるような清涼飲料等、多くの製品に配合されており、一般生活者の栄養補給に寄与している。一方で、ビタミンB1類は、卵が腐敗したような特有の不快臭を発生させることが知られており、風味の観点から服用性に優れた製品の開発が困難であった。
【0003】
このような課題を解決するために、柑橘系の果物によく含まれるリモネンおよびヌートカトンを含有させ、ビタミンB1に特有の不快臭を抑制する方法(特許文献1)が知られている。また、ビタミンB1含有酸性飲用組成物に紅茶抽出物を含有させることでビタミンB1の分解による異臭成分の発生を防止する方法(特許文献2)も知られているが、いずれの場合も、製品の風味が限定されてしまうため汎用性が低く、更なる技術の向上が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5371827号
特許第4418702号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ビタミンB1若しくはその誘導体又はそれらの塩を含有した経口組成物において、ビタミンB1類由来の不快臭が軽減された組成物を提供すること。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ビタミンB1類を含有した組成物において、ウリ科カボチャ属の植物であるペポカボチャ(Cucurbita pepo L.var.Steirica)の種子抽出物を配合することでビタミンB1類に由来する不快臭を軽減できることを見出した。
すなわち、本発明は、次のとおりである。
(1)ビタミンB1類、及びペポカボチャ種子抽出物を含有することを特徴とし、ビタミンB1類の濃度が、次のi)又はii)である経口組成物、
i)経口液体組成物の場合、0.0001w/v%~2.0w/v%
ii)経口固体組成物の場合、0.0001w/w%~2.0w/w%
(2)ビタミンB1類がチアミン、フルスルチアミン、チアミンジスルフィド、ベンフォチアミン及びそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種である(1)に記載の経口組成物、
(3)ペポカボチャ種子抽出物の濃度が、次のi)又はii)である(1)又は(2)に記載の経口組成物、
i)経口液体組成物の場合、0.01w/v%~2.0w/v%
ii)経口固体組成物の場合、0.01w/w%~20.0w/w%
(4)エンテロジオールの濃度が、次のi)又はii)である(1)~(3)のいずれかに記載の経口組成物、
i)経口液体組成物の場合、0.0002w/v%~0.08w/v%
ii)経口固体組成物の場合、0.0002w/w%~0.8w/w%
(5)アデノシンの濃度が、次のi)又はii)である(1)~(4)のいずれかに記載の経口組成物、
i)経口液体組成物の場合、0.00001w/v%~0.004w/v%
ii)経口固体組成物の場合、0.00001w/w%~0.04w/w%
(6)経口液体組成物又は経口固体組成物である(1)~(5)のいずれかに記載の経口組成物、
(7)pHが2.0~7.0である(1)~(6)のいずれかに記載の経口液体組成物、
(8)ビタミンB1類含有経口組成物におけるビタミンB1類の不快臭を、ペポカボチャ種子抽出物を含有させて抑制する方法、
(9)ペポカボチャ種子抽出物を有効成分として含有するビタミンB1類の不快臭抑制剤。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、ビタミンB1類を含有させた経口組成物においてビタミンB1類由来の不快臭が軽減された経口組成物を提供することが可能となった。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明において、ビタミンB1類とは、ビタミンB1若しくはその誘導体又はそれら塩であり、通常可食性のものを指し、例えば、チアミン、ジセチアミン、フルスルチアミン、チアミンジスルフィド、ビスベンチアミン、ビスイブチアミン、ベンフォチアミン、シコチアミン、オクトチアミン、プロスルチアミン及びそれら塩を挙げられる。ビタミンB1類のうち、好ましいものとしては、チアミン、ジセチアミン、フルスルチアミン、チアミンジスルフィド、ベンフォチアミンおよびそれらの塩であり、さらに好ましくは、チアミン、フルスルチアミン、ベンフォチアミンである。また、本発明に使用する塩とは硝酸塩、塩酸塩、硫酸塩などが挙げられ、好ましくは、硝酸塩もしくは塩酸塩である。
【0009】
本発明におけるビタミンB1類の含有量は、本発明の経口液体組成物中、通常、0.0001w/v%~2.0w/v%であり、0.0001w/v%~0.1w/v%が好ましく、0.0005w/v%~0.02w/v%がより好ましく、本発明の経口固体組成物中、通常、0.0001w/w%~2.0w/w%であり、0.01w/w%~1.5w/w%が好ましく、0.01w/w%~1.0w/w%がより好ましい。
【0010】
本発明におけるペポカボチャ種子抽出物は、ウリ科カボチャ属の植物であるペポカボチャ(Cucurbita pepo L.var.Steirica)の種子をそのまま、あるいは必要に応じて、乾燥、破砕、粉砕処理等を行った後に抽出することにより得られる。
(【0011】以降は省略されています)

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