TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024050207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156913
出願日2022-09-29
発明の名称異常対応支援システム
出願人三浦工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B63B 79/00 20200101AFI20240403BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】異常の原因の調査および異常対応を効果的かつ速やかに実施できる異常対応支援システムを提供する。
【解決手段】異常対応支援システム1は、船舶3に設けられた管理対象機器3a,3bの複数種類の運転状態時系列データから異常対応用運転状態時系列データを生成するデータ管理装置10と、異常対応用運転状態時系列データを表示する表示装置20とを備える。データ管理装置10は、複数種類の運転状態時系列データのうち、異常時アラームの異常対応に必要とされる種類の運転状態時系列データにおける異常時アラームの発生時点から所定時間前後までの運転状態時系列データを抽出し、抽出された運転状態時系列データを異常時アラームと関連付けて、異常対応用運転状態時系列データとして生成する異常対応データ作成部を備える。表示装置20は、運転状態時系列データを、異常時アラームとともに表示する表示部を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
船舶または工場に設けられた管理対象機器の異常対応支援を遠隔で行う異常対応支援システムであって、
前記船舶または工場に対して遠隔の地に設けられており、前記管理対象機器の複数種類の運転状態時系列データから異常対応用運転状態時系列データを生成するデータ管理装置と、
前記異常対応用運転状態時系列データを表示する表示装置と、
を備え、
前記データ管理装置は、
前記管理対象機器の前記複数種類の運転状態時系列データおよび異常時アラームを受信し、前記異常対応用運転状態時系列データを送信する通信部と、
受信された前記管理対象機器の前記複数種類の運転状態時系列データのうち、受信された前記異常時アラームの異常対応に必要とされる種類の運転状態時系列データにおける前記異常時アラームの発生時点から所定時間前後までの運転状態時系列データを抽出し、前記抽出された運転状態時系列データを前記異常時アラームと関連付けて、前記異常対応用運転状態時系列データとして生成する異常対応データ作成部と、
を備え、
前記表示装置は、
前記管理対象機器の前記異常対応用運転状態時系列データを受信する通信部と、
受信された前記異常対応用運転状態時系列データに含まれる運転状態時系列データを、前記異常時アラームとともに表示する表示部と、
を備える、
異常対応支援システム。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記データ管理装置の前記通信部は、更に、前記複数種類の運転状態時系列データの各々に関連付けされた前記管理対象機器の処理工程情報を受信し、
前記データ管理装置の前記異常対応データ作成部は、受信された前記処理工程情報に基づいて、受信された前記異常時アラームの異常対応に必要とされる種類の運転状態時系列データを抽出し、前記抽出された運転状態時系列データを、前記異常時アラームおよび関連の処理工程情報と関連付けて、前記異常対応用運転状態時系列データとして生成し、
前記表示装置の前記表示部は、受信された前記異常対応用運転状態時系列データに含まれる運転状態時系列データを、前記異常時アラームおよび前記関連の処理工程情報とともに表示する、
請求項1に記載の異常対応支援システム。
【請求項3】
前記データ管理装置の前記異常対応データ作成部によって生成される前記異常対応用運転状態時系列データは、WEBブラウザに対応する表示データであって、前記異常対応用運転状態時系列データに含まれる運転状態時系列データを前記異常時アラームとともに表示する表示データであり、
前記表示装置は、WEBブラウザを用いて、前記表示データを表示する、
請求項1に記載の異常対応支援システム。
【請求項4】
前記データ管理装置の前記異常対応データ作成部によって生成される前記異常対応用運転状態時系列データは、WEBブラウザに対応する表示データであって、前記異常対応用運転状態時系列データに含まれる運転状態時系列データを前記異常時アラームおよび前記関連の処理工程情報とともに表示する表示データであり、
前記表示装置は、WEBブラウザを用いて、前記表示データを表示する、
請求項2に記載の異常対応支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異常対応支援システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、船舶に搭載されるバラスト水処理装置およびボイラ装置等の種々の機器の管理を、船舶側だけでなく、管理センタ等の陸上側でも行う技術がある(例えば、特許文献1および2)。このような技術において、陸上の管理センタは、船舶に搭載されたバラスト水処理装置およびボイラ装置の状態情報を船舶から取得し、取得した状態情報に基づいて、バラスト水処理装置およびボイラ装置の管理情報を生成し、管理情報を船舶に送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-103637号公報
特開2022-17036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような管理対象機器の管理は、管理対象機器の異常時アラームの管理も含む。
管理対象機器において異常が発生した場合、管理対象機器を操作する作業者は、アラーム対応マニュアル等を参照して、異常の原因および対応を調べていた。しかし、限られた作業時間(緊急を要する)の中で、作業者がアラーム対応マニュアルを十分に理解して対応することは難しい。また、設備管理会社(船舶管理会社)や機器メーカ(舶用機器メーカ)に異常発生を連絡して対策を求めるにしても、必要項目を調査し連絡すべき情報を整理するためには異常発生に関する経験と知識が必要であった。このような異常の原因の調査および異常対応を効果的かつ速やかに実施できることが求められている。
【0005】
本発明は、異常の原因の調査および異常対応を効果的かつ速やかに実施できる異常対応支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明に係る異常対応支援システムは、船舶または工場に設けられた管理対象機器の異常対応支援を遠隔で行う異常対応支援システムであって、前記船舶または工場に対して遠隔の地に設けられており、前記管理対象機器の複数種類の運転状態時系列データから異常対応用運転状態時系列データを生成するデータ管理装置と、前記異常対応用運転状態時系列データを表示する表示装置と、を備える。前記データ管理装置は、前記管理対象機器の前記複数種類の運転状態時系列データおよび異常時アラームを受信し、前記異常対応用運転状態時系列データを送信する通信部と、受信された前記管理対象機器の前記複数種類の運転状態時系列データのうち、受信された前記異常時アラームの異常対応に必要とされる種類の運転状態時系列データにおける前記異常時アラームの発生時点から所定時間前後までの運転状態時系列データを抽出し、前記抽出された運転状態時系列データを前記異常時アラームと関連付けて、前記異常対応用運転状態時系列データとして生成する異常対応データ作成部と、を備える。前記表示装置は、前記管理対象機器の前記異常対応用運転状態時系列データを受信する通信部と、受信された前記異常対応用運転状態時系列データに含まれる運転状態時系列データを、前記異常時アラームとともに表示する表示部と、を備える。
【0007】
(2) (1)に記載の異常対応支援システムにおいて、前記データ管理装置の前記通信部は、更に、前記複数種類の運転状態時系列データの各々に関連付けされた前記管理対象機器の処理工程情報を受信してもよく、前記データ管理装置の前記異常対応データ作成部は、受信された前記処理工程情報に基づいて、受信された前記異常時アラームの異常対応に必要とされる種類の運転状態時系列データを抽出し、前記抽出された運転状態時系列データを、前記異常時アラームおよび関連の処理工程情報と関連付けて、前記異常対応用運転状態時系列データとして生成してもよく、前記表示装置の前記表示部は、受信された前記異常対応用運転状態時系列データに含まれる運転状態時系列データを、前記異常時アラームおよび前記関連の処理工程情報とともに表示してもよい。
【0008】
(3) (1)に記載の異常対応支援システムにおいて、前記データ管理装置の前記異常対応データ作成部によって生成される前記異常対応用運転状態時系列データは、WEBブラウザに対応する表示データであって、前記異常対応用運転状態時系列データに含まれる運転状態時系列データを前記異常時アラームとともに表示する表示データであってもよく、前記表示装置は、WEBブラウザを用いて、前記表示データを表示してもよい。
【0009】
(4) (2)に記載の異常対応支援システムにおいて、前記データ管理装置の前記異常対応データ作成部によって生成される前記異常対応用運転状態時系列データは、WEBブラウザに対応する表示データであって、前記異常対応用運転状態時系列データに含まれる運転状態時系列データを前記異常時アラームおよび前記関連の処理工程情報とともに表示する表示データであってもよく、前記表示装置は、WEBブラウザを用いて、前記表示データを表示してもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、異常の原因の調査および異常対応を効果的かつ速やかに実施できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

三浦工業株式会社
アンモニア分解ガス発生装置
今日
三浦工業株式会社
アンモニア分解ガス発生装置
今日
三浦工業株式会社
アンモニア分解ガス発生装置
今日
三浦工業株式会社
バーナ及びアンモニア混焼ボイラ
14日前
個人
川下り用船
今日
個人
シーアンカー
2か月前
個人
発電船
1か月前
個人
船舶用プロペラ
9か月前
個人
水難救命スーツ
10か月前
個人
流体抵抗低減省エネ船
8か月前
小柳建設株式会社
台船
3か月前
個人
簡易型ライフジャケット
10か月前
個人
浮体式洋上風力発電方式
11か月前
ウラカミ合同会社
曳航ロボット
3か月前
個人
船舶推進装置
10か月前
炎重工株式会社
移動体
1か月前
個人
水陸両用移動装置
3か月前
ダイハツ工業株式会社
ジャケット
4か月前
ヤマハ発動機株式会社
船舶
11か月前
個人
海洋「いかだ」上の風力発電システム
8か月前
ヤマハ発動機株式会社
救難艇
10か月前
個人
浮体式足場のブイ組立体
10か月前
誠加興業股分有限公司
呼吸用マスク
3か月前
株式会社テラサン
位置保持システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
ガンネル治具
6か月前
個人
キャタピラ推進式高速船
7か月前
ヤマハ発動機株式会社
小型船舶
11か月前
川崎汽船株式会社
ドライアイス輸送船
5か月前
ヤマハ発動機株式会社
小型船舶
11か月前
株式会社神戸タフ興産
船舶の甲板構造
今日
株式会社 ASC
航海用低燃費航行方法
9か月前
個人
搬送器材
8か月前
サームトロン株式会社
外付けスラスタ装置
8か月前
株式会社小野田産業
シェルタ
5か月前
高階救命器具株式会社
救命具
5か月前
株式会社 神崎高級工機製作所
減速逆転機
10か月前
続きを見る