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公開番号2024049789
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156241
出願日2022-09-29
発明の名称物品管理システム
出願人大王製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類B65G 1/137 20060101AFI20240403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】管理対象の物品の紛失の判別を精度良く行うことができる物品管理システムを提供する。
【解決手段】物品管理システム1は、管理領域100に保管される物品12に貼付される物品タグ2と、作業員Pに携行される作業員タグ3と、管理領域100から出し入れされる物品タグ2及び作業員タグ3から情報を読み取るRFIDリーダ4と、物品持出時に、RFIDリーダ4により物品タグ2から読み取られた物品情報と、作業員タグ3から読み取られた作業員情報と、物品12に係る所定の持ち出し期間情報と、を関連付けてデータベース73に記録する持出記録部71と、データベース73を参照して、持ち出し期間情報に基づき物品12の紛失を判定する紛失判定部74と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
管理領域に保管される物品に貼付される第1無線タグと、
作業員に携行される第2無線タグと、
前記管理領域から出し入れされる前記第1無線タグ及び前記第2無線タグから情報を読み取る読取装置と、
前記管理領域からの前記物品の持ち出し時に、前記読取装置により前記物品に貼付される前記第1無線タグから読み取られた情報に基づく物品情報と、前記作業員が携行する前記第2無線タグから読み取られた情報に基づく作業員情報と、前記物品に係る所定の持ち出し期間情報と、を関連付けてデータベースに記録する持出記録部と、
前記データベースを参照して、前記持ち出し期間情報に基づき前記物品の紛失を判定する紛失判定部と、
を備える、
物品管理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記管理領域からの前記物品の持ち出し時に、前記作業員による前記持ち出し期間情報の入力を受け付ける入力装置を備え、
前記持出記録部は、前記入力装置から入力された前記持ち出し期間情報を、前記物品情報及び前記作業員情報と関連付けて前記データベースに記録する、
請求項1に記載の物品管理システム。
【請求項3】
前記物品の持ち出し時に、前記入力装置は前記作業員による持ち出し理由情報の入力も受け付け、
前記持出記録部は、前記入力装置から入力された前記持ち出し理由情報を、前記物品情報、前記作業員情報、及び前記持ち出し期間情報と関連付けて前記データベースに記録する、
請求項2に記載の物品管理システム。
【請求項4】
前記紛失判定部により前記物品の紛失が判定されたときにその旨を報知する報知部を備える、
請求項1に記載の物品管理システム。
【請求項5】
前記物品の返却時に、前記読取装置により前記物品に貼付される前記第1無線タグから読み取られた情報に基づく物品情報と、前記作業員が携行する前記第2無線タグから読み取られ情報に基づく作業員情報と、に基づき前記データベースから該当物品のデータを抽出し、返却処理を行う返却処理部を備える、
請求項1に記載の物品管理システム。
【請求項6】
前記データベースは、前記持出記録部により前記物品情報、前記作業員情報、前記持ち出し期間情報が関連付けて一組のデータセットとして記録され、前記返却処理部により前記データセットに返却日の情報が記録される出庫履歴リストを有し、
前記紛失判定部は、前記出庫履歴リストを参照して、前記返却日の情報に基づき未返却の物品を抽出し、前記持ち出し期間情報に基づき前記未返却の物品の中で持ち出し期間を徒過した物品が有る場合に、前記物品の紛失が発生したと判定する、
請求項5に記載の物品管理システム。
【請求項7】
前記データベースは、
前記持出記録部及び前記返却処理部による処理の際に更新され、前記管理領域の現在の前記物品の在庫状況が記録される在庫リストと、
前記読取装置により読み取られたタグ情報に基づき、前記管理領域からの前記物品の入出庫状況が記録される入出庫ログと、を有し、
前記紛失判定部は、前記在庫リストと前記入出庫ログとを比較して前記物品の紛失を判定する、
請求項5に記載の物品管理システム。
【請求項8】
前記管理領域から持ち出された前記物品を搬送可能な領域の外側に、前記物品のさらなる持ち出しを禁止する持出禁止領域が設定され、
前記持出禁止領域に持ち出される前記第1無線タグから情報を読み取る第2読取装置を備え、
前記報知部は、前記第2読取装置によって前記第1無線タグが検知されたときに、検知された前記第1無線タグが貼付されている物品が前記持出禁止領域に持ち出されたことをシステム管理者に報知する、
請求項4に記載の物品管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、物品管理システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
工具や図面といった管理物にRFIDラベルを貼付して読み取りを行うことで管理物の持出持込を管理する手法が提案されている(例えば特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-108405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1などの従来の物品管理手法では、持出物の持出期間などが記録されないため、物品の紛失の判別が困難な場面が予想される。例えば、長期間にわたり管理物を持ち出している際には誤って紛失したものと判定する場合や、返却されているはずの物が返却されていないにも関わらず紛失の判定がされていない場合などが考えられる。
【0005】
本開示は、管理対象の物品の紛失の判別を精度良く行うことができる物品管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態の一観点に係る物品管理システムは、管理領域に保管される物品に貼付される第1無線タグと、作業員に携行される第2無線タグと、前記管理領域から出し入れされる前記第1無線タグ及び前記第2無線タグから情報を読み取る読取装置と、前記管理領域からの前記物品の持ち出し時に、前記読取装置により前記物品に貼付される前記第1無線タグから読み取られた情報に基づく物品情報と、前記作業員が携行する前記第2無線タグから読み取られた情報に基づく作業員情報と、前記物品に係る所定の持ち出し期間情報と、を関連付けてデータベースに記録する持出記録部と、前記データベースを参照して、前記持ち出し期間情報に基づき前記物品の紛失を判定する紛失判定部と、を備える。
【0007】
この態様によれば、持出物品、持出者、持ち出し期間の情報を関連付けることにより、紛失判定部は、データベースを参照すれば、持出期間を超過しているにも関わらず物品の返却がなされていない場合に、速やかかつ確実に物品の紛失発生を検出できる。これにより、本態様の物品管理システムは、管理対象の物品の紛失の判別を精度良く行うことができる。また、物品情報及び作業員情報を読取装置により取得する構成により、作業員によるこれらの情報の入力作業が不要となるので、情報入力の人為的なミスを低減できると共に、持出時の作業効率を向上できる。
【0008】
本発明の実施形態の他の観点に係る物品管理システムでは、前記管理領域からの前記物品の持ち出し時に、前記作業員による前記持ち出し期間情報の入力を受け付ける入力装置を備え、前記持出記録部は、前記入力装置から入力された前記持ち出し期間情報を、前記物品情報及び前記作業員情報と関連付けて前記データベースに記録する構成でもよい。
【0009】
この態様によれば、管理領域から物品を持ち出す作業員が、入力装置を介して所望の持ち出し期間情報を入力して設定することができるので、物品の持出期間の設定作業を容易にできる。
【0010】
本発明の実施形態の他の観点に係る物品管理システムでは、前記物品の持ち出し時に、前記入力装置は前記作業員による持ち出し理由情報の入力も受け付け、前記持出記録部は、前記入力装置から入力された前記持ち出し理由情報を、前記物品情報、前記作業員情報、及び前記持ち出し期間情報と関連付けて前記データベースに記録する構成でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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