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公開番号2024049727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156133
出願日2022-09-29
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20240403BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 手差しトレイから蒸着紙等の低抵抗メディアを通紙した場合に、転写部から用紙表面を介して本体の枠体へ電流が流れ込むことを抑制する。
【解決手段】 記録材(S)の表面抵抗に対応した情報を取得する取得手段(330)と、前記取得手段により取得された情報に基づいて、手差しトレイからの給紙を禁止する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体からトナー像を転写部において記録材へ転写させる転写装置と、
開閉可能に設けられ、記録材を給紙可能な手差しトレイと、
記録材の表面抵抗に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部から取得された情報に基づいて、前記情報が所定の条件を満たす記録材である場合は、前記手差しトレイからの給紙動作を禁止し、する制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記取得部は、給紙する記録材の種類を入力可能な操作部であり、前記制御部は、前記操作部から入力された記録材の用紙カテゴリーが、表面に金属層を有する記録材を示す用紙カテゴリーである場合は、前記手差しトレイからの給紙動作を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記取得部は、記録材の表面抵抗を検知する抵抗検知センサであり、前記制御部は、前記抵抗検知センサの検知結果に基づき、記録材の表面抵抗率が所定の閾値以下である場合は、前記手差しトレイからの給紙動作を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記手差しトレイに載置された記録材の搬送方向の長さに関する長さ情報を取得可能であり、前記制御部は、前記取得部から取得された前記情報と、前記長さ情報と、に基づいて、前記手差しトレイからの給紙動作を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記手差しトレイに載置された記録材の搬送方向の長さが、前記転写部と前記手差しトレイにセットされた記録材の間の搬送パス長さより短い場合は、前記手差しトレイからの給紙動作を許容し、前記手差しトレイに載置された記録材の搬送方向の長さが、前記転写部と前記手差しトレイにセットされた記録材の間の搬送パス長さより長い場合は、前記手差しトレイからの給紙動作を禁止することを特徴とする請求項4に記載する画像形成装置。
【請求項6】
給紙する記録材が収容されるカセットを備え、
前記制御部は、前記取得部から取得された情報に基づいて、前記情報が所定の条件を満たす記録材である場合は、前記手差しトレイからの給紙動作を禁止する一方、前記カセットからの給紙動作を許容することを特徴とする請求項1に記載する画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記取得部から取得された情報に基づいて、前記手差しトレイからの給紙動作を禁止した場合、前記カセットから給紙することを促す情報を前記操作部に表示することを特徴とする請求項6に記載する画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式などを用いた画像形成では、感光体や中間転写体などの像担持体から紙などの記録材へトナー像を静電的に転写することが行われる。この転写は、像担持体と当接して転写部を形成する転写ローラなどの転写部材に転写バイアスが印加されることで行われることが多い。
【0003】
記録材には、種々のサイズと紙質(紙種)の用紙が利用されている。特許文献1では、種類の異なる記録材が転写部を通過しても、転写部での転写電界を適正範囲に保つようにする構成が開示されている。具体的には、用紙先端が転写域を通過するときの電流を検知して定電圧制御又は定電流制御に切り替える切替手段を備えた画像形成装置を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-148945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、蒸着紙等の低抵抗紙を通紙した場合、転写バイアスは用紙表面を伝わって用紙全体に流れる。この為、手差しトレイより給紙された蒸着紙が転写ニップに挟まれた状態で、用紙の一部が本体外部に出ていると、用紙表面から本体の枠体を伝わって電流が流れ込むことがある。その場合、電流検知することができず制御性が低下したり、高圧基板の負荷が増加することがあった。
【0006】
図9に手差しトレイより低抵抗紙を通紙した場合の転写バイアスの電流の流れ込みについての一例を説明する。図9に示すように、手差しトレイ202上に載置されたシートSは手差し給紙ローラ201の回転によって本体内部への搬送路600に送りだして本体1000内へと搬送されレジストローラ405を通って転写部45へ到達する。
【0007】
転写部45は、転写内ローラ45aと、転写外ローラ45bと、を備えており、転写内ローラ45aは、転写ベルト44bを介して転写外ローラ45bに対向して配置されている。転写内ローラ45aには、転写電源76が接続されており、転写内ローラ45aにはトナーと同極性の転写バイアスが印加されることにより、転写ベルト44bに担持されたトナー像を、転写部45へ供給されたシートSに転写する。
【0008】
搬送路600は本体1000の外部へ電流が流れ込むことを防止するために接地されており、シートSが転写部45に挟まれた状態で、シートSの一部が本体1の外部に出ていると、用紙表面から本体1000の枠体を伝わって電流が流れ込むことがあった。レジストローラ405のように本体内部にあるローラは電流を検知するための抵抗を介して接地しており、電流の流れ込みを低減することが容易であるが、本体1000の枠体は直接接地する必要があり、電流の流れ込みを軽減することは困難である。転写ベルト44bのトナーをシートSへ安定して転写する為には転写バイアスを電流の流れ込み量に応じて増加させる必要があり、高圧基板の負荷が増加することがあった。高圧基板の負荷が増加すると高圧基板が昇温して、画像ノイズの要因となる場合がある。
【0009】
本発明は、上記の課題を解消するためになされたもので、手差しトレイから低抵抗紙を通紙する際の高圧基板への負荷を軽減する画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための本発明の画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像を転写部において記録材へ転写させる転写装置と、開閉可能に設けられ、記録材を給紙可能な手差しトレイと、記録材の表面抵抗に関する情報を取得する取得部と、前記取得部から取得された情報に基づいて、前記手差しトレイからの給紙動作を禁止する制御部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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