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公開番号2024049409
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2021050766
出願日2021-03-24
発明の名称難燃性ニット生地及びそれを含む難燃性マットレス
出願人株式会社カネカ
代理人
主分類A47C 27/00 20060101AFI20240403BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】環境への影響が懸念されず、高い難燃性を有する難燃性ニット生地および難燃性マットレスを提供する。
【解決手段】本発明は、少なくとも難燃性アクリル系繊維(A)及び骨格繊維(B)から構成される難燃性ニット生地を有する難燃性マットレスであって、難燃性ニット生地の目付が140g/m2以上、厚みが0.5mm以上、ニット生地全体に含まれるマグネシウム化合物の割合が0.5質量%以上であり、前記難燃性マットレスは、米国CFR1633燃焼試験によって測定した接炎終了後の残炎時間が30分以下及び/または残じん時間が30分以下である難燃性マットレスに関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも難燃性アクリル系繊維(A)及び骨格繊維(B)から構成される難燃性ニット生地を有する難燃性マットレスであって、
前記難燃性ニット生地の目付が140g/m

以上及び厚みが0.5mm以上、ニット生地全体に含まれるマグネシウム化合物の割合が0.5質量%以上であって、
前記難燃性マットレスは、米国CFR1633燃焼試験によって測定した接炎終了後の残炎時間が30分以下及び/または残じん時間が30分以下である難燃性マットレス。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記難燃性ニット生地は、少なくとも難燃性アクリル系繊維(A)40~80質量%及び骨格繊維(B)20~60質量%から構成される、請求項1に記載の難燃性マットレス。
【請求項3】
前記難燃性ニット生地は前記マグネシウム化合物を0.5~10.5質量%含有する、請求項1または2に記載の難燃性マットレス。
【請求項4】
前記難燃性ニット生地に含有されるマグネシウム化合物の粒子径は、0.3μm以上2.0μm以下である、請求項1~3のいずれかに記載の難燃性マットレス。
【請求項5】
前記難燃性ニット生地に含有されるマグネシウム化合物のモース硬度は、5未満である、請求項1~4に記載の難燃性マットレス。
【請求項6】
前記難燃性ニット生地に含有されるマグネシウム化合物は、水酸化マグネシウムである、請求項1~5のいずれかに記載の難燃性マットレス。
【請求項7】
前記難燃性ニット生地に含有される水酸化マグネシウムは、シランカップリング処理されている、請求項1~6のいずれかに記載の難燃性マットレス。
【請求項8】
前記難燃性アクリル系繊維(A)を構成するアクリル系共重合体は、アクリロニトリル30~70質量%、塩化ビニル及び/または塩化ビニリデンを70~30質量%含むことを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の難燃性マットレス。
【請求項9】
前記難燃性アクリル系繊維(A)を構成するアクリル系共重合体は、アクリロニトリル30~70質量%、塩化ビニルを70~30質量%含む、請求項1~8のいずれかに記載の難燃性マットレス。
【請求項10】
前記骨格繊維(B)がガラス繊維及び珪酸含有セルロース繊維よりなる群から選ばれ少なくとも1つの繊維である、請求項1~9のいずれか記載の難燃性マットレス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、難燃性ニット生地及びそれを含む難燃性マットレスに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、アクリル系繊維等のハロゲン含有繊維の難燃化は、難燃剤としてアンチモン化合物を1~50質量%程度含有させる方法が一般的である(例えば、特許文献1)。一般的な特性として要求される、優れた風合い、吸湿性、触感を有し、かつ、安定した難燃性を有する素材として、高度に難燃化した難燃性アクリル系繊維と、難燃化していない他の繊維を組み合わせることで作製される難燃性ニット生地でマットレスの内部構造体を覆うことが行われている(例えば、特許文献2)。また、アンチモン化合物以外のハロゲン含有繊維に難燃性を付与する化合物としてガラス転移温度が400℃以下のガラス成分を用いることが行われている(例えば、特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公平4-18050号公報
米国特許858542B2号公報
WO2006008900A1号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、アンチモン化合物やガラス転移温度が400℃以下のガラス成分の場合、これらの化合物の溶出や排出による環境への影響が懸念されており、改善の余地があった。また、難燃性マットレスの場合、燃焼試験において残炎時間や残じん時間が長くなる場合があり、難燃性をさらに向上することが求められており、課題が残っていた。本発明は、上記従来の問題を解決するため、環境への影響が低減され、高い難燃性を有する難燃性ニット生地及びそれを含む難燃性に優れたマットレスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、少なくとも難燃性アクリル系繊維(A)及び骨格繊維(B)から構成される難燃性ニット生地を有する難燃性マットレスであって、前記難燃性ニット生地の目付が140g/m

以上及び厚みが0.5mm以上、ニット生地全体に含まれるマグネシウム化合物の割合が0.5質量%以上であって、前記難燃性マットレスは、米国CFR1633燃焼試験によって測定した接炎終了後の残炎時間が30分以下及び/または残じん時間が30分以下である難燃性マットレスに関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、環境への影響の懸念が低減され、残炎時間や残じん時間が短く、良好な難燃性を有する難燃性ニット生地及びそれを用いた難燃性マットレスを提供する。難燃性ニット生地でマットレスの内部構造体を覆うことにより、中でもマットレスにおいて用いられるウレタンフォームの持つ素材独特の風合いや心地よさを損なわず充分確保しながら、高度に難燃化したものである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の難燃性マットレスは、難燃性ニット生地を含み、当該難燃性ニット生地としては、少なくとも難燃性アクリル系繊維(A)及び骨格繊維(B)で構成される。以下、本発明について、順次説明する。
【0008】
<難燃性ニット生地>
難燃性ニット生地は、少なくとも難燃性アクリル系繊維(A)及び骨格繊維(B)で構成される。
前記難燃性ニット生地は、目付が140g/m

以上及び厚みが0.5mm以上であり、難燃性の観点から目付けが140g/m

以上、好ましくは170g/m

以上が好ましい。また、生地の厚みが0.5mm以上、好ましくは0.8mm以上が好ましい。目付けが140g/m

未満の場合、燃焼時に形成される炭化膜の密度が疎となり、寝具等のマットレス、枕、マットレスパッドや布団等の寝具製品等において用いられる木綿やウレタンフォームへの着火を防ぐ性能が不充分となる。厚みが0.5mm未満の場合には、燃焼時に形成される炭化膜の厚みが薄くなり寝具等のマットレス、枕、マットレスパッドや布団等の寝具製品等において用いられる木綿やウレタンフォームへの着火を防ぐ性能が不充分となる。また、ニット生地の目付及び厚みには上限はないが、寝具製品としての風合い、触感の観点より300g/m

以下、2mm以下が好ましい。
本発明の難燃性ニット生地は単独で用いてもよく2枚以上重ねて使用してもよく、重ねることでより難燃性が向上する点から好ましい。
【0009】
難燃性アクリル繊維(A)と骨格繊維(B)の割合は耐久性、難燃性ニット生地の強度、炭化膜の形成の度合い、自己消火性の速度により決定されるが、難燃性アクリル系繊維(A)の割合は40~80質量%、骨格繊維(B)の割合は20~60質量%であることが好ましい。難燃性アクリル系繊維(A)の割合が、40質量%未満であると難燃性ニット生地の難燃性が不充分となり、80質量%を超えると骨格繊維が不足し、燃焼時の炭化膜形成能力が不十分となるため好ましくない。また骨格繊維(B)の割合が20重量%未満であると難燃性ニット生地における燃焼時の炭化膜形成の能力が不充分となり、60質量%を超えると、難燃性アクリル繊維が不足し難燃性ニット生地の難燃性が不十分となるため好ましくない。
【0010】
難燃性ニット生地の構成方法は、難燃性アクリル系繊維(A)及び骨格繊維(B)繊維を、混綿、混紡、コアヤーン、交編、ニット生地の重ね合わせ等があるがこれらに限定されるものではないが、骨格繊維(B)をコアとした難燃性アクリル系繊維(A)を骨格繊維(B)の周囲にツイストしたコアヤーンが好適に用いられる。コアヤーンを製造する方法は特開2001-164432に開示されているドラフトされた繊維束および新繊維をノズルブロックおよび中空ガイド軸体に供給し、実撚り紡績によってコアヤーンを製造するコアヤーン製造方法により、芯繊維をドラフト装置のフロントローラーよりも上流側から供給する方法で作成することができるが、これに限られることはない。
(【0011】以降は省略されています)

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