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公開番号2024049254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155615
出願日2022-09-28
発明の名称リッド組付構造
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類B60K 15/05 20060101AFI20240402BHJP(車両一般)
要約【課題】付勢部材を相手部材に対して簡易な作業で組み付け得るリッド組付構造を提供すること。
【解決手段】
ベース部材2、リッド3および開閉機構5を具備し、当該開閉機構5に付勢部材8を具備するリッド組付構造1において、ベース部材2と開閉機構5との組付け時に、開閉機構5の一部であるガイド部90により付勢部材8をガイドして、付勢部材8の第二係合端82と仮係合部93とが係合した仮組付状態から、第二係合端82と相手部材の本係合部91とが係合した本組付状態に状態変化させることで、付勢部材8に付勢力の少なくとも一部を蓄積する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の車体に取り付けられるベース部材と、
前記車体に設けられたエネルギ供給口を覆う閉位置と前記エネルギ供給口を開く開位置との間で位置変化するリッドと、
前記ベース部材および前記リッドに組み付けられて前記リッドを開閉させる開閉機構と、を具備し、
前記開閉機構は、前記ベース部材に組み付けられるカバー部材と、前記リッドに組み付けられ前記カバー部材に対して回転可能に支持されるシャフトと、前記シャフトに装着され前記リッドを前記開位置に付勢する付勢部材と、を具備し、
前記シャフトは、前記付勢部材の第一係合端が係合する第一係合部を有し、
前記カバー部材は、前記付勢部材の第二係合端が脱離可能に係合する仮係合部を有し、
前記ベース部材は、前記第二係合端が係合する本係合部と、前記第二係合端を前記仮係合部から前記本係合部に向けてガイドするガイド部と、を有し、
前記ベース部材と前記開閉機構との組付け時に、前記第一係合端が前記第一係合部に係合した前記付勢部材が、前記ガイド部にガイドされて、前記第二係合端と前記仮係合部とが係合した仮組付状態から前記第二係合端と前記本係合部とが係合した本組付状態に状態変化することで付勢力の少なくとも一部を蓄積する、リッド組付構造。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
車両の車体に取り付けられるベース部材と、
前記車体に設けられたエネルギ供給口を覆う閉位置と前記エネルギ供給口を開く開位置との間で位置変化するリッドと、
前記ベース部材および前記リッドに組み付けられて前記リッドを開閉させる開閉機構と、を具備し、
前記開閉機構は、前記ベース部材に組み付けられるカバー部材と、前記リッドに組み付けられ前記カバー部材に対して回転可能に支持されるシャフトと、前記シャフトに装着され前記リッドを前記開位置に付勢する付勢部材と、を具備し、
前記ベース部材は、前記付勢部材の第一係合端が係合する第一係合部と、前記付勢部材の第二係合端が脱離可能に係合する仮係合部と、を有し、
前記シャフトは、前記第二係合端が係合する本係合部と、前記第二係合端を前記仮係合部から前記本係合部に向けてガイドするガイド部と、を有し、
前記ベース部材と前記開閉機構との組付け時に、前記第一係合端が前記第一係合部に係合した前記付勢部材が、前記ガイド部にガイドされて、前記第二係合端と前記仮係合部とが係合した仮組付状態から前記第二係合端と前記本係合部とが係合した本組付状態に状態変化することで付勢力の少なくとも一部を蓄積する、リッド組付構造。
【請求項3】
前記付勢部材は、前記仮組付状態において前記シャフトに外装される、請求項1に記載のリッド組付構造。
【請求項4】
前記付勢部材は、前記仮組付状態において前記ベース部材に設けられ前記シャフトが挿通される貫通孔の外縁に組み付けられ、前記本組付状態において前記シャフトに外装される、請求項2に記載のリッド組付構造。
【請求項5】
前記ガイド部は傾斜壁状をなす、請求項1~請求項4の何れか一項に記載のリッド組付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されエネルギ供給口を開閉するためのリッド組付構造に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載される車両用リッド装置として、車体に設けられたエネルギ供給口、例えば車両へのエネルギ供給のための給油口や充電口等をリッドにより外側から覆いまたは開くものが知られている。
【0003】
この種の車両用リッド装置として、車体に取り付けられるベース部材と、上記のエネルギ供給口を覆う閉位置と当該エネルギ供給口を開く開位置との間で位置変化するリッドと、上記のベース部材およびリッドに直接的または間接的に組み付けられて当該リッドを開位置に付勢する付勢部材と、を具備するものがある(例えば、特許文献1参照)。
上記の付勢部材には、リッドが閉位置にあるときに付勢力が蓄積される。そして付勢部材は、当該付勢力によってリッドを開位置に向けて付勢する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-128111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記の車両用リッド装置における付勢部材は比較的大きな付勢力を蓄積及び放出するものであるため、当該付勢部材を組み付けるためには比較的大きな力が必要である。
このため、当該付勢部材をベース部材等の相手部材に組み付ける作業は煩雑であり、当該組み付け作業に要する設備が複雑化したり、作業者の手作業による誤組付けが発生したりすることが懸念される。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、付勢部材を相手部材に対して簡易な作業で組み付け得るリッド組付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する第一態様のリッド組付構造は、
車両の車体に取り付けられるベース部材と、
前記車体に設けられたエネルギ供給口を覆う閉位置と前記エネルギ供給口を開く開位置との間で位置変化するリッドと、
前記ベース部材および前記リッドに組み付けられて前記リッドを開閉させる開閉機構と、を具備し、
前記開閉機構は、前記ベース部材に組み付けられるカバー部材と、前記リッドに組み付けられ前記カバー部材に対して回転可能に支持されるシャフトと、前記シャフトに装着され前記リッドを前記開位置に付勢する付勢部材と、を具備し、
前記シャフトは、前記付勢部材の第一係合端が係合する第一係合部を有し、
前記カバー部材は、前記付勢部材の第二係合端が脱離可能に係合する仮係合部を有し、
前記ベース部材は、前記第二係合端が係合する本係合部と、前記第二係合端を前記仮係合部から前記本係合部に向けてガイドするガイド部と、を有し、
前記ベース部材と前記開閉機構との組付け時に、前記第一係合端が前記第一係合部に係合した前記付勢部材が、前記ガイド部にガイドされて、前記第二係合端と前記仮係合部とが係合した仮組付状態から前記第二係合端と前記本係合部とが係合した本組付状態に状態変化することで付勢力の少なくとも一部を蓄積する、リッド組付構造である。
【0008】
また、上記課題を解決する第二態様のリッド組み付け機構は、
車両の車体に取り付けられるベース部材と、
前記車体に設けられたエネルギ供給口を覆う閉位置と前記エネルギ供給口を開く開位置との間で位置変化するリッドと、
前記ベース部材および前記リッドに組み付けられて前記リッドを開閉させる開閉機構と、を具備し、
前記開閉機構は、前記ベース部材に組み付けられるカバー部材と、前記リッドに組み付けられ前記カバー部材に対して回転可能に支持されるシャフトと、前記シャフトに装着され前記リッドを前記開位置に付勢する付勢部材と、を具備し、
前記ベース部材は、前記付勢部材の第一係合端が係合する第一係合部と、前記付勢部材の第二係合端が脱離可能に係合する仮係合部と、を有し、
前記シャフトは、前記第二係合端が係合する本係合部と、前記第二係合端を前記仮係合部から前記本係合部に向けてガイドするガイド部と、を有し、
前記ベース部材と前記開閉機構との組付け時に、前記第一係合端が前記第一係合部に係合した前記付勢部材が、前記ガイド部にガイドされて、前記第二係合端と前記仮係合部とが係合した仮組付状態から前記第二係合端と前記本係合部とが係合した本組付状態に状態変化することで付勢力の少なくとも一部を蓄積する、リッド組付構造である。
【発明の効果】
【0009】
本発明のリッド組付構造によると、付勢部材を相手部材に簡易な作業で組み付けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のリッド組付構造を分解した様子を模式的に説明する説明図である。
実施例1のリッド組付構造におけるシャフト、連結部材、付勢部材およびカバー部材を一体化した組付体を模式的に説明する説明図である。
組付時における実施例1のリッド組付構造を模式的に表す説明図である。
組付時における実施例1のリッド組付構造を模式的に表す説明図である。
組付時における実施例1のリッド組付構造を模式的に表す説明図である。
組付時における実施例1のリッド組付構造を模式的に表す説明図である。
組付時における実施例1のリッド組付構造の付勢部材、仮係合部、ガイド部および本係合部の動作を模式的に表す説明図である。
組付時における実施例1のリッド組付構造の付勢部材、仮係合部、ガイド部および本係合部の動作を模式的に表す説明図である。
組付時における実施例1のリッド組付構造の付勢部材、仮係合部、ガイド部および本係合部の動作を模式的に表す説明図である。
実施例2のリッド組付構造を分解した様子を模式的に説明する説明図である。
実施例2のリッド組付構造におけるベース部材、付勢部材、リッドおよびロック部材を一体化した組付体を模式的に説明する説明図である。
実施例2のリッド組付構造におけるシャフト、連結部材およびカバー部材を一体化した第二組付体を模式的に説明する説明図である。
組付時における実施例2のリッド組付構造を模式的に表す説明図である。
組付時における実施例2のリッド組付構造を模式的に表す説明図である。
組付時における実施例2のリッド組付構造を模式的に表す説明図である。
組付時における実施例2のリッド組付構造を模式的に表す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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