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公開番号2024049017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155233
出願日2022-09-28
発明の名称液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/17 20060101AFI20240402BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】各液体吐出部から吐出される液体の混合を防止することを課題とする。
【解決手段】液体吐出ヘッド20を有し、記録媒体の搬送方向に並設される複数の液体吐出部9A,9Bと、記録媒体の搬送方向において一方の液体吐出部9Aと他方の液体吐出部9Bとの間に設けられ、主走査方向の気流を形成する第1気流形成機構21と、記録媒体の搬送方向において他方の液体吐出部9Bと第1気流形成機構21との間に設けられる仕切り板231と、を備えた液体吐出装置1であって、仕切り板231は、主走査方向に延在し、第1気流形成機構21の側と他方の液体吐出部9Bの側との間を区画することを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
液体吐出ヘッドを有し、記録媒体の搬送方向に並設される複数の液体吐出部と、
前記記録媒体の搬送方向において一方の前記液体吐出部と他方の前記液体吐出部との間に設けられ、主走査方向の気流を形成する第1気流形成機構と、
前記記録媒体の搬送方向において他方の前記液体吐出部と前記第1気流形成機構との間に設けられる仕切り部材と、を備えた液体吐出装置であって、
前記仕切り部材は、前記主走査方向に延在し、前記第1気流形成機構の側と他方の前記液体吐出部の側との間を区画することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記液体吐出部の側から吸気して異なる方向へ排気する第2気流形成機構をさらに有する請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項3】
開閉可能に設けられ、前記液体吐出部を覆うことのできるカバー部材をさらに有する液体吐出装置であって、
前記第2気流形成機構からの排気が、前記カバー部材の内面に沿って流れ、前記第2気流形成機構による吸気側へ循環し、
前記カバー部材の内面の上端と主走査方向の端部との角部に相当する箇所に面取りがされる請求項2記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記液体吐出部のいずれかは、前処理液、バインダー、オーバーコート液のいずれかを吐出する請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記第1気流形成機構が形成する気流の方向において、前記第1気流形成機構の下流側に電装部を有する請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記第1気流形成機構の気流方向の上流側および下流側は、液体吐出装置外に連通し、
前記第1気流形成機構は、液体吐出装置の主走査方向の全域にわたって気流を流す請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項7】
開閉可能に設けられ、前記液体吐出部を覆うことのできるカバー部材と、
前記仕切り部材に設けられ、前記仕切り部材と前記カバー部材との間の隙間を埋める弾性部材とをさらに有する請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記カバー部材を複数有する液体吐出装置であって、
記録媒体搬送方向の一方の前記液体吐出部を覆う一方の前記カバー部材と、他方の前記液体吐出部を覆う他方の前記カバー部材との間に、前記仕切り部材が設けられる請求項7記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記仕切り部材は、前記主走査方向の前記液体吐出ヘッドが液体を吐出する領域全域にわたって設けられる請求項1記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
液体としてのインクを吐出する液体吐出装置では、画像形成のために液体吐出ヘッドから吐出される主な液滴の他に、この液滴よりも小さい霧状のインクミストが発生し、画像品質の低下や機内の汚染を生じさせる。
【0003】
これに対して、例えば特許文献1(特開2021-123103号公報)の液体吐出装置では、ファン、吸引ダクト、排気ダクトを備えたインクミスト回収部を設け、装置内で循環する気流を発生させる機構を設ける。この循環する気流により、液体吐出ヘッドから発生したインクミストを回収し、画像品質の低下や機内の汚染を抑制する。
【0004】
しかし、複数の液体吐出部を有する液体吐出装置では、特定の液体吐出部から発生したインクミストが別の液体吐出部に混ざることで、異なる液体同士が混合して固化や化学反応を生じ、液体吐出装置の機能を阻害したり装置を腐食したりするという問題があることがわかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、各液体吐出部から吐出される液体の混合を防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明は、液体吐出ヘッドを有し、記録媒体の搬送方向に並設される複数の液体吐出部と、前記記録媒体の搬送方向において一方の前記液体吐出部と他方の前記液体吐出部との間に設けられ、主走査方向の気流を形成する第1気流形成機構と、前記記録媒体の搬送方向において他方の前記液体吐出部と前記第1気流形成機構との間に設けられる仕切り部材と、を備えた液体吐出装置であって、前記仕切り部材は、前記主走査方向に延在し、前記第1気流形成機構の側と他方の前記液体吐出部の側との間を区画することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、各液体吐出部から吐出される液体が混合することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の各カバー部材が閉じた状態の斜視図である。
図1の液体吐出装置の平面図である。
液体吐出装置の各カバー部材が開いた状態の斜視図である。
図3の液体吐出装置の平面図である。
仕切り部および気流形成機構を示す液体吐出装置内部の平面図である。
仕切り部および気流形成機構を示す液体吐出装置内部の側面図である。
仕切り部および気流形成機構を示す液体吐出装置内部の正面図である。
仕切り部の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
図1に各カバーが閉じた状態の液体吐出装置1の斜視図、図2に平面図を示す。また図3に各カバーが開いた状態の液体吐出装置1の斜視図、図4に平面図を示す。図1の方向Xを液体吐出装置の前後方向あるいは副走査方向あるいは記録媒体搬送方向、方向Yを液体吐出装置の幅方向あるいは主走査方向、方向Zを上下方向とする。方向Xおよび方向Yはステージ上に配置された記録媒体の液体吐出面に平行な方向であるが、多少の誤差があってもよい。方向X,Y,Zは互いに直交する方向である。なお図3では、便宜上後述の仕切り板の記載を省略している。
(【0011】以降は省略されています)

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