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公開番号2024048929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155105
出願日2022-09-28
発明の名称電源供給システム
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02J 1/00 20060101AFI20240402BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】システムへの負荷を抑えつつ、電源幹線における漏電を簡易に検出し得る電源供給システムを提供する。
【解決手段】電源供給システム1は、電源分配器30,40、中央演算装置100、電源供給切替部RL3、電流検出部A7、及び電源幹線L4を備える。電源幹線L4は、電源分配器30の入出力回路32と電源分配器40の入出力回路42とを接続する。電源供給切替部RL3は、入出力回路32内において、分岐回路33の接続点P3よりも、電源幹線L4に近い側に設けられる。電流検出部A7は、入出力回路42内において、分岐回路43の接続点P4よりも、電源幹線L4に近い側に設けられる。中央演算装置100は、電源供給切替部RL3が開状態にある場合、電流検出部A7が電流を検出すると、電源幹線L4に漏電が発生していると判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両内において、複数の電源幹線を用いて、電源供給源及び複数の電源分配器が、ループ状に接続されて、前記複数の電源分配器に接続された複数の機器に電力を供給する電源供給システムであって、
第1入出力回路を有し、かつ、前記第1入出力回路に入力された電力の一部を、第1機器に供給する第1電源分配器と、
第2入出力回路を有し、かつ、前記第2入出力回路に入力された電力の一部を、第2機器に供給する第2電源分配器と、
前記第1電源分配器の前記第1入出力回路と、前記第2電源分配器の前記第2入出力回路とを接続する電源幹線と、
前記第1入出力回路内において、前記第1機器に接続された第1分岐線の接続点よりも、前記電源幹線に近い側に設けられた電源供給切替部と、
前記第2入出力回路内において、前記第2機器が接続された第2分岐線の接続点よりも、前記電源幹線に近い側に設けられた電流検出部と、
前記複数の機器の全電力消費量が所定値以下である場合、前記第1入出力回路内の前記電源供給切替部を開状態にする開閉制御部と、
前記第1入出力回路内の前記電源供給切替部が開状態にある場合、前記第2入出力回路内の前記電流検出部が電流を検出すると、前記電源幹線に漏電が発生していると判定する判定部と、
を備える電源供給システム。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記第2入出力回路内において、前記第2分岐線の接続点よりも、前記電源幹線に遠い側に設けられた電源供給切替部を更に備え、
前記判定部が、前記電源幹線に漏電が発生していると判定する場合、前記開閉制御部は、前記第2入出力回路内の前記電源供給切替部を開状態にする請求項1に記載の電源供給システム。
【請求項3】
前記第2入出力回路内において、前記第2分岐線の接続点よりも、前記電源幹線に近い側に設けられた電源供給切替部を更に備え、
前記判定部が、前記電源幹線に漏電が発生していると判定する場合、前記開閉制御部は、前記第2入出力回路内の前記電源供給切替部を開状態にする請求項1に記載の電源供給システム。
【請求項4】
前記判定部が前記電源幹線に漏電が発生していると判定する場合に、報知動作を行う報知部を更に備える請求項1~3のいずれか1項に記載の電源供給システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源供給システムに関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両内において、複数の電源幹線を用いて、電源供給源及び複数の電源分配器が、ループ状に接続された電源供給システムが知られている。各電源分配器には、1つ以上の車載機器が接続されている。
【0003】
特許文献1に開示された電源供給システムには、隣接する電源分配器を接続する各電源幹線内に、当該電源幹線に流れる電流の時間変化を検出する検出部が設けられている。
【0004】
一般的に、電源幹線に断線が生じた場合、当該電源幹線には電流が流れなくなる。また、電源幹線に短絡が生じた場合、当該電源幹線に流れる電流が急激に増加する。このように、電源幹線に断線又は短絡が生じた場合、当該電源幹線に流れる電流は大きく変化する。
【0005】
このため、検出部を用いて、電源幹線に流れる電流の時間変化を監視することにより、電源幹線の断線又は短絡を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-17115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した構成において、車両の振動等により、電源幹線の被覆の一部が、車両のボディーに擦れて削られる可能性がある。
【0008】
被覆の一部が削られた電源幹線が、車両のボディーに接触する場合、接触箇所の接触抵抗が高いと、当該電源幹線に漏電が生じる。この場合、電源幹線に流れる電流は僅かに変化する。
【0009】
このため、上述した構成において、電源幹線における漏電を検出するためには、当該電源幹線に流れる電流の微小変化を検出可能な検出部と、検出した電流の微小変化が漏電に起因するのか否かを判定する判定部とを設ける必要がある。判定部は、例えば、各車載機器の消費電流値を参照して、検出した電流の微小変化が漏電に起因するのか否かを判定する。
【0010】
このように、従来の電源供給システムでは、電源幹線における漏電を検出する場合、検出した電流の微小変化に基づいて、高度な判定処理を行う必要がある。このため、システムの負荷が増加するおそれがあった。
(【0011】以降は省略されています)

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