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公開番号2024048852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154984
出願日2022-09-28
発明の名称車両の外部構造
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60Q 5/00 20060101AFI20240402BHJP(車両一般)
要約【課題】音波を車外に伝播させつつ、センサの検知精度を抑制できる。
【解決手段】車両の外部構造は、車両の外殻部分の一部を構成する外装部材10と、外装部材10の内方に設けられ、外装部材10に向けて音波を発する発音部30とを備える。外装部材10は、電磁波を用いたセンサ50の外方に設けられ、外装部材10は、発音部30が発する音波の透過領域である第1領域11と、センサ50から送信される電磁波の透過領域である第2領域12とを有する本体部20を備え、本体部20は、第1領域11と第2領域12との間に位置するスリットを含み、第1領域11から第2領域12への振動の伝播を抑制する抑制部22を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の外殻部分の一部を構成する外装部材と、
前記外装部材の内方に設けられ、前記外装部材に向けて音波を発する発音部と、を備え、
前記外装部材は、電磁波を用いたセンサの外方に設けられ、
前記外装部材は、前記発音部が発する前記音波の透過領域である第1領域と、前記センサから送信される前記電磁波の透過領域である第2領域と、を有する本体部を備え、
前記本体部は、前記第1領域と前記第2領域との間に位置するスリットを含み、前記第1領域から前記第2領域への振動の伝播を抑制する抑制部を有する、
車両の外部構造。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
音波及び電磁波の少なくとも一方を用いたセンサを有し、車両の外殻部分の一部を構成する外装部材と、
前記外装部材の内方に設けられ、前記外装部材に向けて音波を発する発音部と、を備え、
前記外装部材は、前記発音部が発する前記音波の透過領域である第1領域と、前記センサが設けられている領域である第2領域と、を有する本体部を備え、
前記本体部は、前記第1領域と前記第2領域との間に位置するスリットを含み、前記第1領域から前記第2領域への振動の伝播を抑制する抑制部を有する、
車両の外部構造。
【請求項3】
前記本体部は、前記スリットが設けられた基材を有し、
前記抑制部は、前記スリットの内部に充填され、前記基材よりも軟質な充填部を含む、
請求項1または請求項2に記載の車両の外部構造。
【請求項4】
前記外装部材は、前記充填部と同一の材料により形成され、前記充填部に連なるとともに前記基材の外面または内面の少なくとも一方を被覆する被覆部を有する、
請求項3に記載の車両の外部構造。
【請求項5】
前記スリットは、溝状であり、前記第1領域の全周を囲んでいる、
請求項1または請求項2に記載の車両の外部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の外部構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の車両においては、フロントバンパカバーの後方であり、同フロントバンパカバーに設けられた開口部に臨む位置にホーンが設けられている。ホーンは、運転者が他の車両あるいは歩行者に対して注意を喚起する警報音を発する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-103303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車両の電動化や空気抵抗の低減化などの要請の高まりに伴い、フロントバンパカバーなどの外装部材の開口部が縮小あるいは省略される傾向にある。
そこで、外装部材の後方に発音部を設け、発音部から外装部材に向けて発せられる音波を、外装部材を透過させることで車外へ伝播させることが考えられる。
【0005】
しかしながら、上記発音部と共に、例えばミリ波レーダ装置などのセンサが外装部材の後方に配置されている場合には、以下の不都合が生じるおそれがある。
すなわち、図10に示すように、ミリ波レーダ装置90から送信される電波の一部は、外装部材10の後面において反射される。そして、ミリ波レーダ装置90は、反射された電波をノイズ成分として受信する。ここで、図示しない発音部から発せられる音波によって外装部材10が振動すると、車両の前後方向における電波の反射位置が変動する。このため、ミリ波レーダ装置90が受信するノイズ成分の位相が車両の前後方向における外装部材10の位置によって変動する。その結果、ノイズ成分の位相が変動することで、ミリ波レーダ装置90による検出精度の低下を招くおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための車両の外部構造の各態様を記載する。
[態様1]
車両の外殻部分の一部を構成する外装部材と、前記外装部材の内方に設けられ、前記外装部材に向けて音波を発する発音部と、を備え、前記外装部材は、電磁波を用いたセンサの外方に設けられ、前記外装部材は、前記発音部が発する前記音波の透過領域である第1領域と、前記センサから送信される前記電磁波の透過領域である第2領域と、を有する本体部を備え、前記本体部は、前記第1領域と前記第2領域との間に位置するスリットを含み、前記第1領域から前記第2領域への振動の伝播を抑制する抑制部を有する、車両の外部構造。
【0007】
同構成によれば、外装部材の本体部のうち発音部から発せられる音波によって第1領域が振動する。ここで、第1領域から第2領域に向かう振動が、スリットにおいて減衰される。これにより、第1領域から第2領域への振動の伝播が抑制されるようになる。したがって、音波を車外に伝播させつつ、センサの検知精度を抑制できる。
【0008】
[態様2]
音波及び電磁波の少なくとも一方を用いたセンサを有し、車両の外殻部分の一部を構成する外装部材と、前記外装部材の内方に設けられ、前記外装部材に向けて音波を発する発音部と、を備え、前記外装部材は、前記発音部が発する前記音波の透過領域である第1領域と、前記センサが設けられている領域である第2領域と、を有する本体部を備え、前記本体部は、前記第1領域と前記第2領域との間に位置するスリットを含み、前記第1領域から前記第2領域への振動の伝播を抑制する抑制部を有する、車両の外部構造。
【0009】
同構成によれば、外装部材の本体部のうち発音部から発せられる音波によって第1領域が振動する。ここで、第1領域から第2領域に向かう振動が、スリットにおいて減衰される。これにより、第1領域から第2領域への振動の伝播が抑制されるようになる。したがって、音波を車外に伝播させつつ、センサの検知精度の低下を抑制できる。
【0010】
[態様3]
前記本体部は、前記スリットが設けられた基材を有し、前記抑制部は、前記スリットの内部に充填され、前記基材よりも軟質な充填部を含む、態様1または態様2に記載の車両の外部構造。
(【0011】以降は省略されています)

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