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公開番号2024048851
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154983
出願日2022-09-28
発明の名称車両の外部構造及び車両の融氷システム
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60Q 5/00 20060101AFI20240402BHJP(車両一般)
要約【課題】着氷に起因して音波の透過性能が変化することを抑制できる。
【解決手段】車両の外部構造は、本体部20、及び本体部20に設けられ、本体部20を加熱するヒータ部60を有し、車両の外殻部分の一部を構成する外装部材10と、外装部材10の内方に設けられ、外装部材10に向けて音波を発する発音部40とを備える。ヒータ部60は、外装部材10のうち音波が透過する第1領域11に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
本体部、及び前記本体部に設けられ、前記本体部を加熱するヒータ部を有し、車両の外殻部分の一部を構成する外装部材と、
前記外装部材の内方に設けられ、前記外装部材に向けて音波を発する発音部と、を備え、
前記ヒータ部は、前記外装部材のうち前記音波が透過する領域に設けられている、
車両の外部構造。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
本体部、及び前記本体部に設けられ、前記本体部を加熱するヒータ部を有し、車両の外殻部分の一部を構成する外装部材を備え、
前記外装部材は、前記外装部材に向けて音波を発する発音部の外方に設けられ、
前記ヒータ部は、前記本体部のうち前記音波が透過する領域に設けられている、
車両の外部構造。
【請求項3】
前記発音部の外方には、前記発音部が発する所定の周波数の前記音波を共鳴させる共鳴部が設けられている、
請求項1または請求項2に記載の車両の外部構造。
【請求項4】
前記ヒータ部は、前記外装部材のうち前記共鳴部を構成する部分に設けられている、
請求項3に記載の車両の外部構造。
【請求項5】
前記領域を第1領域とするとき、
前記外装部材は、電波レーダ装置の電波の経路内に位置し、前記電波が透過する第2領域を有し、
前記ヒータ部は、前記外装部材のうち前記第1領域と前記第2領域との双方にわたって設けられている、
請求項1または請求項2に記載の車両の外部構造。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の車両の外部構造と、
前記外装部材の外面における着氷の有無を判定するとともに、前記着氷が有ると判定した場合に、前記ヒータ部に通電するように構成された制御部と、を備える、
車両の融氷システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の外部構造及び車両の融氷システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両の前部には、内燃機関の冷却液との熱交換を行うラジエータと、ラジエータの前方に位置し、開口部を有するグリルとが設けられている(例えば特許文献1参照)。こうした車両においては、グリルの開口部を通じて導入される走行風によってラジエータが冷却される。
【0003】
特許文献1に記載の車両においては、車両の前後方向におけるグリルとラジエータとの間であり、グリルの開口部に臨む位置にホーンが設けられている。ホーンは、運転者が他の車両あるいは歩行者に対して注意を喚起する警報音を発する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-6899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、車両の電動化や空気抵抗の低減化などの要請の高まりに伴い、グリルなどの外装部材の開口部が縮小あるいは省略される傾向にある。
そこで、外装部材の後方に発音部を設け、発音部から外装部材に向けて発せられる音波を、外装部材を透過させることで車両の前方へ伝播させることが考えられる。
【0006】
ところで、外装部材の外面に雪氷が付着すると、外装部材の厚み、重さ、及び固有振動数が変化する。この場合、外装部材の内面で音波が反射しやすくなる結果、外装部材を音波が透過しにくくなるので、車両の前方へ伝播する音波の音圧が低下するという問題が生じる。
【0007】
なお、こうした問題は、ホーンだけでなく自車両に接近する歩行者などに対して注意を喚起する接近通報音を発する発音部においても同様にして生じる。また、こうした問題は、車両の前部を構成する外装部材及び同外装部材の後方に設けられる発音部に限定されるものではなく、車両の後部を構成する外装部材及び同外装部材の前方に設けられる発音部などにおいても同様にして生じる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための車両の外部構造及び車両の融氷システムの各態様を記載する。
[態様1]
本体部、及び前記本体部に設けられ、前記本体部を加熱するヒータ部を有し、車両の外殻部分の一部を構成する外装部材と、前記外装部材の内方に設けられ、前記外装部材に向けて音波を発する発音部と、を備え、前記ヒータ部は、前記外装部材のうち前記音波が透過する領域に設けられている、車両の外部構造。
【0009】
同構成によれば、外装部材のうち音波が透過する領域に着氷した場合には、ヒータ部に通電して本体部を加熱することで、外装部材の外面に付着した氷を融かすことができる。これにより、着氷に起因して音波の透過性能が変化することを抑制できる。
【0010】
[態様2]
本体部、及び前記本体部に設けられ、前記本体部を加熱するヒータ部を有し、車両の外殻部分の一部を構成する外装部材を備え、前記外装部材は、前記外装部材に向けて音波を発する発音部の外方に設けられ、前記ヒータ部は、前記本体部のうち前記音波が透過する領域に設けられている、車両の外部構造。
(【0011】以降は省略されています)

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