TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024048139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154023
出願日2022-09-27
発明の名称車両用電源制御システム
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B60R 16/03 20060101AFI20240401BHJP(車両一般)
要約【課題】車両において低圧バッテリのバッテリ上がりが生じた場合に、車両の始動を容易にすること。
【解決手段】低圧バッテリ23がバッテリ上がりになった時に、ACCソケット24に接続した簡易電源25から車両側に始動に必要な電源電力を供給する。簡易電源25の電力は、DC/DCコンバータ22の各電源端子22c、22dやその他の負荷31、32、33に供給され、DC/DCコンバータ22を起動するために使用される。DC/DCコンバータ22が起動した後は、高圧バッテリ21側の電力を降圧して低圧バッテリ23側に供給し、DC/DCコンバータ22やその他の負荷の電源供給経路を切り替える。モードスイッチ26又はリレーを用いて通常モードと非常時始動モードとを切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された高圧バッテリと、
前記高圧バッテリから出力される高電圧を低電圧に変換可能な電圧変換部と、
前記電圧変換部の起動を制御する制御部と、
前記電圧変換部および前記制御部に所定の動作電圧を供給可能な低圧バッテリと、
所定の外部電源を接続可能な外部電源コネクタと、
を備え、前記制御部は、前記外部電源から前記外部電源コネクタを経由して供給される外部電力を、少なくとも一時的に前記低圧バッテリの代わりに前記動作電圧として前記電圧変換部および前記制御部に供給する機能を有する、
車両用電源制御システム。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記外部電源コネクタの回路の接続先を、前記低圧バッテリと接続される第1回路と、前記電圧変換部および前記制御部と接続される第2回路とのいずれかに選択的に切り替える切替回路を有する、
請求項1に記載の車両用電源制御システム。
【請求項3】
前記制御部は、
前記外部電源コネクタの回路の接続先を、前記低圧バッテリと接続される第1回路と、前記電圧変換部および前記制御部と接続される第2回路とのいずれかに選択的に切り替えるスイッチ回路と、
前記低圧バッテリの出力電圧が低下した場合に前記スイッチ回路を制御して、前記外部電源コネクタの回路を前記電圧変換部および前記制御部と自動的に接続する電圧検知回路と、
を有する、請求項1に記載の車両用電源制御システム。
【請求項4】
前記制御部は、
前記外部電源コネクタの回路の接続先を、前記低圧バッテリと接続される第1回路と、前記電圧変換部および前記制御部と接続される第2回路とのいずれかに選択的に切り替える切替回路と、
前記低圧バッテリの出力と前記第2回路との間に接続された逆流防止回路と、
を有する、請求項1に記載の車両用電源制御システム。
【請求項5】
前記制御部は、
前記外部電源コネクタの回路の接続先を、前記低圧バッテリと接続される第1回路と、前記電圧変換部および前記制御部と接続される第2回路とのいずれかに選択的に切り替える切替回路と、
前記低圧バッテリの出力および前記第2回路と負荷側回路との間の接続状態を切り替えるリレー回路と、
を有する、請求項1に記載の車両用電源制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用電源制御システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば車両を長期間に亘って使用しなかった場合や、車両のエンジンを止めたままでライト、ヒータなどの車載機器を長時間使い続けたような場合には、車載バッテリに蓄積された電気エネルギーが暗電流や負荷電流等の影響で放電するためバッテリ上がりの状態になる。また、車載バッテリが劣化した場合には、バッテリ上がりが生じやすくなる。そして、バッテリ上がりの状態では車載バッテリの出力電圧が低すぎるため、そのままではエンジン始動等の通常の車両の動作ができなくなる。
【0003】
車両においてバッテリ上がりが発生した場合には、例えば車載バッテリを新品のバッテリに交換する作業が行われる。あるいは、救援車両や大型の電源装置を用意して、これらを所定のブースターケーブルを介して対象車両の電源回路と繋ぎ、ジャンプスタートと呼ばれる手法で対象車両のエンジンを始動する。
【0004】
一方、例えば特許文献1は残存電圧値が低いバッテリから引き出した電力を蓄えて短時間で放電させることによりエンジン始動することが可能なジャンプスタータの技術を示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-38116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、例えば山間部のように救援車両や大型の電源装置を用意するのが困難な場所で車両のバッテリ上がりが発生する場合も多い。したがって、ジャンプスタートの手法でエンジンを始動する場合であっても、車両のユーザが自分で作業することはできず、ロードサービスなどに救援作業を依頼しなければならない。したがって、バッテリ上がりが生じた車両のエンジンを始動するために、時間や手間がかかる。
【0007】
一方、純粋な電気自動車やプラグインハイブリッド車のような電動車(xEV)においては、走行駆動用の高圧バッテリと低圧バッテリとの両方を搭載している場合が多い。低圧バッテリが出力する電力は、例えば各種電子制御ユニット(ECU)の電源や各種補機(例えば、ランプ、ヒータ、電気モータなどの電装品)の電源として必要である。
【0008】
また、高圧バッテリが蓄積している電力の一部を低圧バッテリ側の回路に供給可能にするために電動車はDC/DCコンバータを搭載している場合が多い。すなわち、高圧バッテリが蓄積している高電圧の電力をDC/DCコンバータで低圧に変換して低圧バッテリ側の回路にも供給できる。
【0009】
しかしながら、高圧バッテリと低圧バッテリとの両方を搭載している電動車において、低圧バッテリ側でバッテリ上がりが生じると、エンジン始動などの車両の動作が不可能な状況が発生する。その場合、高圧バッテリが十分に大きな電力を蓄積している場合でも、DC/DCコンバータの回路が起動しないため、高圧バッテリ側の電力を低圧バッテリ側に供給できない。したがって、バッテリ上がりになった車両を始動するためにジャンプスタートの手法を用いなければならず、時間や手間がかかる。
【0010】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両において低圧バッテリのバッテリ上がりが生じた場合に、車両の始動を容易にすることが可能な車両用電源制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
照明構造
16日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
10日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
10日前
矢崎総業株式会社
外装部材取付機
9日前
矢崎総業株式会社
ハウジングユニット
10日前
矢崎総業株式会社
フレキシブル配線部品
4日前
矢崎総業株式会社
通信装置及び通信システム
10日前
矢崎総業株式会社
部品搭載構造及び電気接続箱
11日前
矢崎総業株式会社
端子付き電線及びその製造方法
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ付き電線及びその製造方法
4日前
矢崎総業株式会社
電気部品接続構造、及び電気接続箱
11日前
矢崎総業株式会社
調光制御装置および調光プログラム
10日前
矢崎総業株式会社
CPA付コネクタ及びワイヤーハーネス
9日前
矢崎総業株式会社
フレキシブル配線部品及び導電モジュール
4日前
矢崎総業株式会社
端子、電気部品接続構造、及び電気接続箱
11日前
矢崎総業株式会社
樹脂ブロック及び樹脂ブロックの製造方法
2日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱及び該電気接続箱の組み立て方法
10日前
矢崎総業株式会社
信号伝送モジュール及びノイズフィルタ回路
4日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス製造装置及びワイヤハーネス製造方法
10日前
矢崎総業株式会社
コルゲートチューブの供給方法及びコルゲートチューブ自動供給装置
10日前
個人
スーパーEV
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
9日前
個人
自動車暴走抑制装置
16日前
井関農機株式会社
作業車両
2日前
東レ株式会社
フロントグリル
16日前
オクト産業株式会社
自動車
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
株式会社SUBARU
車両
26日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
株式会社SUBARU
車両
26日前
続きを見る