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公開番号2024048031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153858
出願日2022-09-27
発明の名称吸収性物品包装体
出願人大王製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 85/07 20170101AFI20240401BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】吸収性物品を取出口から容易に取り出すことができると共に、取出口からゴミが侵入することを抑制することができる吸収性物品包装体を提供する。
【解決手段】底面部と、前面部及び後面部と、前記前面部及び前記後面部と連接された1対の側面部と、前記前面部及び前記後面部それぞれの上端部が接合されたシール部とを有し、複数の吸収性物品が、一方の前記側面部から他方の前記側面部に向かう積層方向にて積層されており、前記前面部において、前記シール部より前記底面部側、且つ吸収性物品積層体の上端より上方に、前記積層方向に沿ってミシン目が形成され、前記ミシン目の端部は、前記積層方向において前記吸収性物品積層体の端部から30mm内側の位置より外側に位置し、前記ミシン目の端部と前記前面部の前記積層方向の端縁との距離は、前記ミシン目の全長の3%以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の吸収性物品が積層された吸収性物品積層体が包装袋に収容された吸収性物品包装体であって、
底面部と、前面部及び後面部と、前記前面部及び前記後面部と連接された1対の側面部と、前記前面部及び前記後面部それぞれの上端部が接合されたシール部とを有し、
前記複数の吸収性物品は、一方の前記側面部から他方の前記側面部に向かう積層方向にて積層されており、
前記前面部において、前記シール部より前記底面部側、且つ前記吸収性物品積層体の上端より上方に、前記積層方向に沿ってミシン目が形成され、
前記ミシン目の端部は、前記積層方向において前記吸収性物品積層体の端部から30mm内側の位置より外側に位置し、前記ミシン目の端部と前記前面部の前記積層方向の端縁との距離は、前記ミシン目の全長の3%以上である吸収性物品包装体。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記ミシン目と前記包装袋の上端との距離は、前記側面部に沿う方向における前記吸収性物品積層体の長さの30%~70%である請求項1に記載の吸収性物品包装体。
【請求項3】
前記ミシン目と前記吸収性物品積層体の上端との距離は、20mm~80mmである請求項2に記載の吸収性物品包装体。
【請求項4】
前記ミシン目のタイ部の長さは、1.0mm~15mmであり、前記ミシン目のカット部の長さは、0.5mm~2.0mmである請求項3に記載の吸収性物品包装体。
【請求項5】
前記ミシン目の端部と前記前面部の前記積層方向の端縁との距離は、15mm以上である請求項4に記載の吸収性物品包装体。
【請求項6】
前記包装袋を前記ミシン目で開封した状態において、前記前面部及び前記後面部は、前記底面部に対して直立している請求項1から5のいずれか一項に記載の吸収性物品包装体。
【請求項7】
前記包装袋は、紙基材を含む請求項6に記載の吸収性物品包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品包装体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、使い捨ておむつ等の吸収性物品は、複数個が積層された状態で、包装袋に収容されて吸収性物品包装体として市販されている。このような包装袋では、通常、ミシン目が設けられており、ミシン目に沿って包装袋を開封することにより、吸収性物品を取り出すための取出口が形成される。
【0003】
例えば、特許文献1には、圧縮物品(紙おむつ)を収容し、略直方体の圧縮物品用包装袋に、前面パネルから上面パネル部を通って背面パネル部に至り、且つ該上面パネル部で、吊手部に形成される吊手用開口を避けて吊手部を横断するミシン目又は切れ目が連続的に形成してなる開封部付圧縮物品用包装袋が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-187197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の吸収性物品包装体の包装袋では、ミシン目で切り裂いて開口した取出口から離れた位置に収容されている紙おむつは、取出口近くの紙おむつが取り出された後も包装袋内に残る場合があり、包装袋内に残った紙おむつは、包装袋に覆われて取り出し難い可能性がある。また、包装袋をミシン目で開封した後、取出口が常時開いた状態となるため、取出口からゴミや埃等が侵入する可能性がある。
【0006】
上記の点に鑑みて、本発明の一態様は、吸収性物品を取出口から容易に取り出すことができると共に、取出口からゴミが侵入することを抑制することができる吸収性物品包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第一の形態は、複数の吸収性物品が積層された吸収性物品積層体が包装袋に収容された吸収性物品包装体であって、底面部と、前面部及び後面部と、前記前面部及び前記後面部と連接された1対の側面部と、前記前面部及び前記後面部それぞれの上端部が接合されたシール部とを有し、前記複数の吸収性物品は、一方の前記側面部から他方の前記側面部に向かう積層方向にて積層されており、前記前面部において、前記シール部より前記底面部側、且つ前記吸収性物品積層体の上端より上方に、前記積層方向に沿ってミシン目が形成され、前記ミシン目の端部は、前記積層方向において前記吸収性物品積層体の端部から30mm内側の位置より外側に位置し、前記ミシン目の端部と前記前面部の前記積層方向の端縁との距離は、前記ミシン目の全長の3%以上である。
【0008】
上記第一の形態によれば、ミシン目に沿って上下方向に包装袋を開封することにより、吸収性物品積層体の上端より上方において、吸収性物品積層体の上端が積層方向に亘って露出するように開口した取出口が形成され、包装袋に収容された吸収性物品の上端が露出した状態となる。よって、吸収性物品の上端を摘まんで、吸収性物品を取出口から容易に取り出すことができる。また、包装袋を開封した後において、吸収性物品積層体の上端以外は包装袋で覆われていると共に、包装袋におけるミシン目より上方に位置する部分を、ミシン目より下方に位置する前面部の外面に重ねることにより、取出口を閉じることができるため、取出口からゴミが侵入することを抑制することができる。
【0009】
本発明の第二の形態は、前記ミシン目と前記包装袋の上端との距離は、前記側面部に沿う方向における前記吸収性物品積層体の長さの30%~70%である。
【0010】
上記の第二の形態によれば、包装袋を開封した後において、包装袋におけるミシン目より上方に位置する部分の面積を十分な大きさとすることができるため、当該部分を、ミシン目より下方に位置する前面部の外面に重ねたとき、重なる面積をより大きくすることができる。よって、取出口を閉じた状態をより維持することができ、取出口からゴミが侵入することをより抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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