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公開番号2024047823
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153524
出願日2022-09-27
発明の名称端子、端子付き電線
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 4/02 20060101AFI20240401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】被覆電線の芯線を良好に溶接することができる端子、及び該端子が接続された端子付き電線を提供する。
【解決手段】端子付き電線1は、被覆電線2と、この被覆電線2の端末に接続された端子3と、を備えている。端子3は、相手端子と嵌合する嵌合部31と、電線接続部33と、を備えている。電線接続部33は、被覆電線2の被覆22が設けられた部分が載置された底板34と、被覆電線2の露出した芯線21が載置されて溶接された芯線接続部36と、互いの間に芯線接続部36を位置付けた一対の側板35と、を備えている。芯線接続部36は、底板34に形成された2本のスリット間の部分が上方に打ち出されて形成されており、底板34よりも上方に位置している。芯線接続部36には2本の溝38が形成されており、これら溝38に溶融固化した芯線21の一部が存在している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
被覆電線の被覆が設けられた部分が載置される底板と、
前記底板よりも上方に位置し、前記被覆電線の芯線露出部が載置されて溶接される芯線接続部と、を備え、
前記芯線接続部に溝が形成されている
ことを特徴とする端子。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記芯線接続部は、前記底板に形成された2本のスリット間の部分が上方に突出した部位である
ことを特徴とする請求項1に記載の端子。
【請求項3】
前記底板の両側縁から上方に立設し、互いに対向し、互いの間に前記芯線接続部を位置付けた一対の側板を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の端子。
【請求項4】
芯線露出部が形成された被覆電線と、請求項1~3の何れか1項に記載の端子と、を備え、
前記溝の内面を含む前記芯線接続部と前記芯線露出部とが溶接されている
ことを特徴とする端子付き電線。
【請求項5】
前記溝に、溶融固化した前記芯線の一部が存在している
ことを特徴とする請求項4に記載の端子付き電線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆電線に接続される端子、及び、被覆電線に端子が接続された端子付き電線に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
被覆電線に接続される端子として、例えば図5,6に示す端子303が公知である(特許文献1を参照)。この端子303は、金属板にプレス加工等が施されることにより得られるものであり、不図示の相手端子と嵌合する嵌合部331と、被覆電線2の露出した芯線21を加締める芯線加締め部333と、被覆電線2の被覆22が設けられた部分を加締める被覆加締め部337と、を備えている。
【0003】
芯線加締め部333は、底板前方部(嵌合部331側を前方、被覆加締め部337側を後方とした場合の呼称である)334と、底板前方部334の両側縁から立設した一対の芯線加締め片335と、を備えている。加締め片335にはセレーション332が形成されている。
【0004】
被覆加締め部337は、底板後方部338と、底板後方部338の両側縁から立設した一対の被覆加締め片339と、を備えている。底板後方部338は、底板前方部334と面一に連続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-39901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願発明者は、上述した端子303を用い、一対の芯線加締め片335で被覆電線2の芯線21を加締めるのではなく、芯線21と底板前方部334とを溶接する端子接続構造について検討した。
【0007】
しかし、図7に示すように端子303に被覆電線2をセットすると、芯線21と底板前方部334との間に被覆22の厚さ分の隙間g1ができ、これらを溶接すると、芯線21と底板前方部334との密着性が確保できず溶接不良を起こしやすいことがわかった。
【0008】
また、図8に示すように、底板前方部334に接するように芯線21をクセ付けしても、所々に隙間g2,g3ができてしまい、隙間量のコントロールができず、再現性が悪くなることがわかった。
【0009】
そこで、本発明は、被覆電線の芯線を良好に溶接することができる端子、及び該端子が接続された端子付き電線を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の端子は、被覆電線の被覆が設けられた部分が載置される底板と、前記底板よりも上方に位置し、前記被覆電線の芯線露出部が載置されて溶接される芯線接続部と、を備え、前記芯線接続部に溝が形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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