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公開番号2024047726
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153385
出願日2022-09-27
発明の名称コネクタ付き電線
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/56 20060101AFI20240401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子間の片当たりを抑えること。
【解決手段】電線端末11が規定屈曲形状に折り曲げられた電線10と、端子金具20と、これらを収容室Sに収容し、電線引出部12を電線引出口Opから収容室の外に引き出させるハウジング30及びカバー部材40と、を備え、電線端末は、端子接続部11aを有する第1電線軸部13と、電線引出部に連なる第2電線軸部14と、屈曲部15と、を有し、ハウジングは、収容室の一部であり、挿入口30cから挿入された端子金具及び電線端末を収容する第1収容室30aを有し、カバー部材は、挿入口を塞ぐカバー主体41と、収容室の一部である第2収容室40aと、収容室の室内で第1電線軸部における第2電線軸部に対する曲げ方向とは逆向きの動きを第1電線軸部の当接に伴い係止して、電線端末を規定屈曲形状に保つ屈曲規制部42と、を有すること。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
一方の電線端末が規定屈曲形状に折り曲げられた電線と、
前記電線端末の端部の端子接続部に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部及び相手方端子金具に嵌合接続させる嵌合接続部を有する端子金具と、
互いに組み付けられた組付け後の状態で、前記端子金具及び前記電線端末を収容室に収容し、前記電線の電線引出部を電線引出口から前記収容室の外に引き出させるハウジング及びカバー部材と、
を備え、
前記電線端末は、前記端子接続部を有する第1電線軸部と、前記電線引出部に連なる第2電線軸部と、前記第1電線軸部側と前記第2電線軸部側とにこれらの軸線を交差させて前記規定屈曲形状に折り曲げた屈曲部と、を有し、
前記収容室は、組付け後の前記ハウジングと前記カバー部材における第1収容室と第2収容室を組み合わせて形成された空間であり、
前記電線引出口は、前記収容室の室内と室外を連通させるべく、組付け後の前記ハウジングと前記カバー部材における第1溝部と第2溝部を組み合わせて形成された連通口であり、
前記ハウジングは、挿入口から挿入された前記端子金具及び前記電線端末を収容する前記第1収容室と、前記第1溝部と、を有し、
前記カバー部材は、前記ハウジングの前記挿入口を塞ぐカバー主体と、前記第2収容室と、前記第2溝部と、前記収容室の室内で前記第1電線軸部における前記第2電線軸部に対する曲げ方向とは逆向きの動きを前記第1電線軸部の当接に伴い係止して、前記電線端末を前記規定屈曲形状に保つ屈曲規制部と、を有することを特徴としたコネクタ付き電線。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記カバー部材は、前記収容室の室内で前記第1電線軸部を間に置いて対向配置させ、前記電線端末における前記第2電線軸部の軸周りの回転を前記第1電線軸部の当接に伴い抑止する一対の回転規制部を有することを特徴とした請求項1に記載のコネクタ付き電線。
【請求項3】
前記収容室に収容され、前記収容室の中での前記第2電線軸部の振れを抑止する振れ抑止具を備えることを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ付き電線。
【請求項4】
前記電線端末は、前記第1電線軸部側と前記第2電線軸部側とに直角に折り曲げたL字を成すことを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ付き電線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ付き電線に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタ付き電線においては、一方の電線端末が直角に折り曲げられた電線と、電線端末の端部に取り付けられた端子金具と、端子金具及び電線端末を開口から収容室に収容し、電線の電線引出部を収容室の外に引き出させるハウジングと、その開口を塞ぐカバー部材と、を備えるものが知られている。この種のコネクタ付き電線については、例えば、下記の特許文献1及び2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-020774号公報
特開2021-131941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コネクタ付き電線においては、端子金具と相手方端子金具がその相互間で雌雄嵌合接続させる雌端子金具と雄端子金具であるならば、雌雄嵌合接続させる際の端子金具と相手方端子金具の相互間の位置だしを図るなどを目的として、収容室内で端子金具に遊びを持たせる。このため、このコネクタ付き電線においては、電線端末の電線屈曲部が折り曲げ前の元の形状に戻ろうとすると、その際の力が電線端末の端部から端子金具に作用するので、収容室内で遊びの大きさ分だけ端子金具を位置ずれさせることができる。よって、このコネクタ付き電線においては、端子金具に作用する電線端末からの力によって、雌端子金具の内方で雄端子金具が片当たりして、その相互間の導通性能を低下させてしまう可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、端子間の片当たりを抑え得るコネクタ付き電線を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一方の電線端末が規定屈曲形状に折り曲げられた電線と、前記電線端末の端部の端子接続部に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部及び相手方端子金具に嵌合接続させる嵌合接続部を有する端子金具と、互いに組み付けられた組付け後の状態で、前記端子金具及び前記電線端末を収容室に収容し、前記電線の電線引出部を電線引出口から前記収容室の外に引き出させるハウジング及びカバー部材と、を備え、前記電線端末は、前記端子接続部を有する第1電線軸部と、前記電線引出部に連なる第2電線軸部と、前記第1電線軸部側と前記第2電線軸部側とにこれらの軸線を交差させて前記規定屈曲形状に折り曲げた屈曲部と、を有し、前記収容室は、組付け後の前記ハウジングと前記カバー部材における第1収容室と第2収容室を組み合わせて形成された空間であり、前記電線引出口は、前記収容室の室内と室外を連通させるべく、組付け後の前記ハウジングと前記カバー部材における第1溝部と第2溝部を組み合わせて形成された連通口であり、前記ハウジングは、挿入口から挿入された前記端子金具及び前記電線端末を収容する前記第1収容室と、前記第1溝部と、を有し、前記カバー部材は、前記ハウジングの前記挿入口を塞ぐカバー主体と、前記第2収容室と、前記第2溝部と、前記収容室の室内で前記第1電線軸部における前記第2電線軸部に対する曲げ方向とは逆向きの動きを前記第1電線軸部の当接に伴い係止して、前記電線端末を前記規定屈曲形状に保つ屈曲規制部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタ付き電線は、屈曲規制部によって電線端末を規定屈曲形状に保つことができるので、嵌合接続方向に対する嵌合接続部の傾きを抑制でき、嵌合接続部と相手方嵌合接続部の間での片当たりの発生を抑えることができる。従って、このコネクタ付き電線は、嵌合接続部と相手方嵌合接続部との間の導通性能の低下を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のコネクタ付き電線を示す斜視図である。
図2は、実施形態のコネクタ付き電線を示す平面図である。
図3は、図2のX-X線断面図である。
図4は、実施形態のコネクタ付き電線を示す分解斜視図である。
図5は、カバー部材を組み付ける前のコネクタ付き電線の分解斜視図である。
図6は、カバー部材を組み付ける前のコネクタ付き電線を示すX-X線断面相当の図である。
図7は、カバー部材を組み付けている途中のコネクタ付き電線を示すX-X線断面相当の図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係るコネクタ付き電線の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係るコネクタ付き電線の実施形態の1つを図1から図7に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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