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公開番号2024047354
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152926
出願日2022-09-26
発明の名称誤嵌合防止コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/64 20060101AFI20240329BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】フード部の破損を抑制でき、誤嵌合防止機能の信頼性を高めることができる誤嵌合防止コネクタを提供する。
【解決手段】ガイド突起40が一側面に突設された雌コネクタハウジング3と、フード部60の内壁面に凹設された下側ガイド溝67が嵌合方向に沿って延びる雄コネクタハウジング6とを備える。雌コネクタハウジング3と雄コネクタハウジング6とが正規の挿入位置となっている場合にのみ、ガイド突起40が下側ガイド溝67に嵌合しつつコネクタ嵌合が許容される。左側壁62の前端部には、雌コネクタハウジング3が挿入位置違いとなっている場合にガイド突起40のハウジング前方側端面41が突き当たる干渉部71が形成されている。干渉部71は、被当接凹部73と傾斜被当接面75を有する。ハウジング前方側端面41は、被当接凹部73の底面73aに当接する当接面と、傾斜被当接面75と当接する傾斜当接面と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ガイド突起がハウジング前方の一側面に突設されたコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの外周に嵌合する四角筒状のフード部を有し、前記フード部における一方の側壁の内壁面に凹設されたガイド溝が嵌合方向に沿って延びる相手側コネクタハウジングと、を備え、
前記コネクタハウジングと前記相手側コネクタハウジングとが正規の挿入位置となっている場合にのみ、前記ガイド突起が前記ガイド溝に嵌合しつつコネクタ嵌合が許容されるようにした誤嵌合防止コネクタであって、
前記フード部における前記一方の側壁に対して平行な他方の側壁の前端部には、前記コネクタハウジングが前記フード部に対して半回転した挿入位置違いとなっている場合に前記ガイド突起のハウジング前方側端面が突き当たる干渉部が形成されており、
前記干渉部は、前記他方の側壁の前端面に凹設された被当接凹部と、前記被当接凹部の底面と前記他方の側壁の前端面とに連続して形成され、前記他方の側壁の開口縁と平行な方向に沿って傾斜する傾斜被当接面と、を有し、
前記ハウジング前方側端面は、前記被当接凹部の底面に当接する当接面と、前記当接面に連続して形成され、前記傾斜被当接面と当接する傾斜当接面と、を有する、
誤嵌合防止コネクタ。
続きを表示(約 99 文字)【請求項2】
前記ハウジング前方側端面は、前記傾斜当接面に連続して形成され、前記他方の側壁の前端面に当接する前端面当接面を有する、
請求項1に記載された誤嵌合防止コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、誤嵌合防止コネクタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタには、一方のハウジングにガイド突起を突設すると共に、他方のハウジングにガイド突起を受容するガイド溝を嵌合方向に凹設して、正規の挿入位置と異なる挿入位置違いで誤って嵌合されるのを防止する誤嵌合防止機能を備えるものがある。
【0003】
例えば特許文献1に開示されたコネクタの誤挿入防止構造では、雌コネクタの差込穴(フード部)の開口部に、雄コネクタのガイド突起に挿入方向に突設された突出部と相互に嵌合係止されてそれ以上の挿入を阻止する窪みを形成している。更に、突出部並びに窪みの少なくとも一方の嵌合係止部に、雌コネクタの差込穴の外壁の開口側を内側へ指向させる内向き傾斜状面が形成されている。
そこで、大きな押圧力をもって両コネクタを強引に挿入しようとしても、突出部と窪みとが相互に嵌合係止されることで、雄コネクタの雌コネクタへの挿入が阻止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-129311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のコネクタの誤挿入防止構造では、誤嵌合の際、大きな押圧力をもって両コネクタが強引に挿入されると、突出部と窪みとの当接により、嵌合方向の押圧力は、窪みが形成された雌コネクタの差込穴の外壁に集中的に及ぶことになる。更に、嵌合係止部に形成された内向き傾斜状面の作用により、外壁には板厚方向の応力が作用する。その結果、窪みが形成された外壁と隣接する外壁との連結部分には過大な応力が加わり、差込穴(フード部)が破損する虞がある。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フード部の破損を抑制でき、誤嵌合防止機能の信頼性を高めることができる誤嵌合防止コネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る誤嵌合防止コネクタは、下記を特徴としている。
ガイド突起がハウジング前方の一側面に突設されたコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの外周に嵌合する四角筒状のフード部を有し、前記フード部における一方の側壁の内壁面に凹設されたガイド溝が嵌合方向に沿って延びる相手側コネクタハウジングと、を備え、
前記コネクタハウジングと前記相手側コネクタハウジングとが正規の挿入位置となっている場合にのみ、前記ガイド突起が前記ガイド溝に嵌合しつつコネクタ嵌合が許容されるようにした誤嵌合防止コネクタであって、
前記フード部における前記一方の側壁に対して平行な他方の側壁の前端部には、前記ハウジングが前記フード部に対して半回転した挿入位置違いとなっている場合に前記ガイド突起のハウジング前方側端面が突き当たる干渉部が形成されており、
前記干渉部は、前記他方の側壁の前端面に凹設された被当接凹部と、前記被当接凹部の底面と前記他方の側壁の前端面とに連続して形成され、前記他方の側壁の開口縁と平行な方向に沿って傾斜する傾斜被当接面と、を有し、
前記ハウジング前方側端面は、前記被当接凹部の底面に当接する当接面と、前記当接面に連続して形成され、前記傾斜被当接面と当接する傾斜当接面と、を有する、
誤嵌合防止コネクタ。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る誤嵌合防止コネクタによれば、フード部の破損を抑制でき、誤嵌合防止機能の信頼性を高めることができる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る誤嵌合防止コネクタの分解斜視図である。
図2は、図1に示したコネクタの分解斜視図である。
図3は、図2に示したコネクタを前方上側から視た斜視図である。
図4は、図2に示したコネクタを前方下側から視た斜視図である。
図5は、図1に示した相手側コネクタを前方下側から視た斜視図である。
図6は、図1に示した相手側コネクタを前方から視た正面図である。
図7は、図1に示した誤嵌合防止コネクタが正規嵌合された状態を示す縦断面図である。
図8は、コネクタが相手側コネクタに対して半回転した挿入位置違いとなった状態の誤嵌合防止コネクタを示す斜視図である。
図9は、図8に示した誤嵌合防止コネクタを相手側コネクタの前方から視た正面図である。
図10は、図9のX-X断面矢視図である。
図11は、図10の要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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