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公開番号2024047335
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152898
出願日2022-09-26
発明の名称嵌合コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/629 20060101AFI20240329BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ギアの噛み合い位置のずれを抑制できる嵌合コネクタを提供する。
【解決手段】嵌合コネクタ1は、第一ギア部および第二ギア部32を有する伝達ギア3と、伝達ギアを回動可能に支持する第一ハウジング2と、第一ハウジングに対してスライド可能に装着されたスライド部材4と、を有し、かつスライド部材が第一ギア部と噛み合う第一コネクタ10と、第二ハウジング6が第二ギア部と噛み合う第二ラックギア62を有する第二コネクタ6と、検知部材50と、を備え、第二ラックギアが有する複数のギア歯は、歯幅が長い一つの第一ギア歯63aと、歯幅が短い第二ギア歯と、を有し、第二ギア部が有する複数の歯溝は、第一ギア歯と噛み合い可能な一つの第一歯溝35aと、第二ギア歯と噛み合い可能で、かつ第一ギア歯と噛み合い不能な第二歯溝と、を有し、第二歯溝は、第一ギア歯と第二歯溝との噛み合いを不能とする当接部36を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第一ギア部および第二ギア部を有する伝達ギアと、前記伝達ギアを回動可能に支持する第一ハウジングと、前記第一ハウジングに対して前記第一ハウジングの軸方向にスライド可能に装着されたスライド部材と、を有し、かつ前記スライド部材が前記第一ギア部と噛み合う第一ラックギアを有する第一コネクタと、
前記軸方向に沿って前記第一ハウジングと嵌合するように構成された第二ハウジングを有し、かつ前記第二ハウジングが前記第二ギア部と噛み合う第二ラックギアを有する第二コネクタと、
前記スライド部材に取り付けられ、前記第一コネクタと前記第二コネクタとの完全嵌合を検知する検知部材と、
を備え、
前記伝達ギアが前記第一ラックギアおよび前記第二ラックギアと噛み合った状態において、前記スライド部材に対して加えられる前記軸方向の力は、前記伝達ギアによって増幅されて前記第一ハウジングに伝えられ、
前記スライド部材および前記第二ハウジングは、前記軸方向に沿って互いに係合した場合に前記検知部材が検知位置まで進むことを許容し、
前記第二ラックギアが有する複数のギア歯は、歯幅が長い一つの第一ギア歯と、歯幅が短い第二ギア歯と、を有し、前記第一ギア歯は、前記第二ギア歯に対して歯幅方向に突出した突出部を有し、
前記第二ギア部が有する複数の歯溝は、前記第一ギア歯と噛み合い可能な一つの第一歯溝と、前記第二ギア歯と噛み合い可能で、かつ前記第一ギア歯と噛み合い不能な第二歯溝と、を有し、
前記第二歯溝は、前記第一ギア歯と当接することにより前記第一ギア歯と前記第二歯溝との噛み合いを不能とする当接部を有し、前記当接部は、前記突出部と干渉し、かつ前記第二ギア歯とは干渉しない位置に設けられている
ことを特徴とする嵌合コネクタ。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記当接部は、前記第二歯溝における歯幅方向の端部を閉塞する扇形状の壁部である
請求項1に記載の嵌合コネクタ。
【請求項3】
前記第一ギア歯は、前記第二ラックギアが有する複数のギア歯のうち、前記第一コネクタと前記第二コネクタとが嵌合するときに前記第二ギア部と最初に噛み合うギア歯である
請求項1に記載の嵌合コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、嵌合コネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、嵌合コネクタがある。特許文献1には、第1ハウジングと、第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、スライド部材と、伝達ギア部材と、スライド部材に設けられた第1ラックギア部と、伝達ギア部材の従動ギア部と、伝達ギア部材の主動ギア部と、第2ハウジングに設けられた第2ラックギア部と、を備えるコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-9614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ギアを有する嵌合コネクタにおいて、ギアの噛み合い位置がずれてしまうと、二つのハウジングが完全嵌合できないことがある。嵌合コネクタにおいけるギアの噛み合い位置のずれを抑制できることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、ギアの噛み合い位置のずれを抑制できる嵌合コネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の嵌合コネクタは、第一ギア部および第二ギア部を有する伝達ギアと、前記伝達ギアを回動可能に支持する第一ハウジングと、前記第一ハウジングに対して前記第一ハウジングの軸方向にスライド可能に装着されたスライド部材と、を有し、かつ前記スライド部材が前記第一ギア部と噛み合う第一ラックギアを有する第一コネクタと、前記軸方向に沿って前記第一ハウジングと嵌合するように構成された第二ハウジングを有し、かつ前記第二ハウジングが前記第二ギア部と噛み合う第二ラックギアを有する第二コネクタと、前記スライド部材に取り付けられ、前記第一コネクタと前記第二コネクタとの完全嵌合を検知する検知部材と、を備え、前記伝達ギアが前記第一ラックギアおよび前記第二ラックギアと噛み合った状態において、前記スライド部材に対して加えられる前記軸方向の力は、前記伝達ギアによって増幅されて前記第一ハウジングに伝えられ、前記スライド部材および前記第二ハウジングは、前記軸方向に沿って互いに係合した場合に前記検知部材が検知位置まで進むことを許容し、前記第二ラックギアが有する複数のギア歯は、歯幅が長い一つの第一ギア歯と、歯幅が短い第二ギア歯と、を有し、前記第一ギア歯は、前記第二ギア歯に対して歯幅方向に突出した突出部を有し、前記第二ギア部が有する複数の歯溝は、前記第一ギア歯と噛み合い可能な一つの第一歯溝と、前記第二ギア歯と噛み合い可能で、かつ前記第一ギア歯と噛み合い不能な第二歯溝と、を有し、前記第二歯溝は、前記第一ギア歯と当接することにより前記第一ギア歯と前記第二歯溝との噛み合いを不能とする当接部を有し、前記当接部は、前記突出部と干渉し、かつ前記第二ギア歯とは干渉しない位置に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る嵌合コネクタにおいて、第二ラックギアが有する複数のギア歯は、歯幅が長い一つの第一ギア歯と、歯幅が短い第二ギア歯と、を有する。伝達ギアの第二ギア部が有する複数の歯溝は、第一ギア歯と噛み合い可能な一つの第一歯溝と、第二ギア歯と噛み合い可能で、かつ第一ギア歯と噛み合い不能な第二歯溝と、を有する。本発明に係る嵌合コネクタによれば、ギアの噛み合い位置のずれを抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の嵌合コネクタの斜視図である。
図2は、実施形態に係る第一コネクタの分解斜視図である。
図3は、実施形態に係るスライド部材および検知部材の図である。
図4は、実施形態に係るスライド部材および検知部材の断面図である。
図5は、実施形態に係る伝達ギアの斜視図である。
図6は、実施形態に係る第二コネクタの斜視図である。
図7は、実施形態に係る第二コネクタの平面図である。
図8は、実施形態の嵌合コネクタの斜視図である。
図9は、実施形態の嵌合コネクタの平面図である。
図10は、実施形態の嵌合コネクタの断面図である。
図11は、実施形態の嵌合コネクタの断面図である。
図12は、実施形態の嵌合コネクタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る嵌合コネクタにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図12を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、嵌合コネクタに関する。図1は、実施形態の嵌合コネクタの斜視図、図2は、実施形態に係る第一コネクタの分解斜視図、図3は、実施形態に係るスライド部材および検知部材の図、図4は、実施形態に係るスライド部材および検知部材の断面図、図5は、実施形態に係る伝達ギアの斜視図、図6は、実施形態に係る第二コネクタの斜視図、図7は、実施形態に係る第二コネクタの平面図、図8は、実施形態の嵌合コネクタの斜視図、図9は、実施形態の嵌合コネクタの平面図、図10から図12は、実施形態の嵌合コネクタの断面図である。図4には、図3のIV-IV断面が示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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