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公開番号2024047334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152897
出願日2022-09-26
発明の名称嵌合コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240329BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シェルで覆われた空間への水の浸入を抑制できる嵌合コネクタを提供する。
【解決手段】嵌合コネクタ1は、筒状の第一保持部21と、第一保持部の外側に設けられた筒状の第一壁部22と、を有する第一ハウジング2と、第一保持部を覆う筒状の第一シェル3と、第一シェルに配置された環状の第一パッキン4と、を有する第一コネクタ10と、筒状の第二保持部71と、第二保持部の外側に設けられた筒状の第二壁部72と、を有する第二ハウジング7と、第二保持部を覆う筒状の第二シェル8と、を有し、第二壁部が第一壁部に挿入される第二コネクタ20と、を備える。第一パッキンは、内側部43と、外側部44と、を有し、内側部は、第一シェルと第一保持部との間をシールし、外側部は、第一シール部45と、第二シール部46と、を有し、第一シール部は、第一シェルと第一壁部との間をシールし、第二シール部は、第一シェルと第二壁部との間をシールする。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
第一端子を保持する筒状の第一保持部と、前記第一保持部に対して外側に設けられた筒状の第一壁部と、を有する第一ハウジングと、前記第一保持部を覆う筒状の第一シェルと、前記第一シェルに配置された環状の第一パッキンと、を有する第一コネクタと、
第二端子を保持し、かつ前記第一保持部と嵌合する筒状の第二保持部と、前記第二保持部に対して外側に設けられた筒状の第二壁部と、を有する第二ハウジングと、前記第二保持部を覆う筒状の第二シェルと、を有し、前記第二壁部が前記第一壁部に挿入される第二コネクタと、
を備え、
前記第一パッキンは、前記第一シェルの内側に配置された内側部と、前記第一シェルの外側に配置された外側部と、を有し、
前記内側部は、前記第一シェルと前記第一保持部との間をシールし、
前記外側部は、前記第一コネクタと前記第二コネクタとが嵌合する嵌合方向の一端側に位置する第一シール部と、前記嵌合方向の他端側に位置する第二シール部と、を有し、
前記第一シール部は、前記第一シェルと前記第一壁部との間をシールし、前記第二シール部は、前記第一シェルと前記第二壁部との間をシールする
ことを特徴とする嵌合コネクタ。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記第一パッキンが前記第一シェルに一体成型されている
請求項1に記載の嵌合コネクタ。
【請求項3】
更に、前記第一シェルに配置され、かつ前記第一シェルに一体成型されたホルダを備え、
前記嵌合方向における前記第一パッキンの位置は、前記第一ハウジングが前記第二ハウジングに嵌合するときに前記ホルダよりも後側となる位置であり、
前記第一パッキンは、前記第一シェルおよび前記ホルダに一体成型されている
請求項2に記載の嵌合コネクタ。
【請求項4】
更に、前記第一ハウジングに装着されて前記第一ハウジングおよび前記第一シェルを覆う防水性のブーツを備え、
前記ブーツは、前記第一ハウジングに対して固定される筒状の固定部を有し、
前記固定部における前記第一ハウジングと対向する面には、環状のリップが設けられている
請求項1に記載の嵌合コネクタ。
【請求項5】
前記第二コネクタは、環状の第二パッキンを有し、
前記第二ハウジングは、壁面に対して固定されるフランジ部を有し、
前記第二パッキンは、前記フランジ部に配置されて前記壁面と前記フランジ部との間をシールする
請求項1に記載の嵌合コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、嵌合コネクタに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、シールドシェルを有するコネクタがある。特許文献1には、車両に搭載される機器が収容された金属製のケースに装着されるシールドコネクタが開示されている。特許文献1のシールドコネクタでは、コネクタハウジングとシールドシェルとの間に第二ゴムリングが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-226948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
嵌合コネクタにおける防水性能を向上できることが望まれている。例えば、二つのシールドコネクタを嵌合させる嵌合コネクタにおいて、シェルで覆われた空間への水の浸入を抑制できることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、シェルで覆われた空間への水の浸入を抑制できる嵌合コネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の嵌合コネクタは、第一端子を保持する筒状の第一保持部と、前記第一保持部に対して外側に設けられた筒状の第一壁部と、を有する第一ハウジングと、前記第一保持部を覆う筒状の第一シェルと、前記第一シェルに配置された環状の第一パッキンと、を有する第一コネクタと、第二端子を保持し、かつ前記第一保持部と嵌合する筒状の第二保持部と、前記第二保持部に対して外側に設けられた筒状の第二壁部と、を有する第二ハウジングと、前記第二保持部を覆う筒状の第二シェルと、を有し、前記第二壁部が前記第一壁部に挿入される第二コネクタと、を備え、前記第一パッキンは、前記第一シェルの内側に配置された内側部と、前記第一シェルの外側に配置された外側部と、を有し、前記内側部は、前記第一シェルと前記第一保持部との間をシールし、前記外側部は、前記第一コネクタと前記第二コネクタとが嵌合する嵌合方向の一端側に位置する第一シール部と、前記嵌合方向の他端側に位置する第二シール部と、を有し、前記第一シール部は、前記第一シェルと前記第一壁部との間をシールし、前記第二シール部は、前記第一シェルと前記第二壁部との間をシールすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る嵌合コネクタの第一パッキンは、第一シェルの内側に配置された内側部と、第一シェルの外側に配置された外側部と、を有する。外側部は、第一シール部および第二シール部を有する。第一シール部は、第一シェルと第一コネクタの第一壁部との間をシールし、第二シール部は、第一シェルと第二コネクタの第二壁部との間をシールする。本発明に係る嵌合コネクタによれば、シェルで覆われた空間への水の浸入を抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の嵌合コネクタを示す斜視図である。
図2は、第1実施形態の第一コネクタの分解斜視図である。
図3は、第1実施形態の第一ハウジングの斜視図である。
図4は、第1実施形態の第一ハウジングの斜視図である。
図5は、第1実施形態の第一ハウジングの正面図である。
図6は、第1実施形態の第一シェルの斜視図である。
図7は、第1実施形態の第一シェルおよびホルダの斜視図である。
図8は、第1実施形態の第一シェル、ホルダ、および第一パッキンの平面図である。
図9は、第1実施形態の第一シェル、ホルダ、および第一パッキンの断面図である。
図10は、第1実施形態の第一コネクタの断面図である。
図11は、第1実施形態の第一コネクタの斜視図である。
図12は、第1実施形態のブーツの斜視図である。
図13は、第1実施形態の第一コネクタの斜視図である。
図14は、第1実施形態の第二コネクタの分解斜視図である。
図15は、第1実施形態の第二ハウジングの斜視図である。
図16は、第1実施形態の嵌合コネクタの断面図である。
図17は、第1実施形態の第一防水構造の断面図である。
図18は、第1実施形態の第二防水構造の断面図である。
図19は、第1実施形態の第三防水構造の断面図である。
図20は、第一シェルの一例を示す斜視図である。
図21は、第一シェル、ホルダ、および第一パッキンの一例を示す斜視図である。
図22は、第一シェル、ホルダ、および第一パッキンの一例を示す斜視図である。
図23は、第2実施形態に係る第一シェル、第一パッキン、およびホルダを示す斜視図である。
図24は、第2実施形態に係る第一シェルの斜視図である。
図25は、第2実施形態に係る外側パッキンの側面図である。
図26は、第2実施形態に係るホルダの斜視図である。
図27は、第2実施形態に係る第一コネクタの断面図である。
図28は、第2実施形態に係る嵌合コネクタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る嵌合コネクタにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[第1実施形態]
図1から図22を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、嵌合コネクタに関する。図1は、第1実施形態の嵌合コネクタを示す斜視図、図2は、第1実施形態の第一コネクタの分解斜視図、図3および図4は、第1実施形態の第一ハウジングの斜視図、図5は、第1実施形態の第一ハウジングの正面図、図6は、第1実施形態の第一シェルの斜視図、図7は、第1実施形態の第一シェルおよびホルダの斜視図、図8は、第1実施形態の第一シェル、ホルダ、および第一パッキンの平面図、図9は、第1実施形態の第一シェル、ホルダ、および第一パッキンの断面図、図10は、第1実施形態の第一コネクタの断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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