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公開番号2024046675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2024020274,2021110799
出願日2024-02-14,2021-07-02
発明の名称ICチップ
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類G06K 19/07 20060101AFI20240327BHJP(計算;計数)
要約【課題】既存システムを改修することなく、マルチアプリICカードに移行させることを可能とする電子情報記憶媒体、アプリケーション選択処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】ICカード1は、選択コマンド以外のコマンドとアプリケーションとの対応関係を示す情報を予め記憶しておき、ICカード1が活性化した後に受信された最初のコマンドがSELECTコマンドであるか否か判定し、SELECTコマンドでないと判定した場合、上記対応関係を示す情報を参照して、最初のコマンドに対応するアプリケーションが存在するか否か判定し、最初のコマンドに対応するアプリケーションが存在すると判定した場合、最初のコマンドに対応するアプリケーションを特定し、当該特定されたアプリケーションを選択する処理を実行し、当該選択されたアプリケーションに最初のコマンドに応じた処理を実行させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
外部機器から受信された選択コマンドに応じて選択されるアプリケーションを複数搭載可能なICチップであって、
前記選択コマンド以外のコマンドとアプリケーションとの対応関係を示す情報を記憶する記憶手段と、
前記ICチップが活性化した後に受信されたコマンドが、最初のコマンドであるか否かを判定し、当該最初のコマンドであると判定した場合に、当該最初のコマンドが何れかの前記アプリケーションを選択するための選択コマンドであるか否か判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段により選択コマンドでないと判定された場合、前記対応関係を示す情報を参照して、前記最初のコマンドに対応するアプリケーションが存在するか否か判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段により前記最初のコマンドに対応するアプリケーションが存在すると判定された場合、前記最初のコマンドに対応するアプリケーションを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定されたアプリケーションを選択する処理を実行し、当該選択されたアプリケーションに前記最初のコマンドに応じた処理を実行させる選択処理手段と、
を備えることを特徴とするICチップ。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記第2判定手段により前記最初のコマンドに対応するアプリケーションが存在しないと判定された場合に、アプリケーションが未選択状態であることを示すレスポンスを外部機器へ送信する送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のICチップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のアプリケーションを搭載可能なICカード等の電子情報記憶媒体の技術分野に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、複数のアプリケーション(以下、「アプリ」という)を搭載可能ないわゆるマルチアプリICカードの普及に伴い、従来のアプリをマルチアプリICカードに統合した運用へと移行が進められている。しかし、単一のアプリのみを搭載可能なICカードを前提とした既存システムでは、マルチアプリICカードへの移行が困難であり、システムの改修が必要になる場合がある。例えば、既存システムがICカードに搭載されるアプリが単一であることを前提とし、当該アプリを選択するための選択コマンドを送信せずにデータ読み出しコマンドをマルチアプリICカードへ送信する場合がある。この場合、マルチアプリICカードは、アプリの未選択状態(あるいは別のシステム向けアプリ選択状態)でデータ読み出しコマンドを受信することとなり、このシステム向けのアプリに読み出しコマンドを処理させることができない。これに関して、特許文献1には、一のアプリを選択コマンドにより選択して当該アプリにコマンド処理を実行させた後に、他のアプリを選択コマンドにより選択し直すことなく、当該他のアプリにコマンド処理を実行させることができる電子情報記憶媒体が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-60455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、選択コマンドをマルチアプリICカードに送信して予めアプリを選択状態に遷移させる必要があり、既存システムにマルチアプリICカードを導入する際の課題を解決することはできない。
【0005】
そこで、本発明は、既存システムを改修することなく、マルチアプリICカードに移行させることを可能とするICチップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、外部機器から受信された選択コマンドに応じて選択されるアプリケーションを複数搭載可能なICチップであって、前記選択コマンド以外のコマンドとアプリケーションとの対応関係を示す情報を記憶する記憶手段と、前記ICチップが活性化した後に受信されたコマンドが、最初のコマンドであるか否かを判定し、当該最初のコマンドであると判定した場合に、当該最初のコマンドが何れかの前記アプリケーションを選択するための選択コマンドであるか否か判定する第1判定手段と、前記第1判定手段により選択コマンドでないと判定された場合、前記対応関係を示す情報を参照して、前記最初のコマンドに対応するアプリケーションが存在するか否か判定する第2判定手段と、前記第2判定手段により前記最初のコマンドに対応するアプリケーションが存在すると判定された場合、前記最初のコマンドに対応するアプリケーションを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたアプリケーションを選択する処理を実行し、当該選択されたアプリケーションに前記最初のコマンドに応じた処理を実行させる選択処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のICチップにおいて、前記第2判定手段により前記最初のコマンドに対応するアプリケーションが存在しないと判定された場合に、アプリケーションが未選択状態であることを示すレスポンスを外部機器へ送信する送信手段をさらに備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、既存システムを改修することなく、マルチアプリICカードに移行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ICカード1のハードウェア構成例を示す図である。
ICカード1のソフトウェア構成例を示す図である。
コマンド・アプリ対応関係テーブルの一例を示す図である。
ICカード1が活性化した後、外部機器2からI/O回路13を通じてコマンドが受信されたときにICカード1のOSにより実行される処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、外部機器から受信された選択コマンドに応じて選択されるアプリを複数搭載可能なICカード(マルチアプリICカード)に対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
(【0011】以降は省略されています)

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