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公開番号2024046669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2024016068,2023503414
出願日2024-02-06,2022-09-07
発明の名称電動弁
出願人株式会社不二工機
代理人個人
主分類F16K 31/04 20060101AFI20240327BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】制御基板付き電動弁の基板収容部の密封性検査を可能とする。
【解決手段】冷媒の流入路及び冷媒の流出路に連通する弁室を有する弁本体と、弁室内に形成した弁座に着座した閉弁状態と弁座から離間した開弁状態との間で弁座に対して進退動して冷媒流量を変更する弁体と、弁体を駆動する電動機23と、電動機を制御する電子部品が実装された制御基板と、制御基板を密封状態で収容可能な基板収容部43と、外部との電気的な接続を行う外部接続端子45と、外部接続端子を内部に支持すると共に相手方コネクタと嵌合することにより密封される密封構造を有するコネクタ部44とを備えた電動弁で、基板収容部とコネクタ部とを連通させ一方の開口と他方の開口との間で90°屈折した連通路51を備え、基板収容部は、コネクタ部に相手方コネクタが嵌合されたときに密封状態となる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒を導入する流入路および前記冷媒を排出する流出路に連通する弁室を有する弁本体と、
前記弁室内に形成した弁座に着座した閉弁状態と前記弁座から離間した開弁状態との間で前記弁座に対して進退動することにより前記冷媒の流量を変更する弁体と、
前記弁体を駆動する電動機と、
前記電動機を制御する電子部品が実装された制御基板と、
前記制御基板を密封状態で収容可能な基板収容部と、
外部との電気的な接続を行う外部接続端子を有するとともに、相手方コネクタと嵌合することにより密封される密封構造を有するコネクタ部と
を備えた電動弁であって、
前記基板収容部と前記コネクタ部とを連通させる連通路を備え、
前記基板収容部は、
前記制御基板を内部に収容可能で、且つ当該制御基板を内部に設置することを可能とする開口を有する、ケース部と、
前記開口を閉塞する蓋体と
を有し、
前記連通路は、一方の開口と他方の開口との間で90°屈折し、
前記基板収容部は、前記コネクタ部に前記相手方コネクタが嵌合されたときに密封状態となる
ことを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
冷媒を導入する流入路および前記冷媒を排出する流出路に連通する弁室を有する弁本体と、
前記弁室内に形成した弁座に着座した閉弁状態と前記弁座から離間した開弁状態との間で前記弁座に対して進退動することにより前記冷媒の流量を変更する弁体と、
前記弁体を駆動する電動機と、
前記電動機を制御する電子部品が実装された制御基板と、
前記制御基板を密封状態で収容可能な基板収容部と、
外部との電気的な接続を行う外部接続端子を有するとともに、相手方コネクタと嵌合することにより密封される密封構造を有するコネクタ部と
を備えた電動弁であって、
前記基板収容部は、
前記制御基板を内部に収容可能で、且つ当該制御基板を内部に設置することを可能とする開口を有する、ケース部と、
前記開口を閉塞する蓋体と
を有し、
コネクタ部付き蓋体として前記コネクタ部と前記蓋体とが一体に成形されており、
前記電動弁は、前記基板収容部と前記コネクタ部とを連通させる連通路を備え、
前記連通路は、一方の開口と他方の開口との間で90°屈折し、
前記基板収容部は、前記コネクタ部に前記相手方コネクタが嵌合されたときに密封状態となる
ことを特徴とする電動弁。
【請求項3】
前記電動機のステータを覆う外殻成形部を備え、
当該外殻成形部と前記ケース部とが一体に成形されている
請求項1または2に記載の電動弁。
【請求項4】
前記ステータに含まれるコイルを覆うコイル被覆成形部を前記外殻成形部の内側に備えている
請求項3に記載の電動弁。
【請求項5】
前記外殻成形部と、前記ケース部と、前記コネクタ部とが一体に成形されている
請求項3に記載の電動弁。
【請求項6】
前記外殻成形部と、前記ケース部と、前記コネクタ部とが一体に成形されている
請求項4に記載の電動弁。
【請求項7】
電動弁の弁体を駆動する電動機に備えることが可能なステータであって、
前記電動機を制御する電子部品が実装された制御基板と、
前記制御基板を密封状態で収容可能な基板収容部と、
外部との電気的な接続を行う外部接続端子を有するとともに、相手方コネクタと嵌合することにより密封される密封構造を有するコネクタ部と、
前記基板収容部と前記コネクタ部とを連通させる連通路と
を有し、
前記基板収容部は、前記コネクタ部に前記相手方コネクタが嵌合されたときに密封状態となる
ことを特徴とするステータ。
【請求項8】
前記連通路は、一方の開口と他方の開口との間で90°屈折している
請求項7に記載のステータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁に係り、特に、電動弁の制御基板を収容する基板収容部と、外部との電気的な接続を行うコネクタを備えた電動弁に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ステッピングモータ等の電動機を使用して弁の開度を制御する電動弁が空気調和機や冷蔵・冷凍装置などの冷媒回路を備えた冷凍サイクル装置に従来から使用されている。
【0003】
またこのような電動弁として、コイルに励磁電流を供給し電動機を制御するコントローラを備えた電動弁がある。コントローラはプリント基板に実装され、当該基板(本願では「制御基板」又は単に「基板」と言う)は基板収容部に収容される。
【0004】
基板収容部は、例えば、樹脂で成形された箱状のケース体と、ケース体の開口を閉塞する蓋体とからなり、ケース体に基板を収容した後、ケース体の開口に蓋体を溶着することにより基板収容部を密封する。水分の浸入によって短絡が生じ、誤作動や電子部品・回路への損傷が生じることを防ぐためである。
【0005】
また、このような電動弁を開示する文献として下記特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-110409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記のような基板を備えた電動弁では、従来、基板収容部を密封した後に当該収容部の密封性を製品出荷前に事前に検査し、基板収容部が確実に密封されているか確かめる方法が無かった。
【0008】
一方、基板収容部に密封不良があれば、水分の侵入によって電動弁の誤作動や故障の原因ともなり得ることから、これを未然に防ぐ技術の提供が望まれる。
【0009】
したがって、本発明の目的は、制御基板付き電動弁の基板収容部の密封性を検査することを可能とする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決し目的を達成するため、本発明に係る第1の電動弁は、冷媒を導入する流入路および冷媒を排出する流出路に連通する弁室を有する弁本体と、弁室内に形成した弁座に着座した閉弁状態と弁座から離間した開弁状態との間で弁座に対して進退動することにより冷媒の流量を変更する弁体と、弁体を駆動する電動機と、電動機を制御する電子部品が実装された制御基板と、制御基板を密封状態で収容可能な基板収容部と、外部との電気的な接続を行う外部接続端子を有するとともに相手方コネクタと嵌合することにより密封される密封構造を有するコネクタ部とを備えた電動弁であって、基板収容部とコネクタ部とを連通させる連通路を備え、基板収容部は、制御基板を内部に収容可能で且つ制御基板を内部に設置することを可能とする開口を有するケース部と、前記開口を閉塞する蓋体とを有し、連通路は、一方の開口と他方の開口との間で90°屈折し、基板収容部は、コネクタ部に相手方コネクタが嵌合されたときに密封状態となる。
(【0011】以降は省略されています)

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