TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024046280
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151581
出願日2022-09-22
発明の名称潅水制御システム
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01G 7/00 20060101AFI20240327BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】栽培植物の生育状況を張り指標値に基づいて詳細に分析可能な潅水制御システムを提供する。
【解決手段】栽培植物への潅水を行う潅水装置と、栽培植物を撮像する撮像部と、撮像部により取得された撮像画像に基づいて栽培植物の葉の張り度合いを示す値である張り指標値を算出し、張り指標値に基づいて潅水装置に対する制御を可能な制御部と、張り指標値と撮像画像とを経時的に記憶する第一記憶装置と、張り指標値を時系列のグラフで表示する張り指標値グラフ61,62と、撮像画像と、を画面に表示可能な表示装置と、が備えられている。表示装置は、第一記憶装置に記憶された複数の撮像画像のうち、張り指標値グラフ61,62に表示される時系列の範囲内の時刻に撮像された撮像画像を選択表示可能に構成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
栽培植物への潅水を行う潅水装置と、
前記栽培植物を撮像する撮像部と、
前記撮像部により取得された撮像画像に基づいて前記栽培植物の葉の張り度合いを示す値である張り指標値を算出し、前記張り指標値に基づいて前記潅水装置に対する制御を可能な制御部と、
前記張り指標値と前記撮像画像とを経時的に記憶する第一記憶装置と、
前記張り指標値を時系列のグラフで表示する張り指標値グラフと、前記撮像画像と、を画面に表示可能な表示装置と、が備えられ、
前記表示装置は、前記第一記憶装置に記憶された複数の前記撮像画像のうち、前記張り指標値グラフに表示される前記時系列の範囲内の時刻に撮像された前記撮像画像を選択表示可能に構成されている潅水制御システム。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記第一記憶装置は、前記張り指標値と前記撮像画像とを予め設定された設定間隔ごとに記憶し、
前記張り指標値グラフは、前記設定間隔ごとの前記張り指標値を示すプロット点の集合体である請求項1に記載の潅水制御システム。
【請求項3】
前記設定間隔は、60秒である請求項2に記載の潅水制御システム。
【請求項4】
人為操作に基づく前記画面に対する座標点の指定を受け付ける入力部が備えられ、
前記張り指標値グラフは、前記時系列の線グラフであって、
前記表示装置は、前記入力部に対する前記人為操作が行われ、かつ、前記人為操作に基づいて指定された前記座標点と前記張り指標値グラフにおける前記時系列の線とが重複すると、前記時系列の線のうち前記座標点と重複する部分に該当する時刻に撮像された前記撮像画像を表示する請求項1または2に記載の潅水制御システム。
【請求項5】
外部に存在する第二記憶装置と通信接続可能な通信部と、
前記第一記憶装置に記憶された前記張り指標値と前記撮像画像との少なくとも一方のデータを前記第二記憶装置へ記憶するための人為操作を受け付け可能な操作部と、が備えられ、
前記操作部は、前記通信部が前記第二記憶装置と通信接続している場合に前記人為操作を受け付け、前記通信部が前記第二記憶装置と通信接続していない場合に前記人為操作を受け付けない請求項1または2に記載の潅水制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、栽培植物への潅水を行うための潅水制御システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に、撮像部によって取得された撮像画像に基づいて、栽培植物に対する潅水を制御する潅水制御システムが開示されている。撮像画像に基づいて栽培植物の葉の張り度合いを示す値である張り指標値が算出され、張り指標値に関する時系列のグラフが表示装置に表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-191246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えばオペレータ等が時系列のグラフに基づいて栽培植物の葉の張り度合いを詳細な分析を行うことが考えられる。その場合、グラフの波形に加えて、グラフの波形のうちの任意のポイントにおける栽培植物の葉の様子を確認できる構成が望ましいが、特許文献1における潅水制御システムに、そのような構成の開示が無い。
【0005】
本発明の目的は、栽培植物の生育状況を張り指標値に基づいて詳細に分析可能な潅水制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における潅水制御システムでは、栽培植物への潅水を行う潅水装置と、前記栽培植物を撮像する撮像部と、前記撮像部により取得された撮像画像に基づいて前記栽培植物の葉の張り度合いを示す値である張り指標値を算出し、前記張り指標値に基づいて前記潅水装置に対する制御を可能な制御部と、前記張り指標値と前記撮像画像とを経時的に記憶する第一記憶装置と、前記張り指標値を時系列のグラフで表示する張り指標値グラフと、前記撮像画像と、を画面に表示可能な表示装置と、が備えられ、前記表示装置は、前記第一記憶装置に記憶された複数の前記撮像画像のうち、前記張り指標値グラフに表示される前記時系列の範囲内の時刻に撮像された前記撮像画像を選択表示可能に構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明によると、第一記憶装置に、張り指標値及び撮像画像が記憶され、張り指標値グラフに表示される時系列の範囲に対応して、撮像画像が表示装置に表示可能である。この構成であれば、オペレータ等は、グラフの波形のうちの任意のポイントにおける栽培植物の葉の様子を容易に確認できる。これにより、栽培植物の生育状況を張り指標値に基づいて詳細に分析可能な潅水制御システムが実現される。
【0008】
本発明において、前記第一記憶装置は、前記張り指標値と前記撮像画像とを予め設定された設定間隔ごとに記憶し、前記張り指標値グラフは、前記設定間隔ごとの前記張り指標値を示すプロット点の集合体であると好適である。更に、この構成を備える場合において、前記設定間隔は、60秒であると好適である。
【0009】
例えば撮像画像が連続的な動画であると、栽培植物の葉の様子を詳細に記憶できるが、このような構成であると、第一記憶装置の記憶容量を大容量にする必要があり、コストが掛かる。本構成であれば、第一記憶装置は、張り指標値と撮像画像とを予め設定された設定間隔ごとに記憶する。このため、第一記憶装置の記憶容量の大容量化を抑制しつつ、栽培植物の生育状況の分析に必要なデータの記憶が可能となる。
【0010】
本発明において、人為操作に基づく前記画面に対する座標点の指定を受け付ける入力部が備えられ、前記張り指標値グラフは、前記時系列の線グラフであって、前記表示装置は、前記入力部に対する前記人為操作が行われ、かつ、前記人為操作に基づいて指定された前記座標点と前記張り指標値グラフにおける前記時系列の線とが重複すると、前記時系列の線のうち前記座標点と重複する部分に該当する時刻に撮像された前記撮像画像を表示すると好適である。なお、本発明における『線グラフ』には、プロット点の集合によって線上に表示されたグラフも含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社クボタ
電動作業車
1日前
個人
産卵床
8日前
個人
蠅捕獲器
29日前
個人
遠投コマセ籠
1か月前
個人
多機能の除草具
1か月前
個人
鳩飛来防除具
19日前
個人
釣り用ルアー
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
23日前
井関農機株式会社
コンバイン
19日前
株式会社総合園芸
植木鉢
23日前
井関農機株式会社
歩行型管理機
19日前
井関農機株式会社
収穫作業車両
23日前
井関農機株式会社
移植機
18日前
個人
刈払機
19日前
株式会社シマノ
釣糸ガイド
23日前
井関農機株式会社
作業車両
19日前
個人
沈下速度調整機能付き疑似餌
19日前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
キヤノン電子株式会社
植物支持具
1日前
日油株式会社
除菌剤
18日前
井関農機株式会社
施肥作業機
25日前
井関農機株式会社
コンバイン
19日前
松山株式会社
農作業機
3日前
アピ株式会社
養蜂巣箱
4日前
井関農機株式会社
コンバイン
23日前
井関農機株式会社
電動散布機
26日前
井関農機株式会社
コンバイン
25日前
株式会社フェニックス
魚釣り用リール
23日前
個人
カラス捕獲具
1か月前
株式会社下川精工
動物用歯ブラシ
1か月前
井関農機株式会社
無人散布作業機
26日前
株式会社クボタ
作業車
23日前
グローブライド株式会社
釣竿
23日前
株式会社クボタ
作業車
19日前
井関農機株式会社
コンバイン
18日前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
続きを見る