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公開番号2024045861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022150916
出願日2022-09-22
発明の名称ドアウェザストリップ
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60J 10/16 20160101AFI20240327BHJP(車両一般)
要約【課題】自動車の高速走行時における車内外の圧力差により、自動車用ドアのドアフレームが車幅方向外側に吸い出されることを抑制する自動車用のドアウェザストリップを提供する。
【課題を解決するための手段】ドアウェザストリップ10は、ドアフレーム又はドアモールに取付けられる取付基部21と、ドア1の閉時に車体開口部周縁6に当接するシールリップ22を備え、シールリップ22の先端部22aの車体開口部周縁6側には、ドア1の閉時に車体開口部周縁6に当接する凸部23が形成され、シールリップ22には、シールリップ22を構成する材料より硬質の硬質部70が、凸部23の下方領域からシールリップ22の付根部22b側に延設して形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールし、前記ドアのドアフレームの外周に取付けられるドアウェザストリップであって、
前記ドアウェザストリップは、前記ドアフレーム又はドアモールに取付けられる取付基部と、
前記ドアの閉時に前記車体開口部周縁に当接するシールリップを備え、
前記シールリップの先端部の前記車体開口部周縁側には、前記ドアの閉時に前記車体開口部周縁に当接する凸部が形成され、
前記シールリップには、前記シールリップを構成する材料より硬質の硬質部が、前記凸部の下方領域から前記シールリップの付根部側に延設して形成されていることを特徴とするドアウェザストリップ。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記硬質部は、前記ドアの開閉時に、前記シールリップが大きく変形する部分には形成されていない、又は前記シールリップの前記先端部側に比較して肉薄に形成されている請求項1に記載のドアウェザストリップ。
【請求項3】
前記硬質部は、前記シールリップの前記先端部側において、前記シールリップの前記先端部方向、且つ前記シールリップの車外側方向にも延設して形成されている請求項1又は請求項2に記載のドアウェザストリップ。
【請求項4】
自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールし、前記ドアのドアフレームの外周に取付けられるドアウェザストリップであって、
前記ドアウェザストリップは、前記ドアフレーム又はドアモールに取付けられる取付基部と、
前記ドアの閉時に前記車体開口部周縁に当接するシールリップを備え、
前記シールリップの先端部の前記車体開口部周縁側には、前記ドアの閉時に前記車体開口部周縁に当接する凸部が形成され、
前記シールリップには、前記シールリップを構成する材料より硬質の硬質部が、前記凸部と、前記凸部の前記シールリップの付根部側の根元の近傍を含み、前記シールリップの先端部方向に前記シールリップを横断し、車内側から車外側に至る領域に形成されているドアウェザストリップ。
【請求項5】
前記硬質部は、前記シールリップの前記付根部側に延設して形成される請求項4に記載のドアウェザストリップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、自動車のドアのドアフレームの外周に取付けられるドアウェザストリップに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、図9に示すように、ドアウェザストリップ100は、ドアフレーム201とドアモール600に取付けられている。
【0003】
ドアウェザストリップ100は、車外側ウェザストリップ200、車内側ウェザストリップ300とウェザストリップ連結部400から構成されている。車外側ウェザストリップ200は、車外側取付基部210と車外側シール部220(シールリップ)から構成されている。車外側シール部220の先端部220aであり、車幅方向内側(車内側)には凸部230が形成されている。ドアの閉時には、車体開口部周縁601に凸部230が当接すると共に車外側シール部220の付根部220bが車外側取付基部210側に変形して、車体開口部周縁601とドアモール600の先端との間の隙間を塞ぐ。車外側シール部220は、リップ状であるため、変形し易く、ドア閉力を減少させることができる(例えば、特許文献1)。
【0004】
ところで、自動車が高速走行すると、ドアの車外側の圧力が車内側の圧力より著しく低くなるため、その圧力差によって、ドアフレーム201とドアモール600には、図9に示す車外側に吸い出される方向の力F1が発生する。その時、車体開口部周縁601と車体開口部周縁601に弾接している車外側シール部220(凸部230)との間には、車内側方向に反力F2が発生する。
【0005】
しかし、車外側シール部220は、リップ状であり、変形し易いので、F1が大きくなると、図9に示すように、車外側シール部220が大きく弧状に撓んで変形し、その結果、ドアフレーム201とドアモール600は、矢印A方向に移動する。このドアフレーム201とドアモール600の車外側への移動現象、すなわち、車外側へ吸い出される現象は、遮音性を低下させる。
【0006】
このドアフレーム201が吸い出されることへの対策として、例えば、特許文献2には、以下の技術が記載されている。図10に示すように、ドアウェザストリップ100のシールリップ220の車幅方向内側(車内側)には、にシールリップ220を構成するEPDMのスポンジ材より硬質のEPDMのソリッド材を使用した硬質部700が形成されている。
【0007】
硬質部700は、シールリップ220の付根部220bから中央部分やや下方に亘って、すなわち、図9におけるシールリップ220が大きく弧状に撓んで変形する部分の車内側に露出して形成されている。
【0008】
シールリップ220内に硬質部700を形成することにより、車両の走行時における車内外の圧力差によってドアフレーム201に車幅方向外側の力F1が発生した場合には、シールリップ220内に形成される硬質部550により、シールリップ220が一定以上撓むことを防止することができるので、シールリップ220(凸部230)と車体開口部周縁601との間に発生する車幅方向内側(車内側)方向への反力F2をF1と同等又はF1に近づけることができる。
その結果、ドアフレーム201が車外側に吸い出されることを抑制することができるので、高速走行時の遮音性の向上を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2010-36602号公報
特開2022-48478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、特許文献2の技術では、硬質部700が形成されている部分以外の凸部230を含むシールリップ220、特に、シールリップ220の先端部220a側は、依然として撓み易いので、自動車の高速走行時における車内外の圧力差によってドアフレーム201に車幅方向外側(車外側)への力F1が発生した時に、先端部220a側が撓み、硬質部700が効果を発揮し、反力F2をF1と同等又はF1に近づけるのに時間を要する。その結果、それまでの時間の間、ドアフレーム201が車外側に吸い出されてしまう。
(【0011】以降は省略されています)

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