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公開番号2024044610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150238
出願日2022-09-21
発明の名称車両安全支援システム
出願人日本信号株式会社
代理人個人,個人
主分類B61L 23/00 20060101AFI20240326BHJP(鉄道)
要約【課題】設備の簡易化や、迅速な安全性の判定が可能な車両安全支援システムを提供すること。
【解決手段】車両安全支援システム100は、車両CRの側面に設置されて画像を撮像する撮像部10と、画像から車両CRの移動の有無を検知する移動検知部21と、画像から車両CRの扉DRの開閉を検知する扉開閉検知部22と、移動検知部21による車両CRの移動の有無検知と、扉開閉検知部22による扉DRの開閉検知とに基づいて定まる車両CRの状況に応じて、画像から安全性について判定する判定部40とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の側面に設置されて画像を撮像する撮像部と、
前記画像から前記車両の移動の有無を検知する移動検知部と、
前記画像から前記車両の扉の開閉を検知する扉開閉検知部と、
前記移動検知部による前記車両の移動の有無検知と、前記扉開閉検知部による前記扉の開閉検知とに基づいて定まる前記車両の状況に応じて、前記画像から安全性について判定する判定部と
を備える車両安全支援システム。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記撮像部は、前記画像としての動画を撮像し、
前記移動検知部は、前記動画におけるフレーム前後での背景画像の差分から、前記車両が停止しているか否かについて検知する移動停止検知部である、請求項1に記載の車両安全支援システム。
【請求項3】
前記撮像部は、前記車両の側面に設けられた車両側表示灯を撮像範囲に含み、
前記扉開閉検知部は、前記画像中の前記車両側表示灯の点灯状態から、前記扉が開の状態であるか閉の状態であるかについて検知する、請求項1及び2のいずれか一項に記載の車両安全支援システム。
【請求項4】
前記判定部は、前記移動検知部において前記車両の停止が検知されており、かつ、前記扉開閉検知部において前記扉が閉の状態であることが検知されている場合に、前記画像において前記車両から所定距離内に接近している物体が検知されると、危険有りと判定する、請求項1に記載の車両安全支援システム。
【請求項5】
前記撮像部、前記移動検知部、前記扉開閉検知部及び前記判定部は、ユニット化された撮像装置として一の筐体内に収納され、
前記撮像装置は、前記判定部における判定結果を外部に出力する、請求項1に記載の車両安全支援システム。
【請求項6】
前記撮像装置は、前記車両の側面の位置に応じて複数設置され、設置位置ごとに撮像、検知及び判定を行う、請求項5に記載の車両安全支援システム。
【請求項7】
前記判定部は、前記移動検知部において前記車両の停止が検知されており、かつ、前記扉開閉検知部において前記扉が開の状態であることが検知されている場合であっても、前記画像において前記車両から所定距離内に接近している物体が一定時間以上留まっていることが検知されると、異常有りと判定する、請求項1に記載の車両安全支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道等の運転において、車両の運行における安全を保つべく支援を行う車両安全支援システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、駅ホームの監視システムにおいて、車両側面に設置されたカメラを用いることで、運行の安全のための支援等を行うものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、上記特許文献1では、例えば、危険度を推測するに際しては、車両側面に設置されたカメラだけではなく、各種情報を収集している車両情報管理装置から走行速度や進行方向などを取得することが前提となっており、システムの構成が、複雑化し、また、処理に時間を要する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-32611号公報
【発明の概要】
【0005】
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、設備の簡易化や、迅速な安全性の判定が可能な車両安全支援システムを提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するための車両安全支援システムは、車両の側面に設置されて画像を撮像する撮像部と、画像から車両の移動の有無を検知する移動検知部と、画像から車両の扉の開閉を検知する扉開閉検知部と、移動検知部による車両の移動の有無検知と、扉開閉検知部による扉の開閉検知とに基づいて定まる車両の状況に応じて、画像から安全性について判定する判定部とを備える。
【0007】
上記車両安全支援システムでは、車両の側面に設置された撮像部により撮像された画像から車両の移動及び車両の扉の開閉を検知し、これに基づいて定まる車両の状況に応じて、画像から安全性について判定する態様となっていることで、画像から安全性について判定をするに際して、例えば車両を構成する車両情報管理装置等の各部から車両の状況を示す運転情報を取得することを要しないものにできる。これにより、システムを構成する設備の簡易化や、迅速な安全性の判定が可能になる。
【0008】
本発明の具体的な側面では、撮像部は、画像としての動画を撮像し、移動検知部は、動画におけるフレーム前後での背景画像の差分から、車両が停止しているか否かについて検知する移動停止検知部である。この場合、撮像部で撮像した画像から車両の停止を判定できる。
【0009】
本発明の別の側面では、撮像部は、車両の側面に設けられた車両側表示灯を撮像範囲に含み、扉開閉検知部は、画像中の車両側表示灯の点灯状態から、扉が開の状態であるか閉の状態であるかについて検知する。この場合、撮像部で撮像した画像から車両の扉の開閉状況について判定できる。
【0010】
本発明のさらに別の側面では、判定部は、移動検知部において車両の停止が検知されており、かつ、扉開閉検知部において扉が閉の状態であることが検知されている場合に、画像において車両から所定距離内に接近している物体が検知されると、危険有りと判定する。この場合、危険有りと判定すべき典型的な一態様を、迅速かつ的確に捉えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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