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公開番号2024043901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022149137
出願日2022-09-20
発明の名称測定装置
出願人株式会社トプコン
代理人個人,個人,個人
主分類G01C 15/00 20060101AFI20240326BHJP(測定;試験)
要約【課題】収納ケースから取り出し易く、腰痛などを予防できる測定装置を提供すること。
【解決手段】測定用のレーザ光を射出するレーザ光射出部を有する測定装置本体2と、測定装置本体2を水平方向に回転可能に支持する台座部と、測定装置本体2から突出したハンドル70,71とを備えた測定装置であって、ハンドル70,71は、握られた際に手首が曲がらないように、測定装置本体2の立てた状態における水平方向中心OPから左右にそれぞれ角度θ1,θ2が40~45度の範囲であって、水平方向中心OPからの径方向に沿って背面側に突出しており、測定装置本体2の前記ハンドル70,71とは反対側の正面側には、最も前方に膨出した膨出部80が形成され、立てた状態において、ハンドル70,71とレーザ光射出部に電圧を印加するバッテリー38,39とは、膨出部80を基準にして上下方向の位置が異なっている。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
測定用のレーザ光を射出するレーザ光射出部を有する測定装置本体と、前記測定装置本体を水平方向に回転可能に支持する台座部と、前記測定装置本体から突出したハンドルとを備えた測定装置であって、
前記ハンドルは、前記測定装置本体の立てた状態における水平方向中心から左右にそれぞれ40~45度の範囲であって、前記水平方向中心からの径方向に沿って背面側に突出しており、
前記測定装置本体の前記ハンドルとは反対側の正面側には、最も前方に膨出した膨出部が形成され、
前記立てた状態において、前記ハンドルと前記レーザ光射出部に電圧を印加するバッテリーとは、前記膨出部を基準にして上下方向の位置が異なっている
ことを特徴とする測定装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記ハンドルは前記膨出部から上面側に配置され、
前記測定装置本体は、前記立てた状態において、前記上面における前記正面側が、下に向って傾斜すると共に外側に凸状となる湾曲斜面とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
前記測定装置本体は、前記レーザ光射出部が配置された鏡筒部と、前記鏡筒部を垂直方向に回転可能に支持する托架部とを有し、
前記鏡筒部と前記托架部には、互いの境界周辺の正面側に連なった面を有し、
前記鏡筒部から前記托架部にわたって連続模様が施されている
ことを特徴とする請求項2に記載の測定装置。
【請求項4】
前記バッテリーは、前記立てた状態において、前記左右の前記ハンドルの夫々の直下に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の測定装置。
【請求項5】
前記測定装置本体の左右側面には、前記ハンドルに手袋をした手を導くガイドとなる窪み部が形成されており、
前記窪み部は、前記立てた状態において、手袋をはめた親指以外の4本の指に対応した高さを有し、かつ、前記測定装置本体の中央部から上側にかけて配置されている
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンドル付き測定装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、レーザ光を利用した測定装置が知られており、射出したレーザ光の反射光を受光して対象物の空間位置情報を取得したり、レーザ光を対象物に当てて土木建築の基準面や基準線を定めたりする等、様々な場合で測定装置が利用されている。
この測定装置は水平・垂直レベルが重要なため、三脚を用いることが多く、測定者は測定装置に付けられたハンドルを持って三脚の上に載せ、三脚と測定装置とを固定して使用する。
【0003】
このように、重い測定装置を背の高い三脚上に固定する必要があることから、持ち易い測定装置が提案されている。例えば、特許文献1の測定装置のハンドルは、手指で把持されるグリップ部と、グリップ部をハウジングに付けて支持する支持アーム部とから構成され、支持アーム部の上面には親指の腹の形状にあった湾曲部が形成されている。そうすると、ハンドルを、親指を除く4本の指で握ると共に、支持アーム部の下面に人差し指を当接させて人差し指で支持アーム部を下支えすると共に、水平方向についてグリップ部よりも重心に近い支持アーム部を人差し指と親指で挟持して、測量機を容易に持つことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-146395公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1では、測定者が起立した状態で測定装置を持つには優れているが、この特許文献1の測定装置に限らず従来の測定装置は、床等においた収納ケースから測定装置を取り出す瞬間の体への負担までは考慮しきれていない。即ち、例えばギックリ腰は、急に姿勢を変えたときや、前かがみで物を持った時に起きやすく、そうすると、測定装置を持ち上げようとする瞬間が腰痛を招く起因になり得る。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するものであり、収納ケースから取り出し易く、例えば腰痛の原因など、身体に与える負荷を軽減する測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は、測定用のレーザ光を射出するレーザ光射出部を有する測定装置本体と、前記測定装置本体を水平方向に回転可能に支持する台座部と、前記測定装置本体から突出したハンドルとを備えた測定装置であって、前記ハンドルは、前記測定装置本体の立てた状態における水平方向中心から左右にそれぞれ40~45度の範囲であって、前記水平方向中心からの径方向に沿って背面側に突出しており、前記測定装置本体の前記ハンドルとは反対側の正面側には、最も前方に膨出した膨出部が形成され、前記立てた状態において、前記ハンドルと前記レーザ光射出部に電圧を印加するバッテリーとは、前記膨出部を基準にして上下方向の位置が異なっている測定装置により解決される。
【0008】
上記発明によれば、レーザ光を用いて測定する測定装置において、ハンドルは、測定装置本体を立てた状態において、その水平方向中心からの径方向に沿って背面側に突出している。そうすると、正面側を下にして収納ケースに寝かした状態で収納ケースの蓋を開けると、ハンドルは上側に出ている。このため、収納ケースから測定装置を取り出すためにハンドルを把持する際、ハンドルが上にある分、深く前屈しなくても把持できる。したがって、前屈の際の腰への負担を軽減できる。即ち、ここに言う「背面」とは、正面を下に寝かした状態で、上から見て視認可能な面を意味する。
しかも、このハンドルは、測定装置本体の中心から左右にそれぞれ40~45度の範囲に配置されている。そうすると、一般的に肩幅より小さい測定装置のハンドルを握った際、手首が曲がり難くなって掌屈や背屈を防止する要素になり、握る力を効果的に発揮できる。
更に、測定装置本体のハンドルとは反対側の正面側には、最も前方に膨出した膨出部が形成され、そして、立てた状態において、ハンドルとバッテリーとは膨出部を基準にして相対的に上下逆に配置されている。そうすると、正面側を下にして寝かした状態で、測定装置をケースから取り出す際、ハンドルを持ちあげると、重いバッテリー側が下向きに力が働き、膨出部が支点となって梃子の原理でハンドル側が上向きに回動して持ち上げ易くなり、前屈状態での力を抑えることができる。
【0009】
また好ましくは、前記測定装置本体は、前記立てた状態において、前記上面における前記正面側が、下に向って傾斜すると共に外側に凸状となる湾曲斜面とされていることを特徴とする。
そうすると、正面側を下にして収納ケースに寝かせた測定装置を収納ケースから取り出すために、上述のように膨出部を支点にしてハンドル側(上面側)を上向きに回動させる際、収納ケースに測定装置本体が引っかかることを防止して、円滑に測定装置を収納ケースから取り出せる。
【0010】
また好ましくは、前記測定装置本体は、前記レーザ光射出部が配置された鏡筒部と、前記鏡筒部を垂直方向に回転可能に支持する托架部とを有し、前記鏡筒部と前記托架部には、互いの境界周辺の正面側に連なった面を有し、前記鏡筒部から前記托架部にわたって連続模様が施されていることを特徴とする。
そうすると、鏡筒部及び托架部は、互いの境界周辺の正面側に連なった面を有するため、本体がケース内で他の部材に引っかかる事態を防止できる。
この点、このような形状であると、遠隔操作などで遠くから装置を見る際、鏡筒部と托架部との境界が視認し難くなり、鏡筒部の動きが分かり難くなるが、本発明では鏡筒部から托架部にわたって連続模様が施されているため、鏡筒が回転すると連続模様が位置ずれして、動きが分かり易くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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