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公開番号2024043388
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148556
出願日2022-09-16
発明の名称ショベル
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/20 20060101AFI20240322BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】安全性を向上させる。
【解決手段】ショベルは、走行体と、走行体に回転自在に設けられる上部旋回体と、ブーム、アーム、及びバケットを有し、上部旋回体に取り付けられたアタッチメントと、ブーム、アーム、及びバケットのうちいずれか一つ以上を動作させるシリンダと、シリンダのボトム側の油室と、シリンダのロッド側の油室と、の間を接続する、絞り機構によって開口面積を調整可能な再生弁と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
走行体と、
前記走行体に回転自在に設けられる上部旋回体と、
ブーム、アーム、及びバケットを有し、前記上部旋回体に取り付けられたアタッチメントと、
前記ブーム、前記アーム、及び前記バケットのうちいずれか一つ以上を動作させるシリンダと、
前記シリンダのボトム側の油室と、前記シリンダのロッド側の油室と、の間を接続する、絞り機構によって開口面積を調整可能な再生弁と、
を備えるショベル。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記再生弁は、操作部からの操作に従って前記シリンダに対する油圧を制御するコントロールバルブから、前記シリンダまでの間を接続する、油圧回路に設けられ、当該油圧回路の流路を開閉可能な弁と比べて、前記シリンダ側に設けられている、
請求項1に記載のショベル。
【請求項3】
前記ボトム側の油室に接続される流路を流れる油の圧力と、前記ロッド側の油室に接続される流路を流れる油の圧力と、前記ボトム側又は前記ロッド側の油室に接続される前記流路の流れる油の流量と、に基づいて、前記再生弁の前記絞り機構による開口面積を調整するように構成されている、
請求項1に記載のショベル。
【請求項4】
前記油の流量は、流量計、前記シリンダが有する前記ロッドの位置の変化、又は、前記シリンダの傾き角を検出可能な角度センサにより検出された角度の変化に基づいて特定される、
請求項3に記載のショベル。
【請求項5】
前記ボトム側の油室に接続される流路を流れる油の圧力が、前記シリンダが前記上部旋回体に及ぼす力に基づいて定められた基準圧力よりも低くなるように、前記開口面積を調整する、
請求項3に記載のショベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ショベルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、走行体(クローラ、ロワーとも称する)の上に回動可能な上部旋回体を有すると共に、上部旋回体に掘削などの動作を行うためのアタッチメントを有する、ショベルが知られている。
【0003】
操作者がショベルで作業内容に応じてアタッチメントを制御する際に、アタッチメントの動作に応じて、ショベルに対して転倒させるなどのモーメントが生じる。例えば、ショベルを転倒させるモーメントが生じた場合、当該モーメントが、ショベルの姿勢を安定させる安定モーメントを超えない限り、ショベルの転倒は抑制される。
【0004】
従来は、アタッチメントを動作させるシリンダのロッド側の圧力、及びシリンダのボトム側の圧力に基づいた、転倒させるため等のモーメントが安定モーメントを超える基準を示した最大シリンダ圧力を算出し、最大シリンダ圧力に基づいて、シリンダのロッド側、又はボトム側の油圧回路に接続されたリリーフ弁を制御していた。これにより、ショベルに転倒等が生じることを抑制していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/180555号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来から用いられているリリーフ弁の制御では、油圧回路の油圧の調整を容易に実現できるが、油をタンクに出力するため、油圧回路を流れる油の流量の適切な調整は難しかった。また、特許文献1には、リリーフ弁の制御に加えて、シリンダのボトム側の油室とロッド側の油室との間に外部再生弁を設けて、振動を抑制する技術が記載されている。しかしながら、特許文献1に記載された外部再生弁では流路のオン、オフ制御に留まっているので、油圧回路の油圧及び流量の適切な調整は難しい。
【0007】
上述に鑑み、シリンダのボトム側の油室とロッド側の油室との間に設けられた外部再生弁の絞りを制御することで、油圧回路を流れる油の流量及び油圧の適切な調整を実現することで、安全性を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るショベルは、走行体と、走行体に回転自在に設けられる上部旋回体と、ブーム、アーム、及びバケットを有し、上部旋回体に取り付けられたアタッチメントと、ブーム、アーム、及びバケットのうちいずれか一つ以上を動作させるシリンダと、シリンダのボトム側の油室と、シリンダのロッド側の油室と、の間を接続する、絞り機構によって開口面積を調整可能な再生弁と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、シリンダを動作させるために流れる油の流量及び油圧の適切な調整を可能にすることで、安全性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1の実施形態に係るショベルの外観を示す斜視図である。
図2は、第1の実施形態に係るショベルの掘削作業時に生じる後方浮き上がりを例示した図である。
図3は、第1の実施形態に係るブームシリンダによる、車体を前方に傾けようとする力の抑制制御を示した図である。
図4は、第1の実施形態に係るショベルの電気系統や油圧系統などのブロック図である。
図5は、第1の実施形態に係るショベルに生じる後方浮き上がりの力関係を例示した図である。
図6は、第1の実施形態に係るコントロールバルブと、ブームシリンダと、の間の構成を例示した図である。
図7は、第2の実施形態に係るコントロールバルブと、ブームシリンダと、の間の構成を例示した図である。
図8は、第3の実施形態に係るコントロールバルブと、ブームシリンダと、の間の構成を例示した図である。
図9は、第4の実施形態に係るコントロールバルブと、ブームシリンダと、の間の構成を例示した図である。
図10は、実際のショベルによって、あるオペレータが空中動作を繰り返し行ったときの、動作波形図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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