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公開番号2024043115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148116
出願日2022-09-16
発明の名称シート用振動伝達装置、シート用振動制御装置、振動伝達シート、及び振動伝達装置の制御方法
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G06F 3/01 20060101AFI20240322BHJP(計算;計数)
要約【課題】着座者に効果的な感覚を与えるシート用振動伝達装置、シート用振動制御装置及び振動伝達シートを提供する。
【解決手段】シート用振動伝達システムにおいて、振動発生部200は、シート本体100に設置される。合成部330は、触覚コンテンツを着座者に提供するための触覚振動信号321と音声コンテンツを着座者に提供するための音声振動信号322とを合成した第1の合成信号324を生成する。制御部310は、第1振動発生部に、第1の合成信号324で所定の合成振動を発生させる第1駆動を行わせ、第2振動発生部に、触覚振動信号321で所定の第2振動を発生させる第2駆動を行わせる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シート用振動伝達装置(400)であって、
着座者に触覚コンテンツ及び音声コンテンツを出力する振動発生部(200)と、
前記触覚コンテンツを出力するための触覚振動信号(321)と前記音声コンテンツを出力するための音声振動信号(322)とを合成した第1の合成信号(324)を生成する合成部(330)と、
前記振動発生部に、前記第1の合成信号(324)で所定の合成振動を発生させる第1駆動を行わせる制御部(310)と、を備える、
ことを特徴とするシート用振動伝達装置(400)。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記制御部(310)は、
1)前記振動発生部(200)に含まれる第1振動発生部(201)に、前記第1駆動を行わせ、
2)前記振動発生部(200)に含まれる第2振動発生部(202)に、前記触覚振動信号(321)で所定の第2振動を発生させる第2駆動を行わせる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート用振動伝達装置(400)。
【請求項3】
前記第1振動発生部(201)は、シート本体の背もたれ部において、前記第2振動発生部(202)よりも高い位置に設置される、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート用振動伝達装置(400)。
【請求項4】
前記合成部(330)は、前記第1の合成信号(324)より前記音声振動信号(322)の割合が少なくなるように、前記触覚振動信号(321)と前記音声振動信号(322)とを合成した第2の合成信号(325)を生成し、
前記制御部(310)は、
1)前記振動発生部(200)に含まれる第1振動発生部(201)に、第1駆動を行わせ、
2)前記振動発生部(200)に含まれる第2振動発生部(202)に、前記触覚振動信号で所定の第2振動を発生させる第2駆動を行わせ、
3)前記振動発生部(200)に含まれる第3振動発生部(203)に、前記第2の合成信号(325)で所定の第3振動を発生させる第3駆動を行わせ、
前記第1振動発生部(201)は、シート本体の背もたれ部において、前記第2振動発生部(202)よりも高い位置に設置され、
前記第3振動発生部(203)は、前記シート本体の前記背もたれ部の高さ方向において、前記第1振動発生部(201)と前記第2振動発生部(202)の間に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート用振動伝達装置(400)。
【請求項5】
前記触覚振動信号(321)を入力し、前記触覚振動信号(321)に応じた前記音声振動信号(322)を出力する音声振動信号出力部(312)をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート用振動伝達装置(400)。
【請求項6】
前記音声振動信号(322)を入力し、前記音声振動信号(322)に応じた前記触覚振動信号(321)を出力する触覚振動信号出力部(312)をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート用振動伝達装置(400)。
【請求項7】
前記触覚振動信号出力部(312)は、前記音声振動信号(322)を入力し、前記音声振動信号(322)を分析し、前記音声振動信号(322)に応じた前記触覚振動信号(321)を生成する触覚振動信号生成部(315)を備える、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート用振動伝達装置(400)。
【請求項8】
前記制御部(310)は、
前記振動発生部(200)に、異なる周波数を順次変えていく試験振動を発生させる試験駆動を行わせ、
前記試験振動による音声、及び周囲の音声を入力する集音部(370)と、
前記集音部(370)が入力した音声に基づき、共振周波数を特定する共振周波数検出部(380)と、をさらに備え、
前記制御部(310)は、前記共振周波数検出部(380)が検出した前記共振周波数を避けた振動を、前記振動発生部(200)に行わせる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート用振動伝達装置(400)。
【請求項9】
着座者に触覚コンテンツ及び音声コンテンツを出力する振動発生部(200)を制御するシート用振動制御装置(300)であって、
前記触覚コンテンツを出力するための触覚振動信号(321)と前記音声コンテンツを出力するための音声振動信号(322)とを合成した第1の合成信号(324)を生成する合成部(330)と、
前記振動発生部(200)に、前記第1の合成信号(324)で所定の合成振動を発生させる第1駆動を行わせる制御部(310)と、を備える、
ことを特徴とするシート用振動制御装置(400)。
【請求項10】
シート本体(100)と、
前記シート本体の着座者に触覚コンテンツ及び音声コンテンツを出力する振動発生部(200)と、
前記触覚コンテンツを出力するための触覚振動信号(321)と前記音声コンテンツを出力するための音声振動信号(322)とを合成した第1の合成信号(324)を生成する合成部(330)と、
前記振動発生部(200)に、前記第1の合成信号(324)で所定の合成振動を発生させる第1駆動を行わせる制御部(310)と、を備える、
ことを特徴とする振動伝達シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、着座者に対して、触覚的な感覚、及び聴覚的な感覚を提供するシート用振動伝達装置、シート用振動制御装置、振動伝達シート、及び振動伝達装置の制御方法等に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【0002】
着座者に触覚的な振動を与えることで、着座者に注意を促す注意喚起効果、着座者をマッサージするリラックス効果を提供するシート用振動デバイスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-212976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の概要は、着座者に効果的な感覚を与えることに関する。より具体的には、注意喚起効果やリラックス効果を増加させる、ことにも関する。
【0005】
本明細書に開示される特定の実施形態の要約を以下に示す。これらの態様が、これらの特定の実施形態の概要を読者に提供するためだけに提示され、この開示の範囲を限定するものではないことを理解されたい。実際に、本開示は、以下に記載された実施態様と、以下に記載されない種々の態様との組み合わせを包含し得る。
【0006】
したがって、本明細書に記載されるシート用振動伝達装置、シート用振動制御装置、振動伝達シート、及び振動伝達装置の制御方法等は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。本実施形態は、触覚コンテンツを出力するための触覚振動信号と音声コンテンツを出力するための音声振動信号とを合成した第1の合成信号を生成することと、振動発生部に、第1の合成信号で所定の合成振動を発生させる第1駆動を行わせる、ことをその要旨とする。
【0007】
本明細書に記載される第1実施態様におけるシート用振動伝達装置は、着座者に触覚コンテンツ及び音声コンテンツを出力する振動発生部と、触覚コンテンツを出力するための触覚振動信号と音声コンテンツを出力するための音声振動信号とを合成した第1の合成信号を生成する合成部と、振動発生部に、第1の合成信号で所定の合成振動を発生させる第1駆動を行わせる制御部と、を備えるものである。本実施形態によれば、触覚コンテンツと、音声コンテンツとを同時に出力することができ、触覚コンテンツだけの出力する場合と比べて、音声コンテンツを追加することで触覚コンテンツをより強調し、着座者により印象づけることができるという利点が想定される。また、本実施形態によれば、音声コンテンツだけの出力する場合と比べて、触覚コンテンツを追加することで音声コンテンツをより強調し、着座者により印象づけることができるという利点が想定される。
【0008】
第1の実施形態に従属し得る第2実施形態のシート用振動伝達装置では、制御部は、1)振動発生部に含まれる第1振動発生部に、第1駆動を行わせ、2)振動発生部に含まれる第2振動発生部に、触覚振動信号で所定の第2振動を発生させる第2駆動を行わせるものである。本実施形態によれば、第1箇所では、触覚コンテンツだけではなく、音声コンテンツも提供することができ、第2箇所でも、第1箇所で出力した触覚コンテンツと同じ触覚コンテンツ(又は関連づけられた触覚コンテンツ)を出力することで、第1箇所と第2箇所との複数の箇所で(広い範囲で)触覚コンテンツを提供しつつ、一部(第1箇所)では、音声コンテンツも同時に与えることで、着座者に与える触覚コンテンツの印象を増大させることができるという利点も想定される。
【0009】
第2の実施形態に従属し得る第3実施形態におけるシート用振動伝達装置では、第1振動発生部は、シート本体の背もたれ部において、第2振動発生部よりも高い位置に設置されるものである。本実施形態によれば、耳に近く配置されやすい第1箇所では、触覚コンテンツだけではなく、音声コンテンツも提供することができ、耳から遠く配置されやすい第2箇所でも、第1箇所で出力した触覚コンテンツと同じ触覚コンテンツ(又は関連づけられた触覚コンテンツ)を出力することで、第1箇所と第2箇所との複数の箇所で(広い範囲で)触覚コンテンツを提供しつつ、一部(第1箇所)では、音声コンテンツも同時に与えることで、着座者に与える触覚コンテンツの印象を増大させることができる(または、音声コンテンツの印象を触覚コンテンツにより増大させることができるとも言える)という利点も想定される。
【0010】
第1の実施形態に従属し得る第4実施形態におけるシート用振動伝達装置では、合成部は、第1の合成信号より音声振動信号の割合が少なくなるように、触覚振動信号と音声振動信号とを合成した第2の合成信号を生成し、制御部は、1)振動発生部に含まれる第1振動発生部に、第1駆動を行わせ、2)振動発生部に含まれる第2振動発生部に、触覚振動信号で所定の第2振動を発生させる第2駆動を行わせ、3)振動発生部に含まれる第3振動発生部に、第2の合成信号で所定の第3振動を発生させる第3駆動を行わせ、第1振動発生部は、シート本体の背もたれ部において、第2振動発生部よりも高い位置に設置され、第3振動発生部は、シート本体の背もたれ部の高さ方向において、第1振動発生部と第2振動発生部の間に配置されるものである。本実施形態によれば、耳に近く配置されやすい箇所ほど、音声振動信号の割合を増加させ、聴覚刺激を効果的に提供することができつつ、耳から離れた位置でも聴覚刺激を与えることで全体的に同調した刺激の印象を与えることができるという利点も想定される。
(【0011】以降は省略されています)

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