TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024042438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147157
出願日2022-09-15
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/17 20060101AFI20240321BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】廃インクタンクの交換のためのデッドスペースを低減することが可能な技術を提供する。
【解決手段】搬送される記録媒体に対して搬送方向と交差した方向に移動する記録手段の移動領域と前記搬送方向で隣接して位置し、廃インクが排出される廃インクタンクを着脱可能に収容する収容部は、前記廃インクタンクが、挿入された第1位置から、接続される第2位置まで前記搬送方向に移動可能に構成され、前記第1位置と前記第2位置との間の前記廃インクタンクの移動領域の一部が、前記記録手段の移動領域と重なるようにした。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される記録媒体に対して、該記録媒体の搬送方向と交差する方向に移動しながらインクを吐出して記録を行う記録手段と、
前記記録手段におけるインクの吐出性能を良好に維持、回復する回復手段と、
前記記録手段の移動領域と前記搬送方向に隣接して位置し、前記回復手段で受容した廃インクが排出される廃インクタンクを着脱可能に収容する収容部と、を有し、
前記収容部は、前記廃インクタンクが、挿入された第1位置から、接続される第2位置まで移動可能に構成され、
前記第1位置と前記第2位置との間の前記廃インクタンクの移動領域の一部は、前記記録手段の移動領域と重なる、ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記記録手段は、前記収容部に収容される前記廃インクタンクを交換する際には、前記廃インクタンクが接触しない退避位置に退避される、ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記収容部は、前記第1位置および前記第2位置において前記廃インクタンクの移動を規制可能な規制部を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記規制部は、
前記搬送方向に延在する凹形状に形成され、
前記廃インクタンクにおいて、重力方向および前記搬送方向に交差する方向に突出した凸部と嵌合される、ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記廃インクタンクにおける前記凸部には、前記廃インクタンクの位置を認識させるための位置指標が設けられ、
前記収容部には、
前記規制部において前記凸部が前記第1位置に位置するときの位置指標に対応する位置に、前記廃インクタンクを抜き取り可能であることを示す第1指標が設けられ、
前記規制部において前記凸部が前記第2位置に位置するときの位置指標に対応する位置に、前記廃インクタンクが接続されていることを示す第2指標が設けられる、ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記収容部は、前記第2位置の近傍にある前記廃インクタンクを前記第2位置に引き込んで固定する固定機構を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項7】
前記記録手段は、
インクを吐出する機構を備えた記録ヘッドと、
前記記録ヘッドが搭載され、重力方向および前記搬送方向と交差する方向に移動可能なキャリッジと、
前記記録ヘッドに対してインクを供給可能な供給部と、を備え、
前記供給部は、前記搬送方向において、前記記録ヘッドに挿入して前記記録ヘッドにインクを供給可能な位置と、前記記録ヘッドから抜去される位置との間で移動可能であり、
前記供給部の移動領域の一部は、前記収容部の前記廃インクタンクを収容する収容空間に重なる、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃インクを貯留するとともに、装置に交換可能に設けられた廃インクタンク備えた記録装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
インクを吐出して記録を行う記録装置は、インクの吐出性能を良好に維持、回復するための回復動作を実行可能な構成となっている。そして、こうした記録装置では、回復動作において生じた廃インクを収容するための廃インクタンクが交換可能に設けられている。
【0003】
特許文献1には、カバーを開けた際の装置の前方側に廃インクタンクを配置する構成とすることで、廃インクタンクの交換時の作業性を向上するようにした技術が開示されている。そして、特許文献1では、記録ヘッドへインクを供給するチューブの配置空間の一部に、廃インクタンクを配置する構成とすることで、装置の大型化を抑制するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020‐146921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、廃インクタンクを交換する際に廃インクタンクをスライドさせる空間が専用に設けられており、当該空間は、廃インクタンク交換時以外は使用されてない。このため、廃インクタンク交換時以外は、この空間はデッドスペースとなり、この空間を設けるために、廃インクタンクの容量を減らして廃インクタンクを小型化しなければならなかった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、廃インクタンクの交換のためのデッドスペースを低減することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明による記録装置の一実施形態は、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される記録媒体に対して、該記録媒体の搬送方向と交差する方向に移動しながらインクを吐出して記録を行う記録手段と、前記記録手段におけるインクの吐出性能を良好に維持、回復する回復手段と、前記記録手段の移動領域と前記搬送方向に隣接して位置し、前記回復手段で受容した廃インクが排出される廃インクタンクを着脱可能に収容する収容部と、を有し、前記収容部は、前記廃インクタンクが、挿入された第1位置から、接続される第2位置まで移動可能に構成され、前記第1位置と前記第2位置との間の前記廃インクタンクの移動領域の一部は、前記記録手段の移動領域と重なる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、廃インクタンクの交換のためのデッドスペースを低減することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
記録装置の概略構成図
回復部および廃インクタンクの概略構成図
記録装置の制御系の構成を示すブロック図
廃インクタンクの斜視構成図
挿通部の一例を示す図
挿通部の他の形態を示す図
廃インクタンクの分解斜視図
遮蔽部が遮蔽位置および開放位置に位置した廃インクタンクを示す図
フレーム部の斜視構成図
挿入位置にある廃インクタンクとフレーム部との位置関係を示す図
収容位置にある廃インクタンクとフレーム部との位置関係を示す図
把持部の一例を示す廃インクタンクの平面図
把持部の他の形態を示す図
開口部から記録ユニットおよび廃インクタンクが露出した状態を示す図
廃インクタンクの交換を説明する図
凸部による廃インクタンクの移動の規制を説明する図
廃インクタンクの固定機構を示す図
記録ヘッドの交換を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面を参照しながら、記録装置の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、実施形態に記載されている構成要素の位置、形状などはあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
積層体
7か月前
日本化薬株式会社
処理液
2日前
シヤチハタ株式会社
印判
22日前
株式会社デュプロ
転写装置
5か月前
シヤチハタ株式会社
吐出容器
6か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
三菱製紙株式会社
転写用基材
7か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
8か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
株式会社リコー
印刷装置
4か月前
キヤノン電子株式会社
印刷装置
7か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
株式会社リコー
電子機器
2か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
3か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
三菱製紙株式会社
画像形成方法
4か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
6か月前
株式会社リコー
印刷装置
6か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
6か月前
三光株式会社
感熱記録材料
1か月前
キヤノン株式会社
プリンタ
6か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
7か月前
株式会社リコー
画像形成装置
7か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
18日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
三菱製紙株式会社
直接感熱記録材料
12日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
6か月前
続きを見る