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公開番号2024042390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147073
出願日2022-09-15
発明の名称モータ
出願人芝浦機械株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 1/16 20060101AFI20240321BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電磁鋼板の打ち抜き金型の摩耗を抑制しつつ、モータコアの磁気特性の悪化を抑制するモータを提案する。
【解決手段】実施形態に係るモータは、回転可能なロータと、ロータの動力を発生させるステータとを備える。ステータは、リング形状を有する第1コアであって、該リング形状の内周から外周へ向かう第1方向へ窪んだ複数の第1嵌合部を内周に有する第1コアと、第1コアよりも小さなリング形状を有する第2コアであって、第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部を先端部に有し第1方向に放射状に延伸する複数の第1突出部を外周に有する第2コアとを備える。第1突出部は、第2嵌合部と該第2嵌合部以外の根元部とを有し、第2嵌合部近傍の根元部の両側部に、リング形状の周方向に略楔型に窪んだ切欠部を有する。
【選択図】図2B
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能なロータと、前記ロータの動力を発生させるステータとを備えるモータであって、
前記ステータは、
リング形状を有する第1コアであって、該リング形状の内周から外周へ向かう第1方向へ窪んだ複数の第1嵌合部を内周に有する第1コアと、
前記第1コアよりも小さなリング形状を有する第2コアであって、前記第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部を先端部に有し前記第1方向に放射状に延伸する複数の第1突出部を外周に有する第2コアとを備え、
前記第1突出部は、前記第2嵌合部と該第2嵌合部以外の根元部とを有し、前記第2嵌合部近傍の前記根元部の両側部であるに、前記リング形状の周方向に略楔型に窪んだ切欠部を有する、モータ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記根元部の両側部における第1側部にある第1切欠部は、
前記第1側部において前記第2嵌合部と前記根元部との境界部の近傍に位置する第1変曲点と、
前記第1側部から最も窪んでいる位置にある第2変曲点と、
前記第1側部において前記第1変曲点よりも前記第2嵌合部から離れて位置する第3変曲点とを、それぞれ頂点とする略楔型である、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記根元部の両側部における前記第1側部の反対側の第2側部にある第2切欠部は、
前記第2側部において前記境界部の近傍に位置する第4変曲点と、
前記第2側部から最も窪んでいる位置にある第5変曲点と、
前記第2側部において前記第4変曲点よりも前記第2嵌合部から離れて位置する第6変曲点とを、それぞれ頂点とする略楔型である、請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
前記第1切欠部は、前記第2変曲点と前記第3変曲点との間に、前記第1方向に対して傾斜する第1稜部を有しており、
前記第1側部と前記第1稜部との間の傾斜角は、150度~180度である、請求項2または3に記載のモータ。
【請求項5】
前記第2切欠部は、前記第5変曲点と前記第6変曲点との間に、前記第1方向に対して傾斜する第2稜部を有しており、
前記第2側部と前記第2稜部との間の傾斜角は、150度~180度である、請求項3に記載のモータ。
【請求項6】
前記第2変曲点と前記第5変曲点との間の距離は、
前記第1変曲点と前記第4変曲点との間の距離、または、前記第3変曲点と前記第6変曲点との間の距離の0.9倍~1倍である、請求項3に記載のモータ。
【請求項7】
前記第1~6変曲点における前記第1および第2切欠部の形状はそれぞれ円弧状である、請求項3に記載のモータ。
【請求項8】
前記第1嵌合部は、窪みの両側において、前記第1コアの内周上に位置する第7および第8変曲点を備え、
前記第1変曲点と前記第7変曲点とが当接し、および、前記第4変曲点と前記第8変曲点とが当接し、
前記第7変曲点および前記第8変曲点における前記第1嵌合部は、それぞれ略直角または鈍角の形状を有する、請求項3に記載のモータ。
【請求項9】
前記ステータは、
前記第1コアと前記第2コアとを嵌合させた複数のコア対を、前記第1方向と前記第1コアのリング形状の周方向とに略直交する第2方向へ、積層した積層体と、
前記積層体における前記第1突出部が積層された部分に巻きつけられたコイルとを備える、請求項1に記載のモータ。
【請求項10】
前記ロータは、前記積層体のリング形状の中心に配置され、該積層体の中心を軸として回転可能に設けられる、請求項9に記載のモータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、モータに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インナーコアおよびアウターコアからなる、2分割コア方式のモータコアが知られている。インナーコアおよびアウターコアは電磁鋼板から打ち抜いて形成されるため、電磁鋼板の高速加工時には打ち抜き金型が摩耗することがある。また、打ち抜き金型の摩耗を抑制するためにインナーコアおよびアウターコアの勘合部(マッチング部分)の形状を変更すると、モータコアの磁気特性を悪化させるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-136590号公報
特開2004-343939号公報
特開2018-29421号公報
特開2018-46696号公報
国際公開2018/11950号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、電磁鋼板の打ち抜き金型の摩耗を抑制しつつ、モータコアの磁気特性の悪化を抑制するモータを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係るモータは、回転可能なロータと、ロータの動力を発生させるステータとを備える。ステータは、リング形状を有する第1コアであって、該リング形状の内周から外周へ向かう第1方向へ窪んだ複数の第1嵌合部を内周に有する第1コアと、第1コアよりも小さなリング形状を有する第2コアであって、第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部を先端部に有し第1方向に放射状に延伸する複数の第1突出部を外周に有する第2コアとを備える。第1突出部は、第2嵌合部と該第2嵌合部以外の根元部とを有し、第2嵌合部近傍の根元部の両側部に、リング形状の周方向に略楔型に窪んだ切欠部を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係るモータを示す概略構成図である。
第1実施形態に係るモータを示す概略構成図である。
第1実施形態に係る第1コアを示す構成図である。
第1実施形態に係る第2コアを示す構成図である。
第1実施形態に係る第1コアおよび第2コアを嵌合させたコア対を示す構成図である。
図2Cの領域Cを拡大して示す図である。
図2Dの領域Dを拡大して示す図である。
第1実施形態に係るモータの製造工程を示す図である。
図3Aに続く、第1実施形態に係るモータの製造工程を示す図である。
図3Bに続く、第1実施形態に係るモータの第2コアの製造工程を示す図である。
図3Bに続く、第1実施形態に係るモータの第1コアの製造工程を示す図である。
切欠部を有しない従来例に係る、第1コアおよび第2コアを嵌合させたコア対を示す部分拡大図である。
切欠部を有する従来例に係る、第1コアおよび第2コアを嵌合させたコア対を示す部分拡大図である。
第1実施形態の第1例に係る、第1コアおよび第2コアを嵌合させたコア対を示す部分拡大図である。
第1実施形態の第2例に係る、第1コアおよび第2コアを嵌合させたコア対を示す部分拡大図である。
第1実施形態の第3例に係る、第1コアおよび第2コアを嵌合させたコア対を示す部分拡大図である。
インナーコアの切り欠き量とモータのトルク減少率との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
【0008】
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0009】
(第1実施形態)
(モータ1の構成)
図1Aおよび図1Bは、第1実施形態に係るモータ1の構成を示す概略図である。モータ1の内部構造を説明するために、図1Aは、モータ1の上部半分(AA線より上方)を断面図で図示し、図1Bも、モータ1の上部半分(BB線より上方)を断面図で図示している。
【0010】
図1Aに示すように、モータ1は、ロータコア10と、ステータコア20と、ロータ軸30と、ベアリング40と、筐体50とを備える。なお、本実施形態のモータ1はインナーロータ型のモータであり、ステータコア20の径方向内側にロータコア10が位置し、ロータコア10の径方向内側にロータ軸30が位置する。
(【0011】以降は省略されています)

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