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公開番号2024042383
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147059
出願日2022-09-15
発明の名称モータ
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 3/52 20060101AFI20240321BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】簡易な構造でモータ内の省スペース化を図ることができるモータを提供する。
【解決手段】モータ10は、導電材料で形成され、回転軸方向に積み重ねられた複数のリング70A~70Fと、複数のコイル32を有するステータ30と、を備える。複数のリング70A~70Fはそれぞれ、外部装置に電気的に接続される外部接続端子73と、複数のコイル32に電気的に接続される内部接続端子72と、を備え、径方向において、外部接続端子73は内部接続端子72に対して内周側に配置される。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
導電材料で形成され、回転軸方向に積み重ねられた複数のリングと、
複数のコイルを有するステータと、を備え、
前記複数のリングはそれぞれ、外部装置に電気的に接続される外部接続端子と、前記複数のコイルに電気的に接続される内部接続端子と、を備え、
径方向において、前記外部接続端子は前記内部接続端子に対して内周側にある、モータ。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
回転軸方向において、隣接する前記リングの間には絶縁部材が配置される、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記複数のリングにおいて、前記内部接続端子は、周方向に互いに異なる位置に配置される、請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記複数のリングを収容するケースを備え、
前記ケースは、径方向において、前記複数のリングの外周側に配置された外壁を有するケース本体を備え、
前記外壁は、回転軸方向において、凹んだ複数の凹部を有し、
前記複数の凹部は周方向に配列されており、
前記内部接続端子はそれぞれ、前記凹部のそれぞれから前記リングの内周側から外周側に向けて突出する、請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記複数の凹部の深さは互いに異なる、請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記複数のリングのそれぞれが前記内部接続端子を複数備え、
周方向において、前記複数の内部接続端子が等しい位置に配置される、請求項4に記載のモータ。
【請求項7】
前記複数のリングのうち、少なくとも2個以上の前記リングの形状が等しい、請求項4に記載のモータ。
【請求項8】
前記ケース本体は、径方向において、前記複数のリングの内周側に配置された内壁を有し、
前記内壁は、回転軸方向において凹んだ複数の第2凹部を有し、
前記外部接続端子のそれぞれは、径方向において、前記第2凹部のそれぞれから前記リングの内周側に突出する、請求項4に記載のモータ。
【請求項9】
回転軸方向において、前記複数の第2凹部の深さは互いに異なる、請求項8に記載のモータ。
【請求項10】
前記ケースは、回転軸方向において、前記ケース本体を覆う蓋を有し、
前記蓋は、周方向に延在する環状部と、前記環状部から前記複数の凹部に向けて突出する複数の凸部と、を備える、請求項4に記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モータにおいて、コイルからの引出線と、外部電源や回路基板に繋がる導線との間に介在し、引出線に大容量の電流を供給する部材としてバスバーが用いられる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-171708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バスバーを用いる場合、例えばコイルの数が増大すると、配線の回路が複数必要になり、配線の設計が複雑になりやすい。その結果、モータ内に占めるバスバーの占有スペースが増大してしまう。
【0005】
本発明は、簡易な構造でモータ内の省スペース化を図ることができるモータを提供することを課題の一例とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題は、例えば、以下の本発明の一態様により解決される。本発明の一態様にかかるモータは、
導電材料で形成され、回転軸方向に積み重ねられた複数のリングと、
複数のコイルを有するステータと、を備え、
前記複数のリングはそれぞれ、外部装置に電気的に接続される外部接続端子と、前記複数のコイルに電気的に接続される内部接続端子と、を備え、
径方向において、前記外部接続端子は前記内部接続端子に対して内周側にある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態にかかるモータの外観を概略的に示す斜視図である。
本発明の一実施形態にかかるモータの縦断面図であり、図1におけるA-A断面図に相当する。
本発明の一実施形態にかかるモータの横断面図であり、図1におけるB-B断面図に相当する。
本発明の一実施形態にかかるモータからハウジングを取り外した状態のモータの内部構造を概略的に示す斜視図である。
本発明の一実施形態にかかるモータに組み込まれるバスバーユニットの構造を概略的に示すバスバーユニットの分解斜視図である。
バスバーユニットを構成するバスバーリングの構造を概略的に示す平面図である。
バスバーユニットから蓋を取り外した状態のバスバーユニットの構造を概略的に示す平面図である。
本発明の一実施形態にかかるモータに組み込まれるバスバーユニットの構造を概略的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明のモータについて一実施形態を挙げて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるモータ10の構造を概略的に示す斜視図であり、図2はモータ10の縦断面図であり、図3はモータ10の横断面図である。なお、図2は、モータ10の回転軸心を構成する軸線xを含む仮想平面に沿った図1のA-A断面図に相当し、図3は、軸線xに直交する仮想平面に沿った図1のB-B断面図に相当する。
【0009】
本実施形態の説明においては、軸線x方向において、矢印a方向の側を上側aとし、矢印b方向の側を下側bと規定する(図1及び図2参照)。なお、上側a及び下側bは重力方向における上下関係とは必ずしも一致しない。また、軸線xに垂直なモータ10の径方向cdにおいて、軸線xから遠ざかる矢印c方向の側を外周側cとし、軸線xに向かう矢印d方向の側を内周側dとする(図2及び図3参照)。さらに、軸線x周りの周方向efにおいて、上側aから見て時計周り方向e及び反時計回り方向fが規定される(図3参照)。
【0010】
図1~図3に示されるように、本実施形態にかかるモータ10は、回転軸を構成するシャフト11と、シャフト11に固定されてシャフト11と共に回転するロータ20と、ロータ20を取り囲むように配置されたステータ30と、ステータ30に固定されて、モータ10の構成部品の一部又は全部を内部に収容するハウジング40と、を備える。すなわち、モータ10が組み込まれる外部機器(図示せず)に固定されるハウジング40及びステータ30に対してシャフト11及びロータ20が相対回転する。
(【0011】以降は省略されています)

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