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公開番号
2024041697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-03-27
出願番号
2023003578
出願日
2023-01-13
発明の名称
静電型スピーカー
出願人
森保染色株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04R
19/02 20060101AFI20240319BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】静電型スピーカーにおいて、より可撓性を高くするとともに、静電型スピーカーのより有効な活用を可能にする技術を提供する。
【解決手段】静電型スピーカー101は、導電性の布地である第1の導電布111と、第1の導電布111を挟むように配置された導電性の布地であり、第1の導電布と絶縁された第2および第3の導電布121,131と、第1ないし第3の導電布111,121,131を覆うように配置され、第1ないし第3の導電布111,121,131よりも厚手で、絶縁性の布地で構成された第1および第2の外装布140,150とを有している。これら第1ないし第3の導電布111,121,131と、第1および第2の外装布140,150とは、絶縁性の糸によって縫い付けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
静電型スピーカーであって、
導電性の布地である第1の導電布と、
前記第1の導電布を挟むように配置された導電性の布地であり、前記第1の導電布と絶縁された第2と第3の導電布と、
前記第1ないし第3の導電布を覆うように配置され、前記第1ないし第3の導電布よりも厚手で、絶縁性の布地で構成された第1と第2の外装布と、
を備え、
前記第1ないし第3の導電布および前記第1と第2の外装布は、絶縁性の糸によって縫い付けられている、
静電型スピーカー。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
請求項1記載の静電型スピーカーであって、
前記静電型スピーカーは、前記第1の外装布が前記第2外装布よりも内周側に位置する状態で巻き取られるように構成されており、
前記第1の外装布は、前記静電型スピーカーが巻き取られる巻取方向に対して伸縮性を有しており、
前記第1と第2の外装布の端部は、前記静電型スピーカーが巻き取られた状態において、前記第1の外装布の前記巻取方向における長さが自然長となるように縫い付けられている、
静電型スピーカー。
【請求項3】
請求項2記載の静電型スピーカーであって、
前記第1ないし第3の導電布は、前記巻取方向に対して伸縮性を有しており、
前記第1ないし第3の導電布および前記第1と第2の外装布の端部は、前記静電型スピーカーが巻き取られた状態において、前記第1ないし第3の導電布の前記巻取方向における長さが自然長となるように縫い付けられている、
静電型スピーカー。
【請求項4】
前記第1ないし第3の導電布のそれぞれの端部は、ほつれ止め加工が施されている、請求項1ないし3のいずれか記載の静電型スピーカー。
【請求項5】
前記第1ないし第3の導電布のそれぞれの端部には、前記第1ないし第3の導電布の端部をそれぞれ包むように絶縁性の保護布が取り付けられている、請求項4記載の静電型スピーカー。
【請求項6】
前記第1と第2の外装布は、帯電列において紙よりも正側に位置する繊維で形成されている、請求項1ないし3のいずれか記載の静電型スピーカー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、静電型スピーカーに関し、特に、可撓性に優れた静電型スピーカーに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電気信号に応じた音声を発生するスピーカーとして、静電型スピーカーが知られている。静電型スピーカーは、一般的に、間隔を開けて向かい合う一対の電極と、当該一対の電極の間に挿入された導電性を有するシート状の振動体とから構成される。そして、振動体に所定のバイアス電圧を印加した状態で、電極に印加する電圧を電気信号に応じて変化させることにより、振動体が電気信号に応じて変位し、音声が発生する。そして、近年では、このような静電型スピーカーにおいて、屈曲させることを可能にする様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-100438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1で提案されている静電型スピーカーでは、導電布からなる一対の電極と、振動体との間に弾性部材が挿入されるため、得られる静電型スピーカーの可撓性は必ずしも十分ではない。
【0005】
また、静電型スピーカーとしてある程度の可撓性を持たせることが可能であっても、静電型スピーカーに皺等が発生すれば、静電型スピーカーを有効に活用することが難しくなる。
【0006】
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、静電型スピーカーにおいて、より可撓性を高くするとともに、静電型スピーカーのより有効な活用を可能にする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明は、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
【0008】
[適用例1]
静電型スピーカーであって、導電性の布地である第1の導電布と、前記第1の導電布を挟むように配置された導電性の布地であり、前記第1の導電布と絶縁された第2と第3の導電布と、前記第1ないし第3の導電布を覆うように配置され、前記第1ないし第3の導電布よりも厚手で、絶縁性の布地で構成された第1と第2の外装布と、を備え、前記第1ないし第3の導電布および前記第1と第2の外装布は、絶縁性の糸によって縫い付けられている、静電型スピーカー。
【0009】
この適用例によれば、第1ないし第3の導電布および第1と第2の外装布が、それらの変形や伸縮と縫い付ける糸の撓みとで許容される範囲で、面方向に対して移動可能となるので、静電型スピーカーの可撓性をより高くすることができる。そして、第1と第2の外装布を第1ないし第3の導電布よりも厚手の布地で構成することにより、静電型スピーカーに皺等が発生することが抑制されるので、静電型スピーカーをより有効に活用することができる。
【0010】
[適用例2]
適用例1記載の静電型スピーカーであって、前記静電型スピーカーは、前記第1の外装布が前記第2外装布よりも内周側に位置する状態で巻き取られるように構成されており、前記第1の外装布は、前記静電型スピーカーが巻き取られる巻取方向に対して伸縮性を有しており、前記第1と第2の外装布の端部は、前記静電型スピーカーが巻き取られた状態において、前記第1の外装布の前記巻取方向における長さが自然長となるように縫い付けられている、静電型スピーカー。
(【0011】以降は省略されています)
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