TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024041562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146441
出願日2022-09-14
発明の名称バスバモジュール
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01M 50/298 20210101AFI20240319BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】配索溝からの電線の飛び出しを抑止するとともに、作業性に優れるバスバモジュールを提供すること。
【解決手段】バスバモジュール10は、複数のバスバ2と、複数のバスバ2にそれぞれ接続された複数の電線3が配索される配索溝12を有する絶縁性のプロテクタ1と、を備え、配索溝12は、収容部11から延びる複数の第1配索溝13と、複数の第1配索溝13と連通する第2配索溝14と、複数の電線3が束ねられた電線束6が配索される第3配索溝15と、第2配索溝14の溝側壁14aが切り欠かれて形成された、複数の電線3が集合する集合部20と、集合部20から複数の電線3を引き出して、複数の電線3の束ね作業が可能な作業空間12cと、を有し、第3配索溝15は、電線束6をプロテクタ1の外部に引き出す電線引出口12bを有し、電線引出口12bが集合部20から離れるように、集合部20から複数の電線3が作業空間12cに引き出される方向と交差する方向に延びる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セルを有する電池モジュールに取り付けられて、前記複数の電池セルと外部機器とを電気的に接続するバスバモジュールであって、
前記複数の電池セルにそれぞれ電気的に接続される複数のバスバと、
前記複数のバスバをそれぞれ収容する複数の収容部、及び、前記複数のバスバにそれぞれ接続された複数の電線が配索される配索溝を有する絶縁性のプロテクタと、を備え、
前記配索溝は、
前記収容部から延びる複数の第1配索溝と、
前記複数の第1配索溝と連通する第2配索溝と、
前記複数の電線が束ねられた電線束が配索される第3配索溝と、
前記第2配索溝の溝側壁が切り欠かれて形成された、前記複数の電線が集合する集合部と、
前記集合部から前記複数の電線を引き出して、前記複数の電線の束ね作業が可能な作業空間と、を有し、
前記第3配索溝は、
前記電線束を前記プロテクタの外部に引き出す電線引出口を有し、
前記電線引出口が前記集合部から離れるように、前記集合部から前記複数の電線が前記作業空間に引き出される方向と交差する方向に延びる、
バスバモジュール。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
請求項1に記載のバスバモジュールであって、
前記第2配索溝の一の前記溝側壁の少なくとも一部と、前記第3配索溝の一の溝側壁の少なくとも一部と、が一体に構成される、
バスバモジュール。
【請求項3】
請求項1又は請求項2の何れか一項に記載のバスバモジュールであって、
前記配索溝は、溝開口の一部を塞ぐカバーを有する、
バスバモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バスバモジュールに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車などに搭載される駆動用電源としての電池集合体(複数の電池セルが積層配置された電池モジュール)に組み付けられる、バスバモジュールが提案されている。従来のバスバモジュールの一つは、積層されて隣接する電池セル間の正極と負極との間を接続する複数のバスバと、複数のバスバの各々に接続されて各電池セルを監視するための電圧検出線と、を備えて、これら複数のバスバ及び電圧検出線がプロテクタ(ケース)にそれぞれ収容されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-206673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したバスバモジュールを含む従来のバスバモジュールは、プロテクタの配索溝に配索された複数の電圧検出線を、プロテクタの電線引出口から引き出して、それらを一纏めに束ねて電線束とし、この電線束を電線引出口近傍に固定するように配索している。つまり、従来のバスバモジュールは、電線引出口にて複数の電圧検出線を束ねる作業を行っている。このため、作業スペ―スが狭い等、作業性の観点から好ましくなかった。また、従来のバスバモジュールでは、電圧検出線を単に電線引出口から引き出して作業を行うため、電圧検出線がよれて配索溝から飛び出すおそれがあった。
【0005】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、配索溝からの電線の飛び出しを抑止するとともに、作業性に優れるバスバモジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るバスバモジュールは、下記を特徴としている。
【0007】
複数の電池セルを有する電池モジュールに取り付けられて、前記複数の電池セルと外部機器とを電気的に接続するバスバモジュールであって、
前記複数の電池セルにそれぞれ電気的に接続される複数のバスバと、
前記複数のバスバをそれぞれ収容する複数の収容部、及び、前記複数のバスバにそれぞれ接続された複数の電線が配索される配索溝を有する絶縁性のプロテクタと、を備え、
前記配索溝は、
前記収容部から延びる複数の第1配索溝と、
前記複数の第1配索溝と連通する第2配索溝と、
前記複数の電線が束ねられた電線束が配索される第3配索溝と、
前記第2配索溝の溝側壁が切り欠かれて形成された、前記複数の電線が集合する集合部と、
前記集合部から前記複数の電線を引き出して、前記複数の電線の束ね作業が可能な作業空間と、を有し、
前記第3配索溝は、
前記電線束を前記プロテクタの外部に引き出す電線引出口を有し、
前記電線引出口が前記集合部から離れるように、前記集合部から前記複数の電線が前記作業空間に引き出される方向と交差する方向に延びる、
バスバモジュールであること。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るバスバモジュールについて以下に述べる。
本構成のバスバモジュールによれば、配索溝が、複数のバスバをそれぞれ収容する複数の収容部からそれぞれ延びる複数の第1配索溝と、複数の第1配索溝と連通する第2配索溝と、複数の電線が束ねられた電線束が配索される第3配索溝と、第2配索溝の溝側壁が切り欠かれて形成された、複数の電線が集合する集合部と、集合部から複数の電線を引き出して、複数の電線の束ね作業が可能な作業空間と、を有している。また、第2配索溝は、作業空間にて複数の電線が束ねられた電線束をプロテクタの外部に引き出す電線引出口を有している。このように、本構成のバスバモジュールは、従来のバスバモジュールと異なり、電線引出口と作業空間とがそれぞれ設けられているため、作業性に優れる。また、第3配索溝は、電線引出口が集合部から離れるように、集合部から複数の電線が作業空間に引き出される方向と交差する方向に延びる。これにより、本構成のバスバモジュールは、電線束が集合部から電線引出口に向けて迂回するように配索される(換言すると、集合部から複数の電線を引き出してそのまま配索されない)ため、電線のよれが防止されて配索溝からの電線の飛び出しが抑止される。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係るバスバモジュールを構成するプロテクタの斜視図である。
図2は、図1の前面図である(ただし、各カバーが開いた状態であり、また、バスバ及び電圧検出線の概略図を含む)。
図3は、図2のA部拡大図である。
図4は、バスバモジュールの製造方法を説明するための第1図である。
図5は、バスバモジュールの製造方法を説明するための第2図である。
図6は、本発明の実施形態に係るバスバモジュールの前面図である。
図7は、電池モジュールへのバスバモジュールの取付態様を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
照明構造
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
5日前
矢崎総業株式会社
樹脂成形品
13日前
矢崎総業株式会社
嵌合コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
嵌合コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ装置
11日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
14日前
矢崎総業株式会社
電線の製造方法
14日前
矢崎総業株式会社
外装部材取付機
4日前
矢崎総業株式会社
車載通信システム
18日前
矢崎総業株式会社
ハウジングユニット
5日前
矢崎総業株式会社
通信装置及び通信システム
5日前
矢崎総業株式会社
部品搭載構造及び電気接続箱
6日前
矢崎総業株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
19日前
矢崎総業株式会社
電気部品接続構造、及び電気接続箱
6日前
矢崎総業株式会社
調光制御装置および調光プログラム
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタの製造方法、及び、コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
CPA付コネクタ及びワイヤーハーネス
4日前
矢崎総業株式会社
端子、電気部品接続構造、及び電気接続箱
6日前
矢崎総業株式会社
発泡電線、通信ケーブル及びその製造方法
12日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱及び該電気接続箱の組み立て方法
5日前
矢崎総業株式会社
蓄電池制御装置、蓄電システム、及び蓄電池制御方法
13日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス製造装置及びワイヤハーネス製造方法
5日前
矢崎総業株式会社
異常判定方法、異常判定プログラム、及び乗員監視装置
14日前
矢崎総業株式会社
コルゲートチューブの供給方法及びコルゲートチューブ自動供給装置
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
26日前
エイブリック株式会社
半導体装置
19日前
ローム株式会社
半導体装置
18日前
エイブリック株式会社
半導体装置
21日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
19日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
21日前
東京パーツ工業株式会社
コイル装置
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
5日前
続きを見る