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公開番号2024041142
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022145790
出願日2022-09-14
発明の名称端子付き電線
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 4/18 20060101AFI20240319BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バレル片のバリの発生を抑えることのできる端子付き電線を提供することを目的とする。
【解決手段】端子付き電線100は、電線Wと、電線Wと接続する基部(第三基部)40cの両側に延びて設けられて電線Wに巻付くように互いに重なり合って圧着される一対のバレル片42A、42B、及び、一対のバレル片42A、42Bのうち重なり合う内側に設けられる内バレル片42Aの先端42Acの外周面42Aaにおいて内バレル片42Aの延在方向に沿って形成された外周溝5を含む圧着端子1と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
電線と、
前記電線と接続する基部の両側に延びて設けられて前記電線に巻付くように互いに重なり合って圧着される一対のバレル片、及び、前記一対のバレル片のうち重なり合う内側に設けられる内バレル片の先端の外周面に形成された外周溝を含む圧着端子と、
を備える、端子付き電線。
続きを表示（約 82 文字）【請求項２】
前記外周溝は、前記内バレル片の延在方向に沿って形成され、当該延在方向に交差する方向に複数が並設される、請求項１に記載の端子付き電線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、端子付き電線に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、例えば、特許文献１の同軸型電気コネクタは、同軸ケーブルにおける外周被覆材の単体を外方側から覆うように折り曲げられる一対の第二固定保持板が開示されている。第二固定保持板の外側における先端部分には、複数の溝が形成されている。
【０００３】
また、例えば、特許文献２の端子金具付き電線は、インシュレーションバレルに、底壁、及び、加締め片に亘って直線状（帯状）に連続して延びる防食剤導入補助溝が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１６－０２５０１９号公報
特開２０１１－１９２５３０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
端子付き電線の圧着端子は、電線に対して圧着される電線圧着部を有する。電線圧着部は、電線を配置する基部の幅方向の両側にそれぞれ帯状に延びて形成される板状部分である。一対のバレル片は、基部との間で電線に対して巻き付けられて加締められ、圧着された状態で、互いに重なり合う（オーバーラップする）。
【０００６】
しかし、従来の端子付き電線では、加締める途中で一対のバレル片の互いの先端がぶつかり合うと、重なり合う内側のバレル片の先端が折れて意図しない突起（バリ）が発生してしまうおそれがある。
【０００７】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、バレル片のバリの発生を抑えることのできる端子付き電線を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線は、電線と、前記電線と接続する基部の両側に延びて設けられて前記電線に巻付くように互いに重なり合って圧着される一対のバレル片、及び、前記一対のバレル片のうち重なり合う内側に設けられる内バレル片の先端の外周面に形成された外周溝を含む圧着端子と、を備える。
【発明の効果】
【０００９】
本発明に係る端子付き電線は、外周溝によって内バレル片の先端の加締め型に接触する表面積を小さくでき、内バレル片のバリの発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
図１は、実施形態に係る端子付き電線の概略構成を表す分解斜視図である。
図２は、実施形態に係る端子付き電線の概略構成を表す斜視図である。
図３は、実施形態に係る端子付き電線の概略構成を表す展開図である。
図４は、実施形態に係る端子付き電線の圧着工程を表す部分断面図である。
図５は、実施形態に係る端子付き電線の圧着工程を表す部分断面図である。
図６は、実施形態に係る端子付き電線の圧着工程を表す部分断面図である。
図７は、実施形態に係る端子付き電線の圧着工程を表す部分断面図である。
図８は、実施形態に係る端子付き電線の圧着工程を表す部分側面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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