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公開番号2024041124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022145770
出願日2022-09-14
発明の名称車両管理装置
出願人大阪瓦斯株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20240319BHJP(計算;計数)
要約【課題】蓄電池を有する車両から施設への給電目的とは別の目的で車両を利用する者の利便性を確保しながら、施設への電力の給電目的でのその車両の有効活用を可能にする車両管理装置を提供する。
【解決手段】車両管理装置10が、予測受電電力の推移を導出する受電電力予測部11と、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯とその時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される予定接続時間帯を設定する接続時間帯設定部12と、利用希望者から車両20を別の目的で利用する時間帯を利用予約時間帯として受け付ける利用予約受付部13とを備え、予定給電日に近くなるほど付加期間の長さが短く設定される形態で受電電力予測部11による予測受電電力の導出と接続時間帯設定部12による予定接続時間帯の設定とを予定給電日までの間に時間を空けて複数回行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池を有する車両が、施設に給電するために当該施設の電力線に接続されるべき予定接続時間帯を決定する車両管理装置であって、
前記車両が前記施設に給電を行う予定給電日での当該施設の予測受電電力の推移を導出する受電電力予測部と、
前記予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯と、当該時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される仮設定時間帯を前記予定接続時間帯として設定する接続時間帯設定部と、
前記車両の利用希望者から、前記予定給電日の前記予定接続時間帯以外の時間帯で、前記車両を前記施設に給電するのとは別の目的で利用する時間帯を利用予約時間帯として受け付ける利用予約受付部と、を備え、
前記予定給電日に近くなるほど前記付加期間の長さが短く設定される形態で、前記受電電力予測部による前記予測受電電力の推移の導出と、前記接続時間帯設定部による前記予定接続時間帯の設定とを、前記予定給電日までの間に時間を空けて複数回行う、車両管理装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記接続時間帯設定部は、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯に前記予定接続時間帯を設定しない請求項1に記載の車両管理装置。
【請求項3】
前記接続時間帯設定部は、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯であっても前記予定接続時間帯を設定する請求項1に記載の車両管理装置。
【請求項4】
前記接続時間帯設定部は、
前記仮設定時間帯が、既に設定されている前記利用予約時間帯と時間的に重なる場合、当該利用予約時間帯を維持するか否かの問い合わせを当該利用予約時間帯の前記利用希望者に行い、
前記利用希望者が、前記利用予約時間帯を維持することを選択した場合、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯に前記予定接続時間帯を設定せず、
前記利用予約時間帯を維持しないこと選択した場合、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯に前記予定接続時間帯を設定する請求項1に記載の車両管理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電池を有する車両が、施設に給電するために当該施設の電力線に接続されるべき予定接続時間帯を決定する車両管理装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、蓄電池を有する車両を所謂カーシェアリングで用いることが行われている。カーシェアリングの場合、予め利用希望者が特定の利用日時での車両の利用予約を行い、その利用日当日に車両を利用するような手順になる。他にも、蓄電池を有する車両を住宅や事業所などの施設に接続して、蓄電池の電力を施設に給電するような利用形態もある。
【0003】
特許文献1には、カーシェアリング及び施設への電力の供給の両方で利用可能な車両を、施設に電力を供給するために予約する手順について記載されている。具体的には、電力管理システムは、施設での翌日の推定電力需要を導出し、推定電力需要が予め設定した所定値を超える時間帯に車両の利用予約をして、車両から施設へ電力を供給させる。その場合、他のカーシェアリングの利用希望者は、施設での電力需要が所定値を超えると推定される時間帯に、上記車両の利用予約を行うことができなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-104157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の発明では、施設への予定給電日の前日に、車両を施設への電力の供給のために利用することを予約している。そのため、予定給電日の前日よりも前にカーシェアリングの利用希望者がその車両をカーシェアリングのために予約していた場合には、予定給電日には車両を施設への電力の給電のために利用できなくなる。
【0006】
尚、カーシェアリングの利用希望者など、車両を施設に給電するのとは別の目的で利用する者による車両の予約を上記予定給電日の前日まで禁止することもできる。しかし、そうすると、カーシェアリングの利用希望者などは予定給電日の前日まで車両利用の計画を立てることができなくなり、カーシェアリングの利用希望者などにとって利便性が悪くなる。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓄電池を有する車両から施設への給電目的とは別の目的で車両を利用する者の利便性を確保しながら、施設への電力の給電目的でのその車両の有効活用を可能にする車両管理装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係る車両管理装置の特徴構成は、蓄電池を有する車両が、施設に給電するために当該施設の電力線に接続されるべき予定接続時間帯を決定する車両管理装置であって、
前記車両が前記施設に給電を行う予定給電日での当該施設の予測受電電力の推移を導出する受電電力予測部と、
前記予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯と、当該時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される仮設定時間帯を前記予定接続時間帯として設定する接続時間帯設定部と、
前記車両の利用希望者から、前記予定給電日の前記予定接続時間帯以外の時間帯で、前記車両を前記施設に給電するのとは別の目的で利用する時間帯を利用予約時間帯として受け付ける利用予約受付部と、を備え、
前記予定給電日に近くなるほど前記付加期間の長さが短く設定される形態で、前記受電電力予測部による前記予測受電電力の推移の導出と、前記接続時間帯設定部による前記予定接続時間帯の設定とを、前記予定給電日までの間に時間を空けて複数回行う点にある。
【0009】
上記特徴構成によれば、接続時間帯設定部は、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯と、その時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される仮設定時間帯を予定接続時間帯として設定し、利用予約受付部は、車両の利用希望者から、前記予定給電日の前記予定接続時間帯以外の時間帯で、前記車両を前記施設に給電するのとは別の目的で利用する時間帯を利用予約時間帯として受け付ける。つまり、車両から施設への給電が必要になると想定される時間帯には、車両を前記施設に給電するのとは別の目的で利用する利用希望者が利用予約できないようにされる。その結果、車両から施設への給電が必要になると想定される時間帯には、車両から施設への給電を確実に行えるようになる。また、車両を前記施設に給電するのとは別の目的で利用する利用希望者は、予定接続時間帯以外の時間帯で自由に利用予約時間帯を予約できるようになる。
【0010】
尚、予定給電日の消費電力の推移は、例えばその前日など、予定給電日と時期的に近い日時に計測された過去の消費電力の推移との関連性が高い。そのため、受電電力予測部が導出する将来の予定給電日での予測消費電力の推移は、予定給電日に近い日になるほど、信頼性が高い値になると言える。
そこで本特徴構成では、予定給電日に近くなるほど上記付加期間の長さが短く設定される形態で、受電電力予測部による予測受電電力の推移の導出と、接続時間帯設定部による予定接続時間帯の設定とが、予定給電日までの間に時間を空けて複数回行われる。つまり、予定給電日までの期間が長い間は上記付加期間が相対的に長く設定されるため、予定接続時間帯の長さも長くなるが、予定給電日に近づくにつれて上記付加期間が相対的に短く設定されるため、予定接続時間帯の長さが短くなる。その結果、予定給電日に近づくにつれて、車両を施設に給電するのとは別の目的で利用する利用希望者が利用予約時間帯として予約できる時間帯が長くなり、その利用希望者にとっての利便性が高くなる。
従って、蓄電池を有する車両から施設への給電目的とは別の目的で車両を利用する者の利便性を確保しながら、施設への電力の給電目的でのその車両の有効活用を可能にする車両管理装置を提供できる。
(【0011】以降は省略されています)

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