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公開番号2024039719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144300
出願日2022-09-12
発明の名称焼入れ深さ測定治具
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G01N 29/265 20060101AFI20240315BHJP(測定;試験)
要約【課題】円柱形のワークの焼入れ深さを容易に測定可能な焼入れ深さ測定治具を提供すること。
【解決手段】本開示に係る焼入れ深さ測定治具は、円柱状のワークの焼入れ深さの測定に用いる焼入れ深さ測定治具である。焼入れ深さ測定治具は、治具本体と、治具本体内に配置された超音波をワークへ送受信する検出器と、を備え、治具本体は、検出器に対するワークの左右位置の位置決めをガイドするガイド部と、ガイド部に対して変位可能な可動部とを備え、ガイド部は、ワークを保持可能な正面視逆V字状の凹部と、凹部の中央部に検出器を配置可能な貫通孔と、を備え、可動部は、貫通孔に配置された検出器を固定可能な検出器固定部と、検出器がワークを押圧する力を調整可能なスプリングと、を備え、ワークの焼入れ深さ測定時に、凹部がワークの外周上の2点と接触した状態でワークを保持しつつ、検出器がワークを所定の力で押圧した状態で焼入れ深さを測定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
円柱状のワークの焼入れ深さの測定に用いる焼入れ深さ測定治具であって、
前記焼入れ深さ測定治具は、治具本体と、前記治具本体内に配置された超音波を前記ワークへ送受信する検出器と、を備え、
前記治具本体は、前記検出器に対する前記ワークの左右位置の位置決めをガイドするガイド部と、前記ガイド部に対して変位可能な可動部とを備え、
前記ガイド部は、前記ワークを保持可能な正面視逆V字状の凹部と、前記凹部の中央部に前記検出器を配置可能な貫通孔と、を備え、
前記可動部は、前記貫通孔に配置された前記検出器を固定可能な検出器固定部と、前記検出器が前記ワークを押圧する力を調整可能なスプリングと、を備え、
前記ワークの焼入れ深さ測定時に、前記凹部が前記ワークの外周上の2点と接触した状態で前記ワークを保持しつつ、前記検出器が前記ワークを所定の力で押圧した状態で焼入れ深さを測定可能である、
焼入れ深さ測定治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は焼入れ深さ測定治具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、超音波を用いて金型の硬さ変化を測定可能な技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-216671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、シャフト等の円柱形のワークの場合、当該ワークの表面は湾曲しているため、表面からの焼入れ深さの測定が困難であるという問題を見出した。
【0005】
本開示は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、シャフト等の円柱形のワークにおいて焼入れ深さを容易に測定可能な焼入れ深さ測定治具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る焼入れ深さ測定治具は、円柱状のワークの焼入れ深さの測定に用いる焼入れ深さ測定治具であって、前記焼入れ深さ測定治具は、治具本体と、前記治具本体内に配置された超音波を前記ワークへ送受信する検出器と、を備え、前記治具本体は、前記検出器に対する前記ワークの左右位置の位置決めをガイドするガイド部と、前記ガイド部に対して変位可能な可動部とを備え、前記ガイド部は、前記ワークを保持可能な正面視逆V字状の凹部と、前記凹部の中央部に前記検出器を配置可能な貫通孔と、を備え、前記可動部は、前記貫通孔に配置された前記検出器を固定可能な検出器固定部と、前記検出器が前記ワークを押圧する力を調整可能なスプリングと、を備え、前記ワークの焼入れ深さ測定時に、前記凹部が前記ワークの外周上の2点と接触した状態で前記ワークを保持しつつ、前記検出器が前記ワークを所定の力で押圧した状態で焼入れ深さを測定可能である。
【0007】
本開示に係る焼入れ深さ測定治具では、ワークの焼入れ深さ測定時に、凹部がワークの外周上の2点と接触した状態でワークを保持しつつ、検出器がワークを所定の力で押圧した状態で焼入れ深さを測定可能である。よって、シャフト等の円柱形のワークにおいて焼入れ深さを容易に測定可能な焼入れ深さ測定治具を提供できる。
【発明の効果】
【0008】
本開示により、シャフト等の円柱形のワークにおいて焼入れ深さを容易に測定可能な焼入れ深さ測定治具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る焼入れ深さ測定治具を示す正面図である。
実施の形態に係る焼入れ深さ測定治具に設置される検出器を示す斜視図である。
実施例に係る焼入れ深さ測定治具の測定条件の検討結果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施の形態>
以下、本開示の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、図に示した右手系xyz座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。特に言及のない限り、z軸プラス向きが鉛直上向きである。また、xy平面が水平面である。
(【0011】以降は省略されています)

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