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公開番号2024039104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022143409
出願日2022-09-09
発明の名称環境形成装置
出願人エスペック株式会社
代理人個人
主分類G01N 17/00 20060101AFI20240314BHJP(測定;試験)
要約【課題】排気スペースを確保しつつも、必要な設置スペースを削減する。
【解決手段】環境形成装置100は、対象物品Tを収容するための物品室15と、物品室15の下方に位置し、物品室15の対象物品Tを冷却するための冷凍機4の少なくとも一部を収容する機械室16とが形成された第1筐体1と、電装品5を収容する電装室25が形成され、且つ、第1筐体1の第1側板14に接して設けられた第2筐体2と、機械室16の空気を排気する排気部6とを備える。第2筐体2の第2背板23は、第1筐体1の第1背板13よりも前方に位置しており、排気部6は、第2背板23の表面が面する第1空間S1に排気する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
対象物品を収容するための物品室と、前記物品室の下方に位置し、前記物品室の対象物品を冷却するための冷凍機の少なくとも一部を収容する機械室とが形成された第1筐体と、
電装品を収容する電装室が形成され、且つ、前記第1筐体の第1側板に接して設けられた第2筐体と、
前記機械室の空気を排気する排気部とを備え、
前記第2筐体の第2背板は、前記第1筐体の第1背板よりも前方に位置しており、
前記排気部は、前記第2背板の表面が面する第1空間に排気する環境形成装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1に記載の環境形成装置において、
前記第2筐体の第2底板は、前記第1筐体の第1底板よりも上方に位置している環境形成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の環境形成装置において、
前記排気部は、
前記第1側板に形成され、前記機械室と前記電装室とを連通させる連通口と、
前記第2背板に形成され、前記機械室の空気を前記連通口および前記電装室を介して前記第1空間に排気するための排気口とを有している環境形成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の環境形成装置において、
前記第2筐体の第2底板は、前記第1筐体の第1底板よりも上方に位置しており、
前記排気部は、前記第2底板に形成され、前記第2底板の表面が面する第2空間から空気を吸気する吸気口をさらに有している環境形成装置。
【請求項5】
請求項3に記載の環境形成装置において、
前記連通口は、前記第2筐体の前後方向における中央よりも後方に位置している環境形成装置。
【請求項6】
対象物品を収容するための物品室と、前記物品室の下方に位置し、前記物品室の対象物品を冷却するための冷凍機の少なくとも一部を収容する機械室とが形成された第1筐体と、
電装品を収容する電装室が形成され、且つ、前記第1筐体の第1側板に接して設けられた第2筐体と、
前記機械室の空気を排気する排気部とを備え、
前記第2筐体の第2底板は、前記第1筐体の第1底板よりも上方に位置しており、
前記排気部は、前記第2底板の表面が面する第2空間に排気する環境形成装置。
【請求項7】
対象物品を収容するための物品室と、前記物品室の下方に位置し、前記物品室の対象物品を冷却するための冷凍機の少なくとも一部を収容する機械室とが形成された第1筐体と、
電装品を収容する電装室が形成され、且つ、前記第1筐体の第1側板に接して設けられた第2筐体と、
前記機械室の空気を排気する排気部とを備え、
前記第2筐体の第2天板は、前記第1筐体の第1天板よりも下方に位置しており、
前記排気部は、前記第2天板の表面が面する第3空間に排気する環境形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、環境形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されている環境形成装置は、冷却コイル等が収容された試験室と、試験室の下方に配置され、圧縮機や熱源コイル等が収容された機械室とが区画形成された筐体を備えている。環境形成装置では、機械室に取り込まれた外気が熱源コイルによって加熱されると共に、試験室の空気が冷却コイルによって冷却される。こうして、試験室内が所望の温度に維持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭62-25844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前述した特許文献1のような環境形成装置では、設置スペースを削減したいという要望がある。即ち、前述のような環境形成装置では熱源コイルによって加熱された空気を機械室から排気する必要があるところ、例えば環境形成装置を壁際に設置する場合には、排気スペースの確保のために筐体を壁から離して設置する必要がある。そのため、環境形成装置の必要な設置スペースは、実質、筐体の大きさよりも大きくなってしまう。
【0005】
本開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、排気スペースを確保しつつも、必要な設置スペースを削減することができる環境形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の環境形成装置は、第1筐体と、第2筐体と、排気部とを備えている。前記第1筐体は、対象物品を収容するための物品室と、前記物品室の下方に位置し、前記物品室の対象物品を冷却するための冷凍機の少なくとも一部を収容する機械室とが形成されているものである。前記第2筐体は、電装品を収容する電装室が形成され、且つ、前記第1筐体の第1側板に接して設けられているものである。前記排気部は、前記機械室の空気を排気する。前記第2筐体の第2背板は、前記第1筐体の第1背板よりも前方に位置している。前記排気部は、前記第2背板の表面が面する第1空間に排気する。
【0007】
前記の構成では、第1筐体の物品室が冷凍機によって所望の環境状態に形成される。具体的に、第1筐体の機械室において空気が冷凍機の例えば放熱器によって加熱されると共に、第1筐体の物品室において空気が冷凍機の例えば蒸発器によって冷却される。冷凍機は、第2筐体の電装室に収容された電装品等によって制御される。これにより、物品室の対象物品が所望の温度に調整される。
【0008】
一方、放熱器によって加熱された機械室の空気は、排気部によって排気される。ここで、第2筐体の第2背板は、第1筐体の第1背板よりも前方に位置している。そのため、例えば第1筐体の第1背板を設置場所の壁面に近づけて第1筐体を設置した場合でも、第2筐体と壁面との間に第1空間が形成される。機械室の空気は、排気部によって第1空間に排気される。排気された空気は、第1空間を上方へ向かって流れる。このように、第1筐体を壁面から離して設置しなくても、排気スペースとして第1空間が確保される。したがって、排気スペースを確保しつつも、必要な設置スペースを削減することができる。
【0009】
前記第2筐体の第2底板は、前記第1筐体の第1底板よりも上方に位置していてもよい。
【0010】
前記の構成では、第2筐体の第2底板が第1筐体の第1底板よりも上方に位置しているので、第2筐体の下方に空間が形成される。つまり、第2筐体と例えば床面との間に所定の空間が形成される。そのため、第1筐体および第2筐体の前方側の空間と第1空間とが、この所定の空間を介して連通する。この結果、第1空間に排気された空気が上方へ向かって流れる際、第1筐体等の前方側の空気が所定の空間を通じて第1空間に取り込まれる。これにより、第1空間に排気された空気の上昇気流が促進されるので、排気効率が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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