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公開番号2024038620
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022142754
出願日2022-09-08
発明の名称基板の着脱部材および基板の着脱構造
出願人サクサ株式会社
代理人個人
主分類H05K 7/12 20060101AFI20240313BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】基板を取り付けたり取り外す際にコネクタが破損されることを防止するとともに、基板に設ける電子部品の搭載スペースや回路パターンの形成スペースに制約を受け難い基板の基板着脱部材を提供する。
【解決手段】第2の基板4(基板)の厚み方向が着脱方向となる第2のコネクタ13(コネクタ)を有する第2の基板4に第2のコネクタ13とは反対側で架け渡される把持部21を有する。把持部21の長手方向の両端部から第2の基板4の厚み方向に延びて第2の基板4の両端部を保持する爪状の保持部22を有する。把持部21に第2の基板4へ向けて突設された押圧部23を備えている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板の厚み方向が着脱方向となるコネクタを有する基板に前記コネクタとは反対側で架け渡される把持部と、
前記把持部の長手方向の両端部から前記厚み方向に延びて前記基板の両端部を保持する爪状の保持部と、
前記把持部に前記基板へ向けて突設された押圧部とを備えていることを特徴とする基板の着脱部材。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
請求項1に記載の基板の着脱部材において、
前記保持部は、前記厚み方向とは直交する方向であってかつ前記把持部の長手方向とも直交する方向の両側に、前記厚み方向に延びる突出部を有していることを特徴とする基板の着脱部材。
【請求項3】
請求項1に記載の基板の着脱部材において、
前記保持部は、
前記基板の前記コネクタが設けられる一方の面と対向する第1の爪片と、
前記一方の面とは反対側に位置する他方の面と対向する第2の爪片とを有していることを特徴とする基板の着脱部材。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれか一つに記載の基板の着脱部材において、
前記把持部と、前記保持部と、前記押圧部とは、合成樹脂材料によって一体に形成されていることを特徴とする基板の着脱部材。
【請求項5】
第1のコネクタに接続される第2のコネクタが基板に設けられ、前記第2のコネクタの第1のコネクタに対する着脱方向が前記基板の厚み方向となる基板の着脱構造であって、
前記基板に設けられた貫通孔からなるガイド孔に挿入されるガイド部材と、
前記第2のコネクタの近傍で前記基板に取り付けられた基板着脱部材とを備え、
前記基板着脱部材は、
前記基板に前記第2のコネクタとは反対側で架け渡された把持部と、
前記把持部の長手方向の両端部から前記厚み方向に延びて前記基板の両端部を保持する爪状の保持部と、
前記把持部に前記基板へ向けて突設された押圧部とを備えていることを特徴とする基板の着脱構造。
【請求項6】
請求項5に記載の基板の着脱構造において、
前記基板の前記両端部は、前記保持部が挿入される切り欠きを有し、
前記保持部における、前記厚み方向とは直交する方向であってかつ前記把持部の長手方向とも直交する方向の両側は、前記切り欠きの壁面との間に所定のクリアランスが形成される形状に形成されていることを特徴とする基板の着脱構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器内部に搭載される基板の取り付け、取り外しの際に基板や基板上に配置されたコネクタ類の接続部が損傷することを防止する基板の着脱部材および基板の着脱構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
基板上のコネクタに対して他の基板を垂直に着脱することを可能にした従来の基板の着脱構造としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているものがある。特許文献1に開示された基板の着脱構造は、基板面にコネクタが取り付けられ、この基板のコネクタ取付部又はその近傍にコネクタ着脱用の取手が取り付けられている。取手は、基板の異端部から他端部まで延びるように形成され、両端部において基板に取り付けられている。
特許文献2に示す基板の着脱構造は、基板が着脱されるコネクタケースにレバーが取り付けられ、レバーを回動させることでレバーが基板の下面を上方へ押し出して基板を外すことができるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭62-283696号公報
特開2013-222546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示す取手は、基板上に固定されていて基板面上を塞ぐために、電子部品を搭載するスペースや、回路パターンを形成するスペースに制約を受けることになる。また、基板を取り付ける場合には取手の両端から基板に力が加えられるために、コネクタに直接力が加えられず接続し難い。さらに、取手の両端から基板に力が加えられて基板が撓むと、コネクタを曲げてしまう可能性がある。
【0005】
特許文献2に示す基板の着脱構造では、コネクタケースとレバーが基板上に取り付けられているため、特許文献1と同様に基板上にデッドスペースを形成してしまい、電子部品の搭載や回路パターンの配置に支障をきたすという問題がある。さらに、回動式のレバーを備えているために構成が複雑であり、しかも、二つのレバーを同時に回動させて基板の両端を同時に押さないと、コネクタを曲げてしまう可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、基板を取り付けたり取り外す際にコネクタが破損されることを防止するとともに、基板に設ける電子部品の搭載スペースや回路パターンの形成スペースに制約を受け難い基板の着脱部材および基板の着脱構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、本発明に係る基板の着脱部材は、基板の厚み方向が着脱方向となるコネクタを有する基板に前記コネクタとは反対側で架け渡される把持部と、前記把持部の長手方向の両端部から前記厚み方向に延びて前記基板の両端部を保持する爪状の保持部と、前記把持部に前記基板へ向けて突設された押圧部とを備えているものである。
【0008】
本発明は、前記基板の着脱部材において、前記保持部は、前記厚み方向とは直交する方向であってかつ前記把持部の長手方向とも直交する方向の両側に、前記厚み方向に延びる突出部を有していてもよい。
【0009】
本発明は、前記基板の着脱部材において、前記保持部は、前記基板の前記コネクタが設けられる一方の面と対向する第1の爪片と、前記一方の面とは反対側に位置する他方の面と対向する第2の爪片とを有していてもよい。
【0010】
本発明は、前記基板の着脱部材において、前記把持部と、前記保持部と、前記押圧部とは、合成樹脂材料によって一体に形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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