TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024038603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022142725
出願日2022-09-08
発明の名称圃場水管理システム
出願人株式会社クボタケミックス
代理人個人,個人
主分類A01G 25/00 20060101AFI20240313BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】測定装置の測定結果に基づいて地表面及び地下への給水を適切に行うことが可能な圃場水管理システムを提供する。
【解決手段】圃場Hの地表面H1への給水、及び圃場Hの地下H2への給水を管理可能な水管理装置と、地表面H1の水位及び水温を測定可能な第一位置P1、並びに地下H2の水位及び水温を測定可能な第二位置P2に移動できるように構成される水位水温センサ20と、水位水温センサ20の測定結果に基づいて水管理装置を制御可能な圃場管理サーバと、を具備し、圃場管理サーバは、水管理装置を制御するための制御モードとして、地表面H1への給水を管理する表面灌漑モードと、地下H2への給水を管理する地下灌漑モードと、を実行可能に構成され、水位水温センサ20による水温の測定結果に基づいて、実行する制御モードを判断する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
圃場の地表面への給水、及び前記圃場の地下への給水を管理可能な水管理装置と、
前記地表面の水位及び水温を測定可能な第一位置、並びに前記地下の水位及び水温を測定可能な第二位置に移動できるように構成される測定装置と、
前記測定装置の測定結果に基づいて前記水管理装置を制御可能な制御部と、
を具備し、
前記制御部は、
前記水管理装置を制御するための制御モードとして、前記地表面への給水を管理する第一モードと、前記地下への給水を管理する第二モードと、を実行可能に構成され、
前記測定装置による水温の測定結果に基づいて、実行する制御モードを判断する、
圃場水管理システム。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記測定装置により測定される水温の所定期間における変化量に基づいて、実行する前記制御モードを判断する、
請求項1に記載の圃場水管理システム。
【請求項3】
操作者の操作によって前記制御モードを選択可能な操作部をさらに具備し、
前記制御部は、
前記操作部で選択された制御モードと、前記水温の測定結果に基づいて判断した制御モードと、が互いに異なるモードである場合に所定の報知を行う、
請求項1に記載の圃場水管理システム。
【請求項4】
操作者の操作によって前記制御モードを選択可能な操作部をさらに具備し、
前記制御部は、
前記操作部で選択された制御モードと、前記水温の測定結果に基づいて判断した制御モードと、が互いに異なるモードである場合、前記水温の測定結果に基づいて判断した制御モードを実行する、
請求項1に記載の圃場水管理システム。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第一モード及び前記第二モードにおいて、前記水温の測定結果に基づいて前記測定装置の異常を検知する、
請求項1に記載の圃場水管理システム。
【請求項6】
前記測定装置による水温の測定結果を記憶する記憶部をさらに具備する、
請求項1に記載の圃場水管理システム。
【請求項7】
前記記憶部は、
前記測定装置により水温が測定される場所の情報を記憶する、
請求項6に記載の圃場水管理システム。
【請求項8】
前記制御部は、
過去に記憶した、前記測定装置による水温の測定結果、又は、前記測定装置により水温が測定された場所の情報の少なくとも一方に基づいて、前記測定装置の異常を検知する、
請求項6又は請求項7に記載の圃場水管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場の水を管理する圃場水管理システムの技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、圃場の水を管理する圃場水管理システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
【0003】
特許文献1に記載の自動水管理装置(圃場水管理システム)は、圃場の地表面への給排水を行う給水ポンプ及び排水ポンプと、給水ポンプ及び排水ポンプを制御して圃場の水位を調節する水位制御器と、水位制御器と接続されるコンピュータとを具備する。コンピュータは、作物の生育段階に適した水位を推測し、当該推測結果に基づいて水位制御器へ水位を調節するよう指示を出す。水位制御器は、当該指示に基づいて圃場の水位を調節する。これによって地表面への給水を管理して、稲作等を行うことができる。
【0004】
ここで圃場では、稲作を行った後で畑作を行う場合がある。畑作では、地表面ではなく地下に給水を行う必要がある。しかしながら、特許文献1の自動水管理装置は地下への給水を行うことができないため、1つの圃場で稲作及び畑作を行う場合、前記自動水管理装置と、地下への給水を管理する別の機器とを使い分ける必要があり、不便であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-87856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の一態様は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、利便性を向上することが可能な圃場水管理システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
本開示の一態様においては、圃場の地表面への給水、及び前記圃場の地下への給水を管理可能な水管理装置と、前記地表面の水位及び水温を測定可能な第一位置、並びに前記地下の水位及び水温を測定可能な第二位置に移動できるように構成される測定装置と、前記測定装置の測定結果に基づいて前記水管理装置を制御可能な制御部と、を具備し、前記制御部は、前記水管理装置を制御するための制御モードとして、前記地表面への給水を管理する第一モードと、前記地下への給水を管理する第二モードと、を実行可能に構成され、前記測定装置による水温の測定結果に基づいて、実行する制御モードを判断するものである。
本開示の一態様によれば、水温の測定結果に基づいて測定装置の位置に合った制御モードを自動的に実行することができ、利便性を向上することができる。
【0009】
本開示の一態様においては、前記制御部は、前記測定装置により測定される水温の所定期間における変化量に基づいて、実行する前記制御モードを判断するものである。
本開示の一態様によれば、測定装置の位置に合った制御モードを実行し易くなる。
【0010】
本開示の一態様においては、操作者の操作によって前記制御モードを選択可能な操作部をさらに具備し、前記制御部は、前記操作部で選択された制御モードと、前記水温の測定結果に基づいて判断した制御モードと、が互いに異なるモードである場合に所定の報知を行うものである。
本開示の一態様によれば、操作部で選択された制御モードと制御部で判断された制御モードとが異なる場合に報知を行える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
産卵床
3日前
個人
動物飼育用ケージ
10日前
個人
猫用のトイレ
10日前
個人
水中生物採集器
3日前
井関農機株式会社
苗移植機
10日前
井関農機株式会社
作業車両
10日前
株式会社大垣化工
糸収容具
11日前
株式会社大貴
動物用トイレ
3日前
みのる産業株式会社
作業台車
12日前
ロンタイ株式会社
植生体
10日前
井関農機株式会社
乗用型苗植機
13日前
個人
水田用除草機器および水田用除草体
11日前
MWPO株式会社
キャットタワー
3日前
有限会社伊藤テクノリサーチ
防草施工方法
4日前
株式会社クボタ
田植機
10日前
株式会社 ジークラック
ルアー
11日前
株式会社クボタ
降雨制御システム
11日前
個人
豚舎、およびそれを利用した養豚方法
11日前
群馬県
太陽光発電環境システム
3日前
鹿島建設株式会社
藻場の造成装置
10日前
井関農機株式会社
複数作業車の連携制御システム
4日前
ウェトラブホールディング株式会社
魚釣り用疑似餌
12日前
長煬科技有限公司
鉢植え用キット
10日前
個人
薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法
6日前
フマキラー株式会社
小動物捕獲器
5日前
株式会社ハートフル・ジャパン
刈払機用刈刃取付板及び取付方法
3日前
個人
TRPA(トリップ・チャンネル)を応用した食害防除組成物
5日前
株式会社デンソー
潅水システムおよび制御装置
12日前
株式会社クボタ
農業用ツール
10日前
株式会社シマノ
釣糸巻取部品
3日前
株式会社 デュオ
根掛り防止性能に優れたソフトルアー
3日前
株式会社クボタ
農業用ツール
10日前
個人
インテリジェント野菜収穫農業用装置
3日前
株式会社クボタ
農業用クリップ
10日前
井関農機株式会社
穀稈の刈取作業方法
16日前
ネバーシンク ツールズ
移植機
10日前
続きを見る