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公開番号2024038463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2024007837,2022186173
出願日2024-01-23,2008-10-30
発明の名称車載機器およびドライブレコーダ
出願人株式会社ユピテル
代理人
主分類B60R 11/02 20060101AFI20240312BHJP(車両一般)
要約【課題】一つのユニットの構成で、異なる種類の車両に対応できると共に、電源の配線引き回しが綺麗に行えるドライブレコーダその他の車載機器を提供すること
【解決手段】筒状の本体10と、その本体に収納される電子部品の姿勢を円周方向に可動する可動部(リング部31)と、そのケース部を車両の取付箇所に固定するための取付部33と、を備える。そして電子部品へ電源供給するための配線の引き出しを、ケース部の側面から行うようにした。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の部分にカメラを有する第1部位と、
前記第1部位よりも前記筒の軸方向における一方の側に位置する第2部位と、
前記第2部位に設けられ、所定の箇所に取り付けるための取付部材と、
を有し、
前記第1部位の前記軸を中心とした回転に応じて、前記取付部材が回転せずに前記第2部位が前記軸を中心として回転する
車載機器。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記取付部材を前記第2部位に対して回転可能に固定することが可能な固定部材を有し、
前記第1部位の前記軸を中心とした回転に応じて、前記取付部材が回転せずに前記第2部位および前記固定部材が前記軸を中心として回転する
請求項1に記載の車載機器。
【請求項3】
前記第2部位は、前記第1部位よりも外径が小さい筒状の部位を含み、
前記取付部材は、前記第2部位の前記筒状の部位が内側に位置するリング部を含む
請求項1または2に記載の車載機器。
【請求項4】
前記リング部には周回する方向に沿って凹凸が形成されている請求項3に記載の車載機器。
【請求項5】
前記凹凸に対向する位置に当該凹凸と符合し合う凹凸を有する請求項4に記載の車載機器。
【請求項6】
前記軸方向に沿って分割可能な第1ケースと第2ケースとを含み、
前記リングの開口面側から見て、前記第1ケースと前記第2ケースとの境界線が前記リング部の開口面を横切っている請求項3から5のいずれか1項に記載の車載機器。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の車載機器を含むドライブレコーダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライブレコーダ等の車載機器に関するものであり、より具体的には、特に車両のフロントガラス等に取付けるタイプの車載機器における取付構造の改良に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車の事故発生時の前後の車両状況情報(前方映像、車両速度、急加減速など)を記憶するドライブレコーダは、自動車の衝突事故などの際の検証に有益な情報を提供することになるので、特にトラック等の運送用の車両や、タクシー,バス等の営業用車両への搭載が広まっており、さらに、一般の車両にも搭載されつつある。
【0003】
このドライブレコーダは、事故時及び急制動時等において、その発生前後の一定期間についての前方映像とドライバーの運転操作(ブレーキ操作、ウインカー操作、走行経路等)状況を示す走行データとを記憶可能な構成となっている。映像データの記憶をする構成について簡単に説明すると、CCDカメラにて常時、運転者の視点(視野)から自車と周辺状況を撮像するとともに、その撮像した映像をリングバッファ等の一時記憶メモリに記憶する。この一時記憶メモリに記憶する映像は、逐次最新のものに更新され、設定された時間分だけ過去の映像データが保持される。一方、ドライブレコーダは、加速度センサ等の事故や急ブレーキ・急ハンドル時に発生する衝撃を検知するセンサを備え、そのセンサの出力値が閾値を超えた場合、閾値を超えた(衝撃検出)時点より前の一定期間の映像を一時記憶メモリから読み出して不揮発性メモリ(SDメモリカード等)に格納すると共に、閾値を超えた時点以降はその後に撮像したCCDカメラの映像を不揮発性メモリに直接或いは一時記憶メモリを経由して格納することで衝撃前及び衝撃後の所定時間にわたる映像と前記走行データ等を不揮発性メモリ(SDカード)に保存する機能を備える。
そして、事故が発生したときには、不揮発性メモリに保存されている自車の車両状況情報(映像等)に基づいて、運転者の正当性を明確に証言することを可能としている。また、ドライブレコーダは、急ハンドル、急ブレーキ等の乱暴で危険な運転操作を検出すると、警告音等を発して運転者に注意を促すことで、運転者にある種の緊張感を与えることもできる。
【0004】
このドライブレコーダは、車両の前方映像を撮影し記憶することから、通常、ドライブレコーダは、車両のフロントガラス等に取り付ける。具体的には特許文献1,2に示すように、CCDカメラやセンサ等が内蔵された扁平矩形状の本体の上面に、本体に対して所定角度に傾斜する取付面を有する取付部材を設け、取付面に設けられた粘着テープ,両面接着テープや、吸盤などを用いてフロントガラスの所定位置に接着・固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-193057号公報
特開2006-321423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、車両の種類によってフロントガラスの傾きが異なるため、取付構造が固定的な1つであると、車両によっては取り付けられないという問題がある。特許文献2に開示された発明では、ドライブレコーダの本体の取付姿勢が変更されることを前提とし、本体の姿勢を検出し、CCDカメラで撮影された映像に対する補正を行う技術について提案されている。そして、フロントガラスの傾きに合わせて複数種類の取付部材(取付治具)を用意し、装着する車両に適する取付治具を用いてドライブレコーダを取り付けることはできるものの、そのような構成では、係る複数種類の取付部材をセットにして販売することになるとユーザにとって不必要な取付治具も購入することになり好ましくない。よって、依然として、フロントガラスの傾きが異なる車両に対応して装着できるドライブレコーダとして適切なものがない。
【0007】
本発明は、一つのユニットの構成で、異なる種類の車両に対応できるドライブレコーダその他の車載機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するために、本発明に係る車載機器は、(a)筒状のケース部と、そのケース部に収納される電子部品の姿勢を円周方向に可動する可動部と、そのケース部を車両の取付箇所に固定するための取付部と、を備えた車載機器であって、前記電子部品へ電源供給するための配線の引き出しを、前記ケース部の側面から行うようにした。配線の引き出しは、実施形態のように、ジャックを設け、そのジャックに対して配線を着脱するようにしてもよいし、本体に対して配線を直結してもよい。
本発明に係る車載機器は、(1)“本体”と、その本体の外周面に回転可能に装着されるリング部と、そのリング部の外側に連結される取付部材とを備える“取付用ブラケット”と、前記リング部を前記本体に固定する“固定部材”と、を備えて構成した。
【0009】
固定部材は、実施形態では、ナット部材40に対応する。なお、下記の(2)でも記載するように、ナット部のようにネジ機構を用いて固定部材を本体に締結するようにすると、簡単な構成で実現できるので好ましいが、バネを用いて固定したり、適宜のロック機構により固定するようにしてもよい。さらには、実施形態のように固定部材と本体とでリング部を挟み込んで固定するものに限ることはなく、たとえば、リング部の外側から内側に向けて延びるネジ(ボルト)等を用い、ネジ止めにより固定するなど、各種の機構を採ることかできる。また、固定部材は、実施形態では、本体から離脱可能としたが、本体から外れないようになっていてももちろん良い。ただし、固定部材が本体から離脱可能とすれば、固定部材を異なる車両に予め設置しておき、1つの本体を当該異なる車両間で乗せかえて利用することができる。
【0010】
さらに、実施形態では、リング部は本体の外周面に装着され、外部に露出するように配置されているが、本発明はこれに限ることはなく、リング部の全部または一部が本体内に収納された構成を採っても良い。なお、リング部の外側に取付部材を連結させることも相まって、リング部は本体の外周面に装着し、外部に露出させるように構成すると、構成が簡単となるとともに、露出したリング部の外周面を持って回転させ、リング部と本体との相対角度位置の調整がしやすいので好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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