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公開番号2024037790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2023205066,2022104337
出願日2023-12-05,2011-03-16
発明の名称システム及びプログラム
出願人株式会社ユピテル
代理人
主分類B60K 35/215 20240101AFI20240312BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の複数の運転情報を任意に選択でき、選択した運転情報を同時に目視することのできる電子システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】ユーザーによる選択的な入力動作に基づいて、車両の運転情報に応じて用意された複数のメーターオブジェクトから3種類のメーターオブジェクト45,51,55が選択されて待ち受け画面上に表示される。各メーターオブジェクト45,51,55はそれぞれが固有の運転情報の変化に応じて変動するオブジェクトであり、それぞれ固有の変動を実行する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
速度測定装置から発せられる信号が検出された場合に警報を表示する機能を備えた電子機器において、
前記警報の待ち受け画面として、地図を表示する画面とは別の待ち受け画面として、現在の時刻を示す時計と、現在の走行速度と、方位に関する情報とを、1の画面に表示する所定の待ち受け画面を表示する機能を備え、
前記地図を表示する画面とは別の待ち受け画面である、前記現在の時刻を示す時計と、現在の走行速度と、方位に関する情報とを、1の画面に表示する所定の待ち受け画面と同じ画面内に、前記速度測定装置から発せられる信号が検出されたことを示す警報を文字によって表示する機能を備えること
を特徴とする電子機器。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
警報対象への接近に応じて前記警報対象の種類を表示する機能を備え、
前記現在の時刻を示す時計と、現在の走行速度と、方位に関する情報とを、1の画面に表示する画面と同じ画面内に、前記警報対象への接近に応じて前記警報対象の種類を文字によって表示する機能を備えたこと
を特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記1の画面の中にさらにエンジンの動作に関する異なる複数の数値をその項目名とともに表示する機能を備えたこと
を特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかの電子機器の機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の運転情報に応じて用意された変動表示部を画面に表示させるようにした電子システム及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両を運転している際にユーザーとしての例えば運転者が車両の状態を判断する指標とするために運転席前方位置には各種メーターが配設されている。これには例えば、速度メーター、回転数メーター、水温メーター、燃料メーター等が挙げられる。このように各種メーターを運転者に視認させるための一例として特許文献1を挙げる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-229776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、ユーザーにおいては一般に車両に併設されているメーターから入手できる情報以外の情報を入手して、より詳細に車両の状態を判断する指標としたいという要請があった。特にレース仕様ではない一般的な車両では上記のような必要最小限のメーター以外は搭載されていないことが多く、車両の他の運転情報を容易に入手することができなかった。
一方、車両には例えばナビゲーション装置やマイクロ波検出器(レーダー探知機)のような車両用情報表示装置が搭載されることがあり、これら車両用情報表示装置の待ち受け用の画面に車両の運転情報を表示させることが想定される。しかし、車両の運転情報は様々であり、ユーザーの求める情報も必ずしも一定ではない。また、ユーザーはある1つの運転情報だけではなくいくつかの運転情報を組み合わせて入手したいと考えていることが多い。より多くの車両情報を入手することでより精密な車両の運転状態を判断する指標が得られることとなるためである。とはいえ、必要とされる運転情報は運転状況やユーザーのレベルによって異なり、画面に表示させる運転状態は見やすさも考慮しなければならない。
そのため、車両の複数の運転情報を任意に選択でき、かつそれら複数の運転情報を同時に画面上でユーザーに提供できる機器が求められていた。
本発明は上記問題を解消するためになされたものであり、その目的は、複数の車両の運転情報を任意に選択でき、選択した運転情報を同時に目視することのできる電子システム及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、第1の手段では、ユーザーによる選択的な入力動作に基づいて、車両の運転情報に応じて用意された複数の変動表示部から、表示対象となる複数の変動表示部を選択して画面上に表示させるとともに、前記画面上に表示されたそれら複数の変動表示部を前記運転情報の変化に応じて変動表示をさせる制御手段を備えることをその要旨とする。
このような構成であれば、制御手段は車両の運転情報に応じて用意された複数の変動表示部からユーザーによって選択された複数の変動表示部が画面上に表示され、それぞれ固有の運転情報の変化に応じて変動表示がなされる。その結果、ユーザーは任意に複数の変動表示部を画面に表示させて、所望の複数の車両の運転情報を視認することができるため、ユーザーはより精密に車両の運転状態を判断するための指標が得られることとなる。
【0006】
ここに「変動表示部」とは様々な車両の運転情報に対応する画面上で変動する画像であって、より具体的には後述するように画面上に画像として表示されるメーターオブジェクトや車両の運転情報をグラフ化して示すもの、車両の特定部位を模式化して前記運転情報の変化に応じて変動表示を行わせるもの等の上位概念とされる。これら変動表示部はそれぞれ固有の車両の運転情報の変化に応じて変動することとなる。
ここに、「電子システム」としては例えば車両用情報表示装置としてのレーダー探知装置、ナビゲーション装置、ドライブレコーダ等の筐体を備えた電子機器が一例として挙げられる。また、変動表示部が表示される画面は電子システム側の制御手段と一体化していてもよく、別体化してデータを無線あるいは有線で制御手段から出力されるような単独の画面として存在しても構わない。また、電子システムは必ずしも車両内に設置される必要はない。例えば制御手段を含む筐体が車両外に設置され、車両情報を無線で受信して車両内に配置された画面に現在の燃料の消費状況を変動表示させるように制御することも可能である。また、制御手段のすべてが車両中になければならないわけではなく、その一部が車両外(例えばサーバー等)に存在してもよい。
また、「ユーザーによる選択的な入力動作」とは、選択するための入力ボタンやキー操作をする操作部によって入力すること、あるいは画面がタッチパネル機能を有する場合には画面にタッチして、GUI画面から入力モードを選択して入力すること、あるいは車両外に配置されたサーバー等を経由して外部パソコンから入力すること、記憶媒体(例えばSDカード)に外部パソコンから選択データを入力し、制御手段を含む筐体内に記憶媒体を取りつけることでデータを転送させて入力すること等が想定できる。
「画面」とは動画、静止画が表示されるディスプレイ部を備えた表示手段の例えば有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイの画面が想定できる。特にドットマトリックスディスプレイを用いると良い。
【0007】
第2の手段では第1の手段に加えて、前記制御手段は車両内に備えられ、前記画面は前記車両内の運転者から視認可能な位置に配置されることをその要旨とする。
画面(画面を有する表示手段)は別体で構成することも可能であったが、少なくとも電子システムの本体に制御手段とともに車両に搭載されることが取り扱い上有利である。ここに車両に搭載する場合には制御手段が配設されている電子システム本体の筐体内に画面が配設される場合と、画面を電子システム本体とは別体で車両内に配置し制御手段とは無線あるいはケーブル等の有線化によって接続する場合の両方を含むものである。
【0008】
第3の手段では第1又は第2の手段に加えて、前記運転情報とは車両自体に併設された情報出力手段から入手した情報であることをその要旨とする。
つまり、車両から何らかの取得手段によって入手できる運転情報である。これら情報は車両に設置が義務付けられているODB-II(On-Board Diagnostic System Stage2)用の車両診断用コネクタに端子が設けられているKラインやCAN(Controller Area Network)から一般に取得できる。但し、車両において車両診断用コネクタ以外からのデータ入手手段があればそれを利用することも自由である。
車両から取得できる運転情報としては、例えば、車両の速度、インジェクション噴射時間、点火タイミング、吸気量、吸入空気温度、水温、空燃費補正係数、バッテリー電圧、残燃料量、流量計からの流量パルス、給油量、エンジン回転数、スロットル開度(アクセル開度)、スロットルセンサ電圧、エアフロ電圧、ブースト圧等が挙げられる。
【0009】
第4の手段では第1~第3のいずれかの手段に加えて、前記運転情報とは車両とは別体に車両内に配設された情報取得手段から入手した情報であることをその要旨とする。
このような車両とは別体に車両内に配設された情報取得手段から入手した情報は車両からは得られない情報であり、情報源としては重要である。
このような情報取得手段としては、例えば現在位置取得手段、現在時刻取得手段、速度取得手段、加速度取得手段等を挙げることができる。現在位置取得手段、現在時刻取得手段、速度取得手段のより具体的な手段としては例えばレーダー探知装置、ナビゲーション装置あるいはドライブレコーダ等に併設されるGPS受信機を挙げることができる。また、加速度取得手段のより具体的な手段としては例えばレーダー探知装置、ナビゲーション装置あるいはドライブレコーダ等に併設される加速度センサ(2軸型あるいは3軸型)が挙げられる。
【0010】
第5の手段では第1~第4のいずれかの手段に加えて、前記変動表示部は前記運転情報の図的表示部と数値表示部とを備え、前記制御手段は前記数値表示部には前記図的表示部内の表示要素を関連付けた態様で数値を表示させることをその要旨とする。
このような構成とすることで、図的表示部の変動に関連付けた態様で数値が表示されることとなるため、図的表示部の変動を視認できると同時に変動に対応した正確な数的な情報を得ることが可能となる。
ここに「図的表示部内の表示要素を関連付けた態様で数値を表示する」とは、例えば後述するメーターオブジェクトに隣接した位置に数値を併記させるような場合や、後述するグラフにおいて現状の運転状態に対応する数値をプロット位置との関係で表示させる場合が挙げられる。
第6の手段では第5手段に加えて、前記数値表示部のスケールが当該車両の運転情報の変化に応じて変更されることをその要旨とする。
例えば車両の走行初期ではそれほど速度もエンジン負荷もエンジン回転数も大きくはない。一方、走行からしばらく経過するといずれも大きくなる。そのため、当初は小さなスケールで表示させ、走行に応じて大きなスケールとすることでより最適で無駄のない表示が可能となる。特に車載用の機器の画面は小さいのでこのようにスケール変更できることは好ましい。通常走行状態から停止方向に車速が低くなる場合も同様でこの場合は逆に小さなスケールとする。
(【0011】以降は省略されています)

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