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公開番号2024036777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-18
出願番号2022141237
出願日2022-09-06
発明の名称バレル研磨装置
出願人国立大学法人金沢大学,株式会社チップトン
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類B24B 31/02 20060101AFI20240311BHJP(研削;研磨)
要約【課題】研磨効率を向上させる。
【解決手段】バレル研磨装置は、回転可能なバレル槽10と、バレル槽10に収容され、バレル槽10の回転に伴って周方向に移動する研磨材14と、ワーク19を研磨材14中に浸漬した状態で回転可能に支持する支持部材16と、ワーク19に対しバレル槽10の径方向に間隔を空けて並ぶように配置された側方拘束板22,23とを備え、研磨材14の移動方向において、側方拘束板22,23の上流端22A,23Aが、ワーク19の回転中心19R又はワーク19の重心19Gと同じ位置か、回転中心19R又は重心19Gよりも下流側の位置に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能なバレル槽と、
前記バレル槽に収容され、前記バレル槽の回転に伴って周方向に移動する研磨材と、
ワークを前記研磨材中に浸漬した状態で回転可能に支持する支持部材と、
前記ワークに対し前記バレル槽の径方向に間隔を空けて並ぶように配置された側方拘束板とを備え、
前記研磨材の移動方向において、前記側方拘束板の上流端が、前記ワークの回転中心又は前記ワークの重心と同じ位置か、前記回転中心又は前記重心よりも下流側の位置に配置されているバレル研磨装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
回転可能なバレル槽と、
前記バレル槽に収容され、前記バレル槽の回転に伴って周方向に移動する研磨材と、
ワークを前記研磨材中に浸漬した状態で支持する支持部材と、
前記ワークに対し前記バレル槽の径方向に間隔を空けて並ぶように配置された側方拘束板とを備え、
前記側方拘束板と前記ワークとの間隔が、前記研磨材の移動方向における前記側方拘束板の上流端において最小であるバレル研磨装置。
【請求項3】
前記ワークが、前記バレル槽の回転軸から外れた領域のみに配置され、
一対の前記側方拘束板が、前記ワークに対して前記回転軸に近い位置と、前記ワークに対して前記回転軸から遠い位置とに配置されている請求項1又は請求項2に記載のバレル研磨装置。
【請求項4】
前記研磨材中に浸漬され、前記ワークを上方から覆う上方拘束板を備えている請求項1又は請求項2に記載のバレル研磨装置。
【請求項5】
前記研磨材の移動方向において、前記上方拘束板の上流端が前記側方拘束板の上流端よりも上流側に位置している請求項4に記載のバレル研磨装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バレル研磨装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、回転する研磨媒体収容槽内に研磨媒体を収容し、研磨媒体収容槽内に一対の補助板とワークとを配置したバレル研磨装置が開示されている。研磨媒体は、研磨媒体収容槽の回転に伴って周方向に移動する。一対の補助板は、研磨媒体収容槽の径方向においてワークを挟むように配置されている。研磨媒体は、一対の補助板の間でワークに対して相対的に移動しながら、一対の補助板によってワークに押圧される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-71165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
研磨媒体の移動方向において、一対の補助板の上流端は、ワークの上流端よりも上流側に位置している。一対の補助板の間に流入した研磨媒体は、一対の補助板の間隔よりも狭いワークと補助板との間に入り込もうと集中するため、渋滞状態となる。そのため、ワークに接触する研磨媒体の移動速度が低下し、研磨効率が低下する。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、研磨効率を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、
回転可能なバレル槽と、
前記バレル槽に収容され、前記バレル槽の回転に伴って周方向に移動する研磨材と、
ワークを前記研磨材中に浸漬した状態で回転可能に支持する支持部材と、
前記ワークに対し前記バレル槽の径方向に間隔を空けて並ぶように配置された側方拘束板とを備え、
前記研磨材の移動方向において、前記側方拘束板の上流端が、前記ワークの回転中心又は前記ワークの重心と同じ位置か、前記回転中心又は前記重心よりも下流側の位置に配置されていることを特徴とする。
【0007】
第2の発明は、
回転可能なバレル槽と、
前記バレル槽に収容され、前記バレル槽の回転に伴って周方向に移動する研磨材と、
ワークを前記研磨材中に浸漬した状態で支持する支持部材と、
前記ワークに対し前記バレル槽の径方向に間隔を空けて並ぶように配置された側方拘束板とを備え、
前記側方拘束板と前記ワークとの間隔が、前記研磨材の移動方向における前記側方拘束板の上流端において最小であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
第1及び第2の発明によれば、側方拘束板とワークとの隙間に向かう研磨材が渋滞状態になり難く、ワークに接触する研磨材の移動速度の低下が抑制されるので、研磨効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のバレル研磨装置の断面図である。
バレル研磨装置の平面図である。
実施形態1の拘束部材と支持部材を、研磨材の通過方向に視た部分拡大図である。
実施形態1の拘束形態をあらわす図3のX-X線平断面図である。
実施形態2の拘束形態をあらわすX-X線相当平断面図である。
比較形態1の拘束形態をあらわすX-X線相当平断面図である。
比較形態2の拘束形態をあらわすX-X線相当平断面図である。
比較形態3の拘束形態をあらわすX-X線相当平断面図である。
比較形態4の拘束形態をあらわすX-X線相当平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
第1の発明のバレル研磨装置は、研磨材の移動方向において、側方拘束板の上流端が、ワークの回転中心又はワークの重心と同じ位置か、回転中心又は重心よりも下流側の位置に配置されているものであるから、ワークの回転中心又は重心よりも上流側には側方拘束板が存在しない。側方拘束板とワークとの隙間に向かう研磨材のうち、ワークの回転中心又は重心よりも上流側の領域を移動する研磨材の一部は、ワークから遠ざかる方向へ逃げることができる。したがって、側方拘束板とワークとの隙間に向かう研磨材は渋滞状態になり難く、ワークに接触する研磨材の移動速度の低下が抑制されるので、研磨効率が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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