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公開番号2024035854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2022140442
出願日2022-09-05
発明の名称プロテクタ
出願人矢崎総業株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 3/04 20060101AFI20240308BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】衝撃荷重の入力に伴う電線保護機能を持たせること。
【解決手段】保護対象電線Weにおける保護対象部We1が収容されるプロテクタ本体10と、プロテクタ本体10に連結させ、プロテクタ本体10の周辺に配置される周辺部品Bdの壁面Bd1からの突起物Prが収容される突起収容体20と、を有し、突起収容体20は、一端の第1開口21aから挿入された突起物Prを囲う筒状の第1壁体21と、第1壁体21の他端の第2開口を塞ぐ第2壁体22と、を有し、第1壁体21は、第2壁体22への突起物Prの接触を抑止するべく、突起物Prにおける周辺部品Bdの壁面Bd1からの最大突出量よりも筒軸方向の長さの長い筒体として形成され、第2壁体22は、保護対象電線Weとは別の外部電線Wehと当該外部電線Wehに対向配置させる突起物Prの先端との間に介在させること。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
保護対象電線における保護対象部が収容されるプロテクタ本体と、
前記プロテクタ本体に連結させ、前記プロテクタ本体の周辺に配置される周辺部品の壁面からの突起物が収容される突起収容体と、
を有し、
前記突起収容体は、一端の第1開口から挿入された前記突起物を囲う筒状の第1壁体と、前記第1壁体の他端の第2開口を塞ぐ第2壁体と、を有し、
前記第1壁体は、前記第2壁体への前記突起物の接触を抑止するべく、前記突起物における前記周辺部品の前記壁面からの最大突出量よりも筒軸方向の長さの長い筒体として形成され、
前記第2壁体は、前記保護対象電線とは別の外部電線と当該外部電線に対向配置させる前記突起物の先端との間に介在させることを特徴としたプロテクタ。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記第2壁体は、前記第1壁体よりも剛性を下げて前記外部電線から受けた荷重で撓ませることを特徴とした請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項3】
前記突起収容体は、前記第1壁体の内方で前記第1壁体の内周面に隙間を空けて外周面を対向配置させ、かつ、前記第1壁体の前記第1開口から挿入された前記突起物を囲う第3壁体と、前記第1壁体の筒軸の軸周りに複数配置され、前記第1壁体の前記内周面と前記第3壁体の前記外周面とを繋ぐ連結壁体と、を有し、
前記第2壁体は、前記第1壁体と前記第3壁体と前記連結壁体とから成る剛体よりも剛性を下げて前記外部電線から受けた荷重で撓ませることを特徴とした請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項4】
前記突起収容体は、前記第1壁体の内方で前記第1壁体の内周面に隙間を空けて外周面を対向配置させ、かつ、前記第1壁体の前記第1開口から挿入された前記突起物を囲う第3壁体と、前記第1壁体の筒軸の軸周りに複数配置され、前記第1壁体の前記内周面と前記第3壁体の前記外周面とを繋ぐ連結壁体と、を有し、
前記第2壁体は、前記第1壁体と前記第3壁体と前記連結壁体とから成る剛体よりも剛性を下げて前記外部電線から受けた荷重で撓ませ、
前記第1壁体の前記内周面と前記第3壁体の前記外周面の間隔を前記突起物の先端形状よりも狭め、
前記第3壁体は、前記第1開口側の端面を前記第1開口よりも前記第2壁体側にオフセットさせて配置し、かつ、前記第1開口側の前記端面を自身の前記外周面側から内周面側へと傾斜させたテーパ面とすることを特徴とした請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項5】
前記第2壁体とコネクタとの間に設け、前記コネクタを前記第2壁体に組み付けて、その組付け状態を保持させる保持構造を備えることを特徴とした請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項6】
前記第2壁体が前記外部電線から受ける前記荷重は、車両の衝突試験における衝撃荷重に起因して発生することを特徴とした請求項2から5の内の何れか1つに記載のプロテクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロテクタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両においては、電線とその周辺部品との間に走行時の外部入力に伴う間隔の変化が生じる場合、この電線とその周辺部品の干渉を抑止するために、その電線の保護対象部をプロテクタで覆うことがある。例えば、このプロテクタについては、下記の特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6198183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両においては、外部から衝撃荷重を加える衝突試験が実施される。そして、車両に設置される各種電線の中には、通常走行時に入力される外部入力で周辺部品に干渉せずとも、衝突試験の衝撃荷重が車体に加えられた場合に、周辺部品に干渉してしまう可能性のあるものも存在する。プロテクタには、そのような衝撃荷重に対する電線の保護機能も持たせることが望ましい。
【0005】
そこで、本発明は、衝撃荷重の入力に伴う電線保護機能を持たせたプロテクタを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、保護対象電線における保護対象部が収容されるプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体に連結させ、前記プロテクタ本体の周辺に配置される周辺部品の壁面からの突起物が収容される突起収容体と、を有し、前記突起収容体は、一端の第1開口から挿入された前記突起物を囲う筒状の第1壁体と、前記第1壁体の他端の第2開口を塞ぐ第2壁体と、を有し、前記第1壁体は、前記第2壁体への前記突起物の接触を抑止するべく、前記突起物における前記周辺部品の前記壁面からの最大突出量よりも筒軸方向の長さの長い筒体として形成され、前記第2壁体は、前記保護対象電線とは別の外部電線と当該外部電線に対向配置させる前記突起物の先端との間に介在させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るプロテクタは、突起物と外部電線との間に設けた突起収容体によって、その外部電線を突起物から保護することができる。このため、このプロテクタ1は、衝撃荷重の入力に伴う外部電線の突起物からの保護機能を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のプロテクタを示す車体組付け後の斜視図である。
図2は、実施形態のプロテクタを別角度から見た車体組付け後の斜視図であって、突起収容体とその周辺を抜き出した拡大図である。
図3は、図1のX-X線断面図である。
図4は、実施形態のプロテクタを示す車体組付け前の斜視図であって、突起収容体とその周辺を抜き出した拡大図である。
図5は、実施形態の突起収容体を第1開口から見た平面図である。
図6は、変形例のプロテクタを示す車体組付け後の斜視図である。
図7は、変形例のプロテクタを別角度から見た車体組付け後の斜視図であって、突起収容体とその周辺を抜き出した拡大図である。
図8は、図6のY-Y線断面図である。
図9は、変形例の突起収容体を第1開口から見た平面図である。
図10は、コネクタの保持構造を示す斜視図である。
図11は、コネクタを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係るプロテクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係るプロテクタの実施形態の1つを図1から図5に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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