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公開番号2024035135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2023136346
出願日2023-08-24
発明の名称排水管の洗浄方法
出願人有限会社宮城運輸機工
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E03C 1/304 20060101AFI20240306BHJP(上水;下水)
要約【課題】洗浄作業中における排水管の詰まりを回避することができる排水管の洗浄方法を提供する。
【解決手段】竪管3を備えた排水管1の洗浄方法であって、端部に錘17が設置されているロープ15を、錘17が下端になるようにして竪管3の上端から竪管3内に挿入し、錘17が竪管3の下端部に到達するまでロープ15を延ばしつつ錘17を下降させて、ロープ15を竪管3内に設置するロープ設置工程と、竪管3の下端部のところで、錘17に代えて、洗浄ホースユニット19の洗浄ノズル21を設置する洗浄ホースユニット設置工程と、洗浄ノズル21から洗浄液29を噴射しつつロープ15を引き上げることで洗浄ノズル21を上昇させて前記竪管内の洗浄を行う洗浄工程とを有する排水管1の洗浄方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に長く延びている竪管を備えた排水管の洗浄方法であって、
端部に錘が設置されているロープを、前記錘が下端になるようにして前記竪管の上端から前記竪管内に挿入し、前記錘が前記竪管の下端部に到達するまで前記ロープを延ばしつつ前記錘を下降させて、前記ロープを前記竪管内に設置するロープ設置工程と、
前記ロープ設置工程でのロープ設置後に、前記竪管の下端部のところで、前記錘に代えて、ホースとこのホースの端に設けられている洗浄ノズルとを備えて構成されている洗浄ホースユニットの、前記洗浄ノズルを設置する洗浄ホースユニット設置工程と、
前記洗浄ホースユニット設置工程での前記洗浄ホースユニットの設置後に、前記洗浄ノズルから洗浄液を噴射しつつ前記ロープを引き上げることで前記洗浄ノズルを上昇させて前記竪管内の洗浄を行う洗浄工程と、
を有する排水管の洗浄方法。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
上下方向に長く延びている竪管と、一部が湾曲して前記竪管の上端に接続されている通気管とを備えて構成されている排水管の洗浄方法であって、
ロープと前記通気管との間に発生する摩擦力を低減するためのガイド管であって部分的または全体的に屈曲可能なガイド管を前記通気管内に設置するガイド管設置工程と、
端部に錘が設置されている前記ロープを、前記ロープが前記ガイド管内を通り、前記錘がガイド管の端から出て前記竪管内に位置するようにして設置するロープ設置工程と、
前記ガイド管設置工程でガイド管を設置し、前記ロープ設置工程でロープを設置した後、前記錘が前記竪管の下端部に到達するまで前記ロープを延ばしつつ前記錘を下降させて、前記ロープを前記竪管内で延伸させるロープ延伸工程と、
前記ロープ延伸工程でのロープ設置後に、前記竪管の下端部のところで、前記錘に代えて、ホースとこのホースの端に設けられている洗浄ノズルとを備えて構成されている洗浄ホースユニットの、前記洗浄ノズルを設置する洗浄ホースユニット設置工程と、
前記洗浄ホースユニット設置工程での前記洗浄ホースユニットの設置後に、前記洗浄ノズルから洗浄液を噴射しつつ前記ロープを引き上げることで前記洗浄ノズルを上昇させて前記竪管内の洗浄を行う洗浄工程と、
を有する排水管の洗浄方法。
【請求項3】
前記ガイド管は、所定の部位が所定の長さのガイド管治具で構成されており、
前記ガイド管治具は、剛性を備えた複数の背の低い環状の複数の頭部を備えて構成されており、複数の前記頭部がこれらの内側の空間がつながるようにして連結されており、隣り合う前記頭部のうちの一方の頭部に対して、隣り合う前記頭部のうちの他方の頭部が所定の範囲内で姿勢を変えることができるようになっており、
前記ガイド管治具の内側に通したロープがこの長手方向で前記ガイド管治具に対して移動するときにおける摩擦抵抗の値を低減するための摩擦低減材が、前記頭部の内側に設けられている請求項2に記載の排水管の洗浄方法。
【請求項4】
前記洗浄ホースユニットの前記ホースは、ホース金具によって前記洗浄ノズルに接続されていることに加えて、前記ホースの前記洗浄ノズル近傍の部位と前記洗浄ノズルとが、前記ホースおよび前記洗浄ノズルの外側に設けられている接続体で接続されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排水管の洗浄方法。
【請求項5】
前記接続体は、ホース固定材とテンション調整材とテンション材とを備えて構成されており、
前記ホース固定材は、前記ホースの前記洗浄ノズル近傍の部位で前記ホースに固定されるように構成されており、
前記テンション調整材は、前記ホース固定材と前記洗浄ノズルとの間で前記ホース固定材の近傍に設けられ、前記ホースの長手方向で前記ホース固定材に対して僅かに移動し位置決めがされるように構成されており、
前記テンション材は、一方の端が前記洗浄ノズルに固定されており、他方の端がテンション調整材に固定されている請求項4に記載の排水管の洗浄方法。
【請求項6】
前記ホースは、ホース金具によって前記洗浄ノズルに接続されており、前記ホースの前記洗浄ノズル近傍の部位、前記ホース金具の少なくともいずれかには、ホース支持体が設置されており、前記ホース支持体から上側に吊り上げ材が延出しており、
前記洗浄ホースユニット設置工程は、前記竪管の下端部のところで、前記錘に代えて、前記吊り上げ材を設置する工程である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排水管の洗浄方法。
【請求項7】
前記竪管の中間部には、集合継手が設けられており、
前記ホースには、汚泥落下促進部が設けられており、この汚泥落下促進部は、前記洗浄工程で前記竪管の内壁から剥離されて落下し前記集合継手のところに留まっている汚泥の、前記集合継手のところからの落下を促進するように構成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排水管の洗浄方法。
【請求項8】
前記ホースが、前記洗浄ノズルから離れた部位で複数本に分かれている態様、前記ホースの断面形状が非円形状に形成されている態様、前記ホースに、前記ホースの外面から突出している突出部が設けられている態様の少なくともいずれかの態様で構成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排水管の洗浄方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排水管の洗浄方法に係り、特に、建物等に設けられている排水管の洗浄方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物に設置されている排水管の洗浄方法として、特許文献1に記載の洗浄方法が知られている。特許文献1に記載の洗浄方法では、上下方向に長く延びている排水管(竪管)の上側の開口部から、端部に洗浄ノズルが設けられているホースを排水管内に挿入する。そして、洗浄ノズルから水を噴射しつつ洗浄ノズルを排水管の下端部まで下降させて排水管の洗浄を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6901193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の排水管の洗浄方法では、洗浄作業中に排水管が詰まってしまうおそれがある。すなわち、従来の排水管の洗浄方法では、ノズルを排水管の上端部に位置させておいて洗浄ノズルから水を噴射しつつホースを延ばし洗浄ノズルを下降させている。これにより、排水管の上部で排水管から離れた汚泥が落下する。この落下した汚泥が、排水管の下側で排水管に付着している汚泥にくっつくことがある。そして、排水管が、落下した汚泥と排水管に付着している汚泥とで詰まってしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、洗浄作業中における排水管の詰まりを回避することができる排水管の洗浄方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る排水管の洗浄方法は、下方向に長く延びている竪管を備えた排水管の洗浄方法であって、端部に錘が設置されているロープを、前記錘が下端になるようにして前記竪管の上端から前記竪管内に挿入し、前記錘が前記竪管の下端部に到達するまで前記ロープを延ばしつつ前記錘を下降させて、前記ロープを前記竪管内に設置するロープ設置工程と、前記ロープ設置工程でのロープ設置後に、前記竪管の下端部のところで、前記錘に代えて、ホースとこのホースの端に設けられている洗浄ノズルとを備えて構成されている洗浄ホースユニットの、前記洗浄ノズルを設置する洗浄ホースユニット設置工程と、前記洗浄ホースユニット設置工程での前記洗浄ホースユニットの設置後に、前記洗浄ノズルから洗浄液を噴射しつつ前記ロープを引き上げることで前記洗浄ノズルを上昇させて前記竪管内の洗浄を行う洗浄工程とを有する排水管の洗浄方法である。
【0007】
また、本発明の態様に係る排水管の洗浄方法は、上下方向に長く延びている竪管と、一部が湾曲して前記竪管の上端に接続されている通気管とを備えて構成されている排水管の洗浄方法であって、ロープと前記通気管との間に発生する摩擦力を低減するためのガイド管であって部分的または全体的に屈曲可能なガイド管を前記通気管内に設置するガイド管設置工程と、端部に錘が設置されている前記ロープを、前記ロープが前記ガイド管内を通り、前記錘がガイド管の端から出て前記竪管内に位置するようにして設置するロープ設置工程と、前記ガイド管設置工程でガイド管を設置し、前記ロープ設置工程でロープを設置した後、前記錘が前記竪管の下端部に到達するまで前記ロープを延ばしつつ前記錘を下降させて、前記ロープを前記竪管内で延伸させるロープ延伸工程と、前記ロープ延伸工程でのロープ設置後に、前記竪管の下端部のところで、前記錘に代えて、ホースとこのホースの端に設けられている洗浄ノズルとを備えて構成されている洗浄ホースユニットの、前記洗浄ノズルを設置する洗浄ホースユニット設置工程と、前記洗浄ホースユニット設置工程での前記洗浄ホースユニットの設置後に、前記洗浄ノズルから洗浄液を噴射しつつ前記ロープを引き上げることで前記洗浄ノズルを上昇させて前記竪管内の洗浄を行う洗浄工程とを有する排水管の洗浄方法である。
【0008】
また、本発明の態様に係る排水管の洗浄方法では、前記ガイド管が、所定の部位が所定の長さのガイド管治具で構成されており、前記ガイド管治具が、剛性を備えた複数の背の低い環状の複数の頭部を備えて構成されており、複数の前記頭部がこれらの内側の空間がつながるようにして連結されており、隣り合う前記頭部のうちの一方の頭部に対して、隣り合う前記頭部のうちの他方の頭部が所定の範囲内で姿勢を変えることができるようになっており、前記ガイド管治具の内側に通したロープがこの長手方向で前記ガイド管治具に対して移動するときにおける摩擦抵抗の値を低減するための摩擦低減材が、前記頭部の内側に設けられている。
【0009】
また、本発明の態様に係る排水管の洗浄方法では、前記洗浄ホースユニットの前記ホースが、ホース金具によって前記洗浄ノズルに接続されていることに加えて、前記ホースの前記洗浄ノズル近傍の部位と前記洗浄ノズルとが、前記ホースおよび前記洗浄ノズルの外側に設けられている接続体で接続されている。
【0010】
また、本発明の態様に係る排水管の洗浄方法では、前記接続体が、ホース固定材とテンション調整材とテンション材とを備えて構成されており、前記ホース固定材が、前記ホースの前記洗浄ノズル近傍の部位で前記ホースに固定されるように構成されており、前記テンション調整材が、前記ホース固定材と前記洗浄ノズルとの間で前記ホース固定材の近傍に設けられ、前記ホースの長手方向で前記ホース固定材に対して僅かに移動し位置決めがされるように構成されており、前記テンション材が、一方の端が前記洗浄ノズルに固定されており、他方の端がテンション調整材に固定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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