TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024034775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022139247
出願日2022-09-01
発明の名称コンバイン
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類A01D 69/02 20060101AFI20240306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】本発明は、エンジンで駆動走行するコンバインにおいて、一部の機能装置を電動モータで駆動することでエンジンを小型化し、各機能装置への動力伝動機構を簡略にして、故障が少なく機体を軽量化して燃料消費の少ない電動化コンバインとすることを課題とする。
【解決手段】機体フレーム1のエンジンルーム6に搭載したエンジンから動力伝動機構を介して走行装置2と脱穀装置4を駆動し、機体フレーム1から前方に向けて昇降可能に設ける刈取前処理装置3を電動モータ46で駆動するコンバインとする。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
機体フレーム(1)のエンジンルーム(6)に搭載したエンジンから動力伝動機構を介して走行装置(2)と脱穀装置(4)を駆動し、機体フレーム(1)から前方に向けて昇降可能に設ける刈取前処理装置(3)を電動モータ(46)で駆動するコンバイン。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
機体フレーム(1)から前下方に設ける刈取前処理装置(3)のフィーダハウス(3D)の下方空間で機体フレーム(1)にバッテリー(48)を搭載し、フィーダハウス(3D)の機体側への取付部近傍に電動モータ(46)を装着し、該電動モータ(46)で刈取前処理装置(3)を駆動したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
キャビン(59)の上部にソーラーパネル(60)を搭載し、該ソーラーパネル(60)で発生する電力をバッテリー(48)に充電することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項4】
刈取前処理装置(3)の搬送装置(3A)の内底面に摩擦発電帯(49)を設け、摩擦発電帯(49)で発生する電力をバッテリー(48)に充電することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの一部機能装置を電動モータで駆動する電動化コンバインに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
コンバインは、特開2020―198818号公報に記載されているように、クローラ走行装置で走行する走行車体に、圃場に植生する穀稈を刈り取る刈取装置と刈取穀稈を機体上に設ける脱穀装置に送り上げる搬送装置と刈取穀稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀選別装置等の機能装置と穀粒を溜めるグレンタンクを搭載して構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020―198818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンバインの走行車体にはエンジンが搭載され、このエンジンで刈取装置と搬送装置と脱穀選別装置とグレンタンクに溜まった穀粒を機外に排出する穀粒排出オーガの全てが駆動されているために、エンジンが出力の大きな大型なものとなり、刈取装置や脱穀選別装置等の機能装置への動力伝動機構が複雑になっている。
【0005】
本発明は、エンジンで駆動走行するコンバインにおいて、一部の機能装置を電動モータで駆動することでエンジンを小型化し、各機能装置への動力伝動機構を簡略にして、故障が少なく機体を軽量化出来て燃料消費の少ないコンバインとすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
【0007】
請求項1の発明は、機体フレーム1のエンジンルーム6に搭載したエンジンから動力伝動機構を介して走行装置2と脱穀装置4を駆動し、機体フレーム1から前方に向けて昇降可能に設ける刈取前処理装置3を電動モータ46で駆動するコンバイとする。
【0008】
請求項2の発明は、機体フレーム1から前下方に設ける刈取前処理装置3のフィーダハウス3Dの下方空間で機体フレーム1にバッテリー48を搭載し、フィーダハウス3Dの機体側への取付部近傍に電動モータ46を装着し、該電動モータ46で刈取前処理装置3を駆動したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとする。
【0009】
請求項3の発明は、脱穀装置4の上部にソーラーパネル60を搭載し、該ソーラーパネル60で発生する電力をバッテリー48に充電することを特徴とする請求項1に記載のコンバインとする。
【0010】
請求項4の発明は、刈取前処理装置3の搬送装置3Aの内底面に摩擦発電帯49を設け、摩擦発電帯49で発生する電力をバッテリーに48に充電することを特徴とする請求項1に記載のコンバインとする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許