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公開番号2024033755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022137552
出願日2022-08-31
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B65H 5/06 20060101AFI20240306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】簡易な構成により、搬送ローラの正転時の駆動負荷を高めることなく、搬送ローラの逆転を防止することができる技術を提供する。
【解決手段】記録装置において、正転方向に回転してシートを搬送方向に搬送する第1ローラ28と、第1ローラ28へ駆動を伝達する第1ギアと、第1ギアと噛み合う第2ギアと、第2ギアが空転可能な空転部と、第1ギアが、第1ローラを正転方向に回転させる第1方向とは逆の第2方向に回転する力を受けた際に、第2ギアの回転を規制するように第2ギアを係止する係止部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
正転方向に回転してシートを搬送方向に搬送する第1ローラと、
前記第1ローラへ駆動を伝達する第1ギアと、
前記第1ギアと噛み合う第2ギアと、
前記第2ギアが空転可能な空転部と、
前記第1ギアが、前記第1ローラを前記正転方向に回転させる第1方向とは逆の第2方向に回転する力を受けた際に、前記第2ギアの回転を規制するように前記第2ギアを係止する係止部と、
を備えることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記係止部は、前記空転部に対して、前記第2方向における下流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記第2ギアは、前記第1ギアが前記第2方向に回転する際に前記第1ギアから受ける力によって、前記係止部に係止される状態となることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第2ギアは、前記第1ギアが前記第1方向に回転する際は、前記第1ギアから受ける力によって前記空転部で回転することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記第2ギアは、その回転中心が前記第1ギアの回転軸線周りに変位可能に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項6】
前記第1ローラへ駆動を伝達する駆動列において前記第1ギアの下流側で前記第1ギアと噛み合う第3ギアを備え、
前記第2ギアは、前記第1ギアの回転軸線の方向に見たときに、前記第3ギアの回転中心と前記第1ギアの回転中心とを通る仮想線に対して、前記第2方向における上流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項7】
前記第2ギアは、鉛直方向における位置が、前記第1ギアの回転軸線よりも下、前記第1ギアにおいて前記第2ギアが噛み合うギア部の最下端よりも上になるように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記係止部は、鉛直方向における位置が、前記第2ギアの回転中心よりも下になるように配置されていることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記第2ギアは、前記第1ギアよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項10】
前記第2ギアは、軸支されないギアであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像記録装置に関するものであり、詳細には搬送ローラがシート搬送方向と逆の向きに回転することを制限する機構を備えた画像記録装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、シートの搬送を行う際に、2つのローラ間でシートを撓ませたり、一方のローラにシート端部を突き当てたりすることで斜行を補正する用紙画像記録装置が知られている。その際に搬送方向上流のローラはシートから反力を受けて、ローラを搬送方向と逆向きに回転させようとする戻し力が発生する。戻し力によってローラが搬送方向と逆向きに回転してしまうと、シートのたわみが解消されたり、シート端部の突き当て状態が解除されたりして、シートの斜行補正が十分行われない虞がある。そこで、特許文献1および特許文献2に示すようにローラの逆転を抑制するための機構を設けたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-035688号公報
特開平06-016261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1および特許文献2はバネ等の付勢部材や粘性グリス等の抵抗部材を用いている。そのため、搬送ローラが用紙搬送の回転をする際にも付勢部材や抵抗部材の力を受けながら回転するため、搬送ローラ回転時の駆動負荷が高くなり、駆動モータの大型化や、部品点数の増大、消費電力の増大などの課題があった。また、バネ等を配置するスペースが必要になるため、装置大型化の課題があった。
【0005】
本発明の目的は、簡易な構成により、搬送ローラの正転時の駆動負荷を高めることなく、搬送ローラの逆転を防止することができる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の記録装置は、
前記第1ローラへ駆動を伝達する第1ギアと、
前記第1ギアと噛み合う第2ギアと、
前記第2ギアが空転可能な空転部と、
前記第1ギアが、前記第1ローラを前記正転方向に回転させる第1方向とは逆の第2方向に回転する力を受けた際に、前記第2ギアの回転を規制するように前記第2ギアを係止する係止部と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡易な構成により、搬送ローラの正転時の駆動負荷を高めることなく、搬送ローラの逆転を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態における画像記録装置を示す斜視図
本実施形態における画像記録装置のブロック図
本実施形態における画像記録装置の搬送部を示す斜視図
本実施形態における一方向クラッチの構成を示す図
本実施形態における一方向クラッチの構成を示す図
本実施形態の駆動伝達の方向と経路を示す図
本実施形態の駆動伝達の方向と経路を示す図
本実施形態における搬送部の駆動構成を示す図
本実施形態の駆動方向と第2ギアの状態を示す図
本実施形態の駆動方向と第2ギアの状態を示す図
本実施形態の駆動方向と第2ギアの状態を示す図
本実施形態における第2ギアの配置を示す図
本実施形態における第2ギア受容部を示す断面図
本実施形態における画像記録装置の第1のレジ取り動作を示す図
本実施形態における画像記録装置の第2のレジ取り動作を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における記録装置Mの内部構成を示す斜視図である。記録装置Mは、プリント部とプリント部の上に配置されるスキャナ部(不図示)を備える複合機であり、画像記録動作と読取動作に関する様々な処理を、プリント部とスキャナ部とで個別にあるいは連動して実行することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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