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公開番号2024031108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134448
出願日2022-08-25
発明の名称電磁継電器
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類H01H 50/00 20060101AFI20240229BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電磁継電器において、接点への異物の付着を抑える。
【解決手段】電磁継電器は、固定接点と、可動接点と、可動接触片と、ケースと、粘着材とを備える。可動接点は、固定接点と向かい合って配置される。可動接触片は、可動接点に接続される。可動接触片は、可動接点が固定接点と接触する閉位置と、可動接点が固定接点から離れる開位置との間で移動可能である。ケースは、固定接点と可動接点とを収容する。粘着材は、ケース内に配置される。粘着材は、ケース内において異物を捕集する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
固定接点と、
前記固定接点と向かい合って配置される可動接点と、
前記可動接点に接続され、前記可動接点が前記固定接点と接触する閉位置と、前記可動接点が前記固定接点から離れる開位置との間で移動可能な可動接触片と、
前記固定接点と前記可動接点とを収容するケースと、
前記ケース内に配置され、前記ケース内において異物を捕集する粘着材と、
を備える電磁継電器。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ケース内に配置される可動部材をさらに備え、
前記粘着材は、前記可動部材と、前記固定接点又は前記可動接点との間に配置される、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項3】
前記ケースは、
第1ケースと、
前記第1ケースと別体であり、前記第1ケースに取り付けられる第2ケースと、
を含み、
前記粘着材は、前記第1ケースと前記第2ケースとの間の隙間と、前記固定接点又は前記可動接点との間に配置される、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項4】
前記粘着材は、凹凸のある表面を有する、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項5】
前記ケースの内面は、凹凸を含み、
前記粘着材は、前記凹凸上に取り付けられる、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項6】
前記ケースの内面は、角部を含み、
前記粘着材は、前記角部に取り付けられる、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項7】
前記可動接点と前記固定接点との間で発生するアークを誘導するための磁力を発生させる磁石と、
前記ケース内において前記粘着材に面して配置され、前記アークから前記粘着材を保護する壁部と、
をさらに備える、
請求項1に記載の電磁継電器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁継電器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電磁継電器は、固定接点と、可動接点と、可動接触片と、ケースとを備えている。可動接点は、固定接点と向かい合い、可動接触片に接続される。可動接触片は、閉位置と開位置との間で移動可能である。可動接触片が閉位置に位置している場合、可動接点は、固定接点に接触する。可動接触片が開位置に位置している場合、可動接点は、固定接点から離れている。固定接点と可動接点とは、ケース内に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-079109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電磁継電器では、可動接触片などの可動部材がケースなどの他の部材に対して摺動する。それにより、摩耗粉などの異物がケース内に発生することがある。或いは、ケースに隙間がある場合、電磁継電器の外部から隙間を通って異物がケース内に侵入することがある。可動接点、又は固定接点に異物が付着すると、可動接点と固定接点との接触の安定性が低下してしまう。本発明の目的は、電磁継電器において、接点への異物の付着を抑えることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る電磁継電器は、固定接点と、可動接点と、可動接触片と、ケースと、粘着材とを備える。可動接点は、固定接点と向かい合って配置される。可動接触片は、可動接点に接続される。可動接触片は、可動接点が固定接点と接触する閉位置と、可動接点が固定接点から離れる開位置との間で移動可能である。ケースは、固定接点と可動接点とを収容する。粘着材は、ケース内に配置される。粘着材は、ケース内において異物を捕集する。
【0006】
本態様に係る電磁継電器では、異物がケース内で発生した場合、或いは、異物がケース内に侵入した場合に、異物が、粘着材によって捕集される。それにより、固定接点、或いは可動接点への異物の付着が抑えられる。
【0007】
電磁継電器は、ケース内に配置される可動部材をさらに備えてもよい。粘着材は、可動部材と、固定接点又は可動接点との間に配置されてもよい。この場合、可動部材が動作することで摩耗粉などの異物がケース内で発生しても、異物が、固定接点又は可動接点に到達する前に、粘着材によって捕集される。
【0008】
ケースは、第1ケースと第2ケースとを含んでもよい。第2ケースは、第1ケースと別体であってもよい。第2ケースは、第1ケースに取り付けられてもよい。粘着材は、第1ケースと第2ケースとの間の隙間と、固定接点又は可動接点との間に配置されてもよい。この場合、ケースの隙間を通って異物がケース内に侵入しても、異物が、固定接点又は可動接点に到達する前に、粘着材によって捕集される。
【0009】
粘着材は、凹凸のある表面を有する。この場合、凹凸によって粘着材の表面積が増大する。それにより、粘着材によって異物が効果的に捕集される。
【0010】
ケースの内面は、凹凸を含んでもよい。粘着材は、凹凸上に取り付けられてもよい。この場合、ケースの凹凸によって、粘着材の表面に凹凸が形成される。それにより、粘着材の表面積が増大することで、粘着材によって異物が効果的に捕集される。
(【0011】以降は省略されています)

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