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公開番号2024030954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134213
出願日2022-08-25
発明の名称制御装置及び制御方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20240229BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】 ドライバビリティを悪化させずにダンパ装置の共振を抑制することができる制御装置及び制御方法を提供する。
【解決手段】 制御装置は、車両の内燃機関及び駆動輪の間の動力伝達経路上に設けられたダンパ装置が共振を生じているか否かを判定する判定部と、
前記ダンパ装置が共振を生じていると判定された場合、前記内燃機関の回転数を共振範囲から脱するまで低下させた後、前記内燃機関のトルクの出力タイミングを変更して前記回転数を増加させる制御部とを有する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
車両の内燃機関及び駆動輪の間の動力伝達経路上に設けられたダンパ装置が共振を生じているか否かを判定する判定部と、
前記ダンパ装置が共振を生じていると判定された場合、前記内燃機関の回転数を共振範囲から脱するまで低下させた後、前記内燃機関のトルクの出力タイミングを変更して前記回転数を増加させる制御部とを有する、
制御装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記内燃機関への燃料供給を停止することにより前記回転数を低下させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記内燃機関の動力により駆動される補機の負荷を増加させることにより前記回転数を低下させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記内燃機関の点火時期を所定の時期より遅角させることにより前記トルクの出力タイミングを変更する、
請求項1乃至3の何れかに記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記回転数の低下量及び前記内燃機関の点火時期の遅角量の対応関係に基づき、前記回転数を前記低下量の最小値だけ低下させた後、前記内燃機関の点火時期を、前記低下量の最小値に対応する前記遅角量だけ遅角させる、
請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記内燃機関の燃料の噴射時期を所定の時期より遅角させることにより前記トルクの出力タイミングを変更する、
請求項1乃至3の何れかに記載の制御装置。
【請求項7】
車両の内燃機関及び駆動輪の間の動力伝達経路上に設けられたダンパ装置が共振を生じているか否かを判定し、
前記ダンパ装置が共振を生じていると判定された場合、前記内燃機関の回転数を前記ダンパ装置の共振領域から脱するまで低下させた後、前記内燃機関のトルクの出力タイミングを変更して前記回転数を増加させる、処理をコンピュータが実行する、
制御方法。
【請求項8】
前記内燃機関への燃料供給を停止することにより前記回転数を低下させる、
請求項7に記載の制御方法。
【請求項9】
前記内燃機関の動力により駆動される補機の負荷を増加させることにより前記回転数を低下させる、
請求項7に記載の制御方法。
【請求項10】
前記内燃機関の点火時期を所定の時期より遅角させることにより前記トルクの出力タイミングを変更する、
請求項7乃至9の何れかに記載の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置及び制御方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されたダンパ装置が共振すると、ノイズや振動が増加する。例えば特許文献1には、エンジンのクランクシャフトとトルクコンバータの間のトーショナルダンパの共振を、トルクを発生するエンジンの気筒数を制限することにより回避する点が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-263702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、トーショナルダンパの共振時に気筒のトルク出力を停止した場合、車両の駆動力が低下するため、ドライバビリティが悪化するおそれがある。このとき、エンジン全体のトルクが維持されるように他の気筒のトルク出力を増加させた場合、エンジンの回転数が増加することにより加振力が増加するため、共振を回避できないおそれがある。
【0005】
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ドライバビリティを悪化させずにダンパ装置の共振を抑制することができる制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の制御装置は、車両の内燃機関及び駆動輪の間の動力伝達経路上に設けられたダンパ装置が共振を生じているか否かを判定する判定部と、前記ダンパ装置が共振を生じていると判定された場合、前記内燃機関の回転数を共振範囲から脱するまで低下させた後、前記内燃機関のトルクの出力タイミングを変更して前記回転数を増加させる制御部とを有する。
【0007】
上記の構成において、前記制御部は、前記内燃機関への燃料供給を停止することにより前記回転数を低下させてもよい。
【0008】
上記の構成において、前記制御装置は、前記内燃機関の動力により駆動される補機の負荷を増加させることにより前記回転数を低下させてもよい。
【0009】
上記の構成において、前記制御装置は、前記内燃機関の点火時期を所定の時期より遅角させることにより前記トルクの出力タイミングを変更してもよい。
【0010】
上記の構成において、前記制御装置は、前記回転数の低下量及び前記内燃機関の点火時期の遅角量の対応関係に基づき、前記回転数を前記低下量の最小値だけ低下させた後、前記内燃機関の点火時期を、前記低下量の最小値に対応する前記遅角量だけ遅角させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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