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公開番号2024028122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2023097591
出願日2023-06-14
発明の名称希土類磁性粉末の製造方法および希土類磁性粉末
出願人日亜化学工業株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類H01F 41/02 20060101AFI20240222BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】磁気特性が高い希土類磁性粉末の製造方法および希土類磁性粉末を提供する。
【解決手段】Sm、FeおよびNを含むSmFeN系磁性粉末と、Znを含む改質材粉末とを混合し、熱処理する工程と、前記熱処理したSmFeN系磁性粉末を、樹脂で被覆された金属または樹脂で被覆されたセラミックスのメディアを用いて分散する工程と、を含む、希土類磁性粉末の製造方法に関する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
Sm、FeおよびNを含むSmFeN系磁性粉末と、Znを含む改質材粉末とを混合し、熱処理する工程と、
前記熱処理したSmFeN系磁性粉末を、樹脂で被覆された金属または樹脂で被覆されたセラミックスのメディアを用いて分散する工程と、
を含む、希土類磁性粉末の製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記分散する工程において、溶媒の非存在下で分散する請求項1に記載の希土類磁性粉末の製造方法。
【請求項3】
前記メディアの比重が4以上である請求項1または2に記載の希土類磁性粉末の製造方法。
【請求項4】
前記熱処理する工程において、前記SmFeN系磁性粉末と前記改質材粉末とが混合された混合粉末を第一温度で熱処理した後に、前記第一温度よりも低い第二温度で前記混合粉末を熱処理する請求項1または2に記載の希土類磁性粉末の製造方法。
【請求項5】
前記熱処理する工程において、前記SmFeN系磁性粉末は、さらに、La、WおよびR(RはTi、BaおよびSrからなる群から選択される少なくとも1種)を含む請求項1または2に記載の希土類磁性粉末の製造方法。
【請求項6】
さらに、
Sm、Fe、La、WおよびR(RはTi、BaおよびSrからなる群から選択される少なくとも1種)を含む酸化物を、還元性ガス含有雰囲気下で熱処理することにより、部分酸化物を得る前処理工程、
前記部分酸化物を、還元剤の存在下で熱処理することにより、合金粒子を得る工程、
前記合金粒子を窒化して窒化物を得る工程、および、
前記窒化物を洗浄して、前記熱処理する工程において用いるSmFeN系磁性粉末を得る工程
を含む請求項5に記載の希土類磁性粉末の製造方法。
【請求項7】
Sm、Fe、および、Nを含むSmFeN系の希土類磁性粉末であって、
前記希土類磁性粉末は、前記希土類磁性粉末の全体に対して6質量%以上10質量%以下のZnを含み、体積基準による粒度分布の積算値が50%に相当する粒径であるD50が1μm以上4μm以下、残留磁化σrが120emu/g以上、角形比Hkが13000Oe以上である希土類磁性粉末。
【請求項8】
角形比Hkが15000Oe以上である請求項7に記載の希土類磁性粉末。
【請求項9】
さらに、La、WおよびR(RはTi、BaおよびSrからなる群から選択される少なくとも1種)を含む請求項7または8に記載の希土類磁性粉末。
【請求項10】
Sm、FeおよびNを含む主相と、
前記主相を覆う被覆層と、を有し、
前記被覆層において、Znが前記主相の側に偏在しており、
前記被覆層は、Znを含むZn含有領域と、前記Zn含有領域よりも外側に位置しておりPを含むP含有領域とを有する請求項7または8に記載の希土類磁性粉末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、希土類磁性粉末の製造方法および希土類磁性粉末に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、溶媒中でセラミックスのメディアを用いてSmFeN系異方性磁性粉末を粉砕する製造方法が開示されている。しかしながら、硬いセラミックスのメディアを使用すると、チッピングによる微小粒子が生成し、粉砕後に得られたSmFeN系異方性磁性粉末の酸素含有量が増加し、磁気特性が低下することが考えられる。
【0003】
特許文献2には、SmFeN系希土類磁石の製造方法として、SmFeN系異方性磁性粉末を6kOe以上の磁場中で予備圧縮した後、600℃以下の温度、1~5GPaの成形面圧で温間圧密成形することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-195326号公報
国際公開第2015/199096号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、磁気特性が高い希土類磁性粉末の製造方法および希土類磁性粉末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様にかかる希土類磁性粉末の製造方法は、
Sm、FeおよびNを含むSmFeN系磁性粉末と、Znを含む改質材粉末とを混合し、熱処理する工程と、
前記熱処理したSmFeN系磁性粉末を、樹脂で被覆された金属または樹脂で被覆されたセラミックスのメディアを用いて分散する工程と、
を含む。
【0007】
本開示の一態様にかかる希土類磁性粉末は、
Sm、Fe、および、Nを含むSmFeN系の希土類磁性粉末であって、
前記希土類磁性粉末は、前記希土類磁性粉末の全体に対して6質量%以上10質量%以下のZnを含み、体積基準による粒度分布の積算値が50%に相当する粒径であるD50が1μm以上4μm以下、残留磁化σrが120emu/g以上、角形比Hkが13000Oe以上である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、磁気特性が高い希土類磁性粉末の製造方法および希土類磁性粉末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例3において、改質材粉末と混合後、熱処理前の混合粉末のSEM画像である。
実施例3において、改質材粉末と混合後、熱処理前の混合粉末の拡大したSEM画像である。
実施例3で作製した希土類磁性粉末のSEM画像である。
実施例3で作製した希土類磁性粉末の拡大したSEM画像である。
実施例6で作製した希土類磁性粉末のSEM画像である。
実施例6で作製した希土類磁性粉末の拡大したSEM画像である。
実施例9で作製した希土類磁性粉末のSEM画像である。
実施例9で作製した希土類磁性粉末の拡大したSEM画像である。
実施例11で作製した希土類磁性粉末のSEM画像である。
実施例11で作製した希土類磁性粉末の拡大したSEM画像である。
実施例11で作製した希土類磁性粉末について、Sm、Zn、Pの偏在領域を示すSTEM-EDXマッピング分析結果である。
実施例11で作製した希土類磁性粉末について、Znの偏在領域を示すSTEM-EDXマッピング分析結果である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について詳述する。ただし、以下に示す実施形態は、本開示の技術思想を具体化するための一例であり、本開示を以下のものに限定するものではない。なお、本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。また「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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