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公開番号2024027810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130935
出願日2022-08-19
発明の名称光学表示装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 27/02 20060101AFI20240222BHJP(光学)
要約【課題】外景光の明るさ低下を抑制できる光学表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の光学表示装置は、画像光を射出する画像表示素子と、画像表示素子から射出された画像光を偏向する偏向部材と、対物レンズおよび接眼レンズを含むレンズ群を収容する鏡筒を有する光学機器と、光学機器の鏡筒に設けられ、レンズ群の光軸に交差する方向へ少なくとも偏向部材を移動させた状態に保持する移動機構と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
画像光を射出する画像表示素子と、
前記画像表示素子から射出された前記画像光を偏向する偏向部材と、
対物レンズおよび接眼レンズを含むレンズ群を収容する鏡筒を有する光学機器と、
前記光学機器の前記鏡筒に設けられ、前記レンズ群の光軸に交差する方向に少なくとも前記偏向部材を移動させる移動機構と、を備える、
ことを特徴とする光学表示装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
少なくとも前記偏向部材を保持するとともに前記移動機構が設けられた第1筐体部をさらに備え、
前記移動機構は、前記レンズ群の前記光軸に交差し、前記鏡筒の外周面に直交する回転軸の周りに前記第1筐体部が回転することで、前記レンズ群の前記光軸と前記偏向部材とが重なる第1位置と、前記レンズ群の前記光軸と前記偏向部材とが重ならない第2位置との間で前記偏向部材の位置を切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学表示装置。
【請求項3】
少なくとも前記偏向部材を保持するとともに前記移動機構が設けられた第1筐体部をさらに備え、
前記移動機構は、前記第1筐体部に設けられた第1磁石と、前記鏡筒に設けられた第2磁石と、前記鏡筒における前記第2磁石と異なる位置に設けられる第3磁石と、を含み、
前記第1磁石と前記第2磁石とが吸着することで前記レンズ群の前記光軸と前記偏向部材とが重なった状態に前記第1筐体部と前記鏡筒とを固定する第1位置と、
前記第1磁石と前記第3磁石とが吸着することで前記レンズ群の前記光軸と前記偏向部材とが重ならない状態に前記第1筐体部と前記鏡筒とを固定する第2位置と、の間で前記偏向部材の位置を切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学表示装置。
【請求項4】
少なくとも前記偏向部材を保持するとともに前記移動機構が設けられた第1筐体部をさらに備え、
前記移動機構は、前記レンズ群の前記光軸に沿う回転軸の周りに前記第1筐体部が回転することで、前記レンズ群の前記光軸と前記偏向部材とが重なる第1位置と、前記レンズ群の前記光軸と前記偏向部材とが重ならない第2位置との間で前記偏向部材の位置を切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学表示装置。
【請求項5】
前記画像表示素子からの前記画像光が入射する光入射部と、前記光入射部から入射した前記画像光を全反射により伝播させる導光部と、前記導光部を伝搬し前記偏向部材で偏向された前記画像光を射出する光射出部と、を有する導光部材をさらに備え、
前記偏向部材は、前記導光部材に設けられ、
前記導光部材は、前記第1筐体部に保持されている、
ことを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか一項に記載の光学表示装置。
【請求項6】
前記画像表示素子からの前記画像光が入射する光入射部と、前記光入射部から入射した前記画像光を全反射により伝播させる導光部と、前記導光部を伝搬し前記偏向部材で偏向された前記画像光を射出する光射出部と、を有し、前記偏向部材が設けられた導光部材と、
前記移動機構を介して前記鏡筒に接続され、前記導光部材を保持する保持部材と、
前記画像表示素子を収容する第2筐体部と、
前記第2筐体部を前記鏡筒に固定する固定部と、をさらに備え、
前記移動機構は、前記レンズ群の前記光軸に交差し、前記鏡筒の外周面の接線に沿う回転軸の周りに前記保持部材が回転することで、前記導光部材の前記光入射部と前記画像表示素子とが対向し、前記レンズ群の前記光軸と前記偏向部材とが重なる第1位置と、前記導光部材の前記光入射部と前記画像表示素子とが対向せず、前記レンズ群の前記光軸と前記偏向部材とが重ならない第2位置との間で前記偏向部材の位置を切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学表示装置。
【請求項7】
前記第1位置において、前記導光部材の前記光入射部と前記第2筐体部との位置を規定する位置決め部材をさらに備える、
ことを特徴とする請求項6に記載の光学表示装置。
【請求項8】
前記位置決め部材は、前記第2筐体部に設けられた第1磁石と、前記第1磁石と異なる極性を有し前記導光部材に設けられた第2磁石と、を含み、
前記位置決め部材は、前記偏向部材が前記第1位置に位置した場合に、前記第1磁石と前記第2磁石とが吸着する、
ことを特徴とする請求項7に記載の光学表示装置。
【請求項9】
前記第1磁石と前記第2磁石との吸着面は、前記レンズ群の前記光軸と直交する、
ことを特徴とする請求項8に記載の光学表示装置。
【請求項10】
前記偏向部材は、前記対物レンズの光入射側に配置される、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の光学表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、ディスプレイから射出された光を対物レンズと接眼レンズとの間に設けられた半透過反射性を有するビームスプリッターで反射させることで使用者の眼に導くようにする光学装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-174569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記光学装置ではビームスプリッターを取り外しすることができず、ディスプレイで映像を表示しない場合であっても外景からの光はビームスプリッターを透過する。このため、外景光の明るさが常に低下するという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様によれば、画像光を射出する画像表示素子と、前記画像表示素子から射出された前記画像光を偏向する偏向部材と、対物レンズおよび接眼レンズを含むレンズ群を収容する鏡筒を有する光学機器と、前記光学機器の前記鏡筒に設けられ、前記レンズ群の光軸に交差する方向に少なくとも前記偏向部材を移動させる移動機構と、を備える、光学表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の光学表示装置の概略構成を示す図である。
光学表示装置の断面構成を示す図である。
移動機構の動作説明図である。
第2実施形態の光学表示装置の断面構成を示す図である。
位置決め部材の要部構成を示す斜視図である。
第3実施形態の光学表示装置の正面図である。
第4実施形態の光学表示装置の要部構成を示す斜視図である。
移動機構の動作説明図である。
変形例の光学表示装置の断面構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
【0008】
図1は本実施形態の光学表示装置の概略構成を示す図である。
図1に示すように本実施形態の光学表示装置100は、双眼鏡(光学機器)2と、光学表示ユニット3と、を備えている。双眼鏡2は、左右一対の鏡筒20R,20Lと、各鏡筒20R,20Lを互いに連結する連結部21とから構成されている。各鏡筒20R,20Lは、いずれも略円筒形状を有している。鏡筒20Rの内部には右眼用レンズ群22Rが収容され、鏡筒20Lの内部には左眼用レンズ群22Lが収容されている。右眼用レンズ群22Rおよび左眼用レンズ群22Lは双眼鏡光学系を構成しており、各々の光軸PR,PLは互いに平行である。
【0009】
以下の説明では、必要に応じてXYZ座標系を用いて光学表示装置100の各部材の配置を説明する。本実施形態において、X軸に沿う方向は接眼レンズを覗く双眼鏡2の使用者Mから視た左右方向に対応し、Y軸に沿う方向は使用者Mから視た前後方向に対応し、Z軸に沿う方向はX軸およびY軸に直交し、使用者Mから視た上下方向に対応する。以下の説明においては、X軸方向と平行な方向を左右方向Xと呼び、Y軸方向と平行な方向を前後方向Yと呼び、Z軸方向と平行な方向を上下方向Zと呼ぶ。また、X軸方向のうち+X側を「左側」と呼び、Y軸方向のうち-X側を「右側」と呼ぶ。また、Y軸方向のうち+Y側を「前側」と呼び、Y軸方向のうち-Y側を「後側」と呼ぶ。また、Z軸方向のうち+Z側を「上側」と呼び、Z軸方向のうち-Z側を「下側」と呼ぶ。
【0010】
右眼用レンズ群22Rは、対物レンズ23R、接眼レンズ24Rおよびプリズムを含む。左眼用レンズ群22Lは右眼用レンズ群22Rと同様の構成を有する。左眼用レンズ群22Lは、対物レンズ23L、接眼レンズ24Lおよびプリズムを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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